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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(63)『昆虫学者、奇蹟の図鑑を作る』丸山宗利(幻冬舎新書)

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今年の読書(63)『昆虫学者、...
昆虫好きとしては、名称を同定するには必携の昆虫図鑑ですが、学研から新版として『学研の図鑑LIVE昆虫 新版』の昆虫図鑑の依頼を受けた著者<丸山宗利>の依頼から図鑑完成までの奮闘が、図鑑に採用されたカラー写真と共に7章でまとめられたのが本書『昆虫学者、奇蹟の図鑑を作る』で、2022年9月30日に発行されています。

「子供たちのために死んだ虫(標本)の写真ではなく、生きたままの虫を撮って載せたい」そんな学習図鑑は今までありませんでした。目標2千種、期限は1年、撮影はプロではなく全国の昆虫愛好家が結集、しかも〈白バック〉での撮影という最高難度のプロジェクトでした。

相次ぐ問題、積み重なる疲労、ピリつく人間関係を乗り越え、ついに日本全国7千種の生体を撮影、学習図鑑史上最大となる2800種掲載の奇跡の図鑑ができあがりました。これは無謀な挑戦に命を燃やした虫好きたちの、全記録で、ワクワクしながら読み終えました。

わたしの〈ファルコン昆虫記〉は記録としてあるがままの状態で撮影していますが、飛び回る・素早く動き回る被写体に対して、生きた状態での〈白バック〉撮影は想像を超える苦労だったとおもいますが、図鑑を見る側の同定作業には素晴らしい力を発揮してくれそうです。

昆虫採集や撮影に参加した人たちのコラム欄も挿入されていて、一層の臨場感を感じさせてくれる一冊でした。

今年は『昆虫学者はやめられない』(小松貴・新潮文庫)の発行もあり、自然分野に目が向けられているのを喜んでいます。
#ブログ #図鑑 #新書 #昆虫 #読書

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ファルコン昆虫記(965)【チョウセンカマキリ】(9)

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ファルコン昆虫記(965)【チ...
今年は、カマキリ目カマキリ科「カマキリ」との遭遇が少なく、【コカマキリ】だけでしたが、この時期にようやく褐色の【チョウセンカマキリ】と出会い、目線を合わせての角度からの撮影となりました。複眼では、デジカメがどのように映っているのでしょうか。

日本には、【オオカマキリ】、【チョウセンカマキリ】、【ハラビロカマキリ】、【コカマキリ】、【ウスバカマキリ】、【ヒナカマキリ】、【ヒメカマキリ】の7種が生息していますが、体色が緑色の本種が、一般的に「カマキリ」と呼ばれています。

【チョウセンカマキリ】は田畑や原っぱ、河川敷の草原など明るくて開けた環境を好み、いろいろな昆虫をとても強力な力がある鎌足で捕まえて捕食し、そして発達した大あごで食べてしまいますが、生きているものしか食べません。

なぜ褐色になるのか、保護色だとは思いますが、諸説仮説があるようでいまだ解明されていないようです。それでも前翅の部分は必ず緑色になるようです。
#カミキリ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(963)【オオモンシロナガカメムシ】(2)

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ファルコン昆虫記(963)【オ...
以前に同定できない昆虫(63)として、ハエ目(双翅目)だと思っていましたが、今回は一番目の脚の太さと翅形状からカメムシ目(半翅目)ではとひらめくものがあり、カメムシ目ヒョウタンナガカメムシ科の昆虫の1つである【オオモンシロナガカメムシ(大紋白長亀虫)】にたどり着くことができました。この類で体長12ミリ程は大柄な方で、森林の地上に生息し、黒褐色の細長い体に前翅に大きな白い斑紋が1対あります。

出現時期は3~11月とほぼ通年にわたってみられます。森林の地表で見られ、行動は活発で、植物の実の落下したものや地下茎などから汁を吸います。腐った果実や落下種子を専門に食べる、との指摘もあるようで、昆虫の死骸や糞なども食べることがあるとか。

もっぱら地表を徘徊するもので、他のナガカメムシ類のように植物の上に登ることはほとんどないそうです。
#カメムシ目 #ブログ #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(962)オクラの葉に【セスジツユムシ】(3)

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ファルコン昆虫記(962)オク...
育てられている方には申し訳ないのですが、各植物の「葉」が食い荒らされているのは、なにがしかのチョウ目(鱗翅目)の幼虫(毛虫・イモムシ)か、草食性の昆虫がいる証拠です。

今回は、「オクラ」の葉の虫食い穴が目につき、保護色の体色のバッタ目キリギリス科ツユムシ亜科の【セスジツユムシ】が食事中だと遅れて捉えることができました。色だけでなく、翅の模様まで「オクラの葉」とよく似ているのに驚きます。

好む食草としてはツユムシの中でも多岐にわたり、キク科、ヒユ科、マメ科、ウリ科、シソ科、クワ科、ナス科などで、花卉ではクレオメやオシロイバナをよく食べています。こう見ると、「オクラ」はアオイ科トロロアオイ属ですが、家庭菜園では、結構好物にありつけそうです。
#バッタ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(961)【ヤブキリ】(11)

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ファルコン昆虫記(961)【ヤ...
一時は、林の近くの藪をよく通り、【ヤブキリ】の幼虫などの観察の機会が多くありましたが、足を悪くしてからは通る道でもなくなり、久しぶりに、バッタ目(直翅目)キリギリス科のオスの【ヤブキリ】と遭遇しました。

【ヤブキリ】の体長(頭部より羽の先まで)は、45-55ミリ前後。体色は緑が普通です。まれに全身が黒褐色になるものもいます。羽は腹端より僅かに出ています。頭頂から羽の先まで背面を貫くように褐色の筋が入ります。

一見キリギリスに似ていますが、羽をのぞいた体長はより小さめ、後肢も短めで、樹上生活に適応したコンパクトな体型をしています。反面顎や脚の棘はキリギリスより長く、より捕食に特化し、趺節も発達しています。

また夜の活動がメインとなるため触角が長いです。羽は腹部より短くなることはなく、また特に目だった模様もありません。メスの産卵管は長めで、腹部と胸部を足したぐらいの長さ。キリギリスと異なりまっすぐに伸びています。
#バッタ目 #ブログ #昆虫 #直翅目

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ファルコン昆虫記(960)【クサカゲロウ】

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ファルコン昆虫記(960)【ク...
体長10ミリほどの小さな昆虫ですが、特徴ある翅と黄緑色の体色が目立ちましたアミメカゲロウ目(脈翅目)クサカゲロウ科【クサカゲロウ(草蜉蝣)】です。

【ウスバカゲロウ】のように記録として2方向からの撮影を試みましたが、立体的な撮影はできませんでした。

成虫の体長は10 - 30ミリほどで、触角は糸状で体は前後に細長く、翅は水滴型で、翅脈が細かい網目状に走っており、一部の種を除き斑紋はなく透明です。前翅より後翅のほうが小さい。

主に夜行性で、灯火に集まります。【クサカゲロウ】の名については、その草色の体色や、臭いのためである(「くさ(い)」カゲロウ)とする説がありますが、成虫がくさい匂いを出すのは、日本では【ヨツボシクサカゲロウ】をはじめとするクサカゲロウ属の数種と【シロスジクサカゲロウ】および【キントキクサカゲロウ】だけであり、多くの種の成虫は悪臭は出しません。
#アミメカゲロウ目 #ブログ #昆虫 #脈翅目

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ファルコン昆虫記(959)【セスジツユムシ】(2)

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ファルコン昆虫記(959)【セ...
鮮やかな緑色の体色がきれいなバッタ目キリギリス科ツユムシ亜科の【セスジツユムシ(背条露虫)】です。

オスの背中には茶褐色の筋が、メスの背中には黄白色の筋が入ります。全身が茶色い褐色型もいます。触角と後脚が大変長く、写真では本体を大きく見せるために、触覚の先はカットしています。

キリギリス科の仲間は肉食性が多いのですが、本種はいろいろな植物の葉を食べる草食性です。食草はツユムシの中でも多岐にわたり、キク科、ヒユ科、マメ科、ウリ科、シソ科、クワ科、ナス科などで、花卉ではクレオメやオシロイバナをよく食べています。低木の上や丈の高い草にとまっていることが多いようです。

主に夜に活動し、「チチチ・・・、ジーッチョ」と鳴きます。
#バッタ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(958)【コカマキリ】(2)

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ファルコン昆虫記(958)【コ...
枯れ葉のような色をした小ぶりのカマキリですので気を付けていなければ踏みそうになりました、カマキリ目カマキリ科カマキリ亜科の体長50ミリほどの【コカマキリ 】です。

林の周辺から、草原、人家周辺まで、幅広い環境で生息。前脚の鎌の内側には黒や赤紫の模様があります。翅の真ん中あたりに淡い褐色をした一対の斑紋があります。

体色は褐色のものがほとんどですが、稀に緑色型の個体が見られます。。地表を歩き回っていることが多く、地上生が強いことは土色をした体色にも関係していると考えられ、さまざまな昆虫などを捕らえて食べます。

【オオカマキリ】【ハラビロカマキリ】と比べますとかなり小さいです。好戦的ではなく、危険を感じるとオオカマキリのように鎌を広げて威嚇せず、素早く逃げたり死んだふりをしたりします。
#カマキリ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(956)【シロオビノメイガ】(7)

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ファルコン昆虫記(956)【シ...
チョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の【シロオビノメイガ】ですが、(7)回目の登場で、体長15ミリ・開帳25ミリほどの小さな蛾ですが、名称の〈白帯〉のよく分かる画像が撮れました。

前翅、後翅はともに黒褐色で、それぞれのほぼ中央に白色の太い帯が1本あります。前翅にはこの他に前縁から後縁に向けて中央部まで1本の白帯があります。

生態としては、休眠性なく、耐寒性は乏しく、春の発生はほとんど見られません。成虫は一般には7月頃から発生し、発生が多くなるのは、8月以降で9、10月に急増します。年間5~6回発生します。初秋の場合、卵期間4~5日、幼虫期間12~15日、蛹期間10~15日のようです。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(954)【オンブバッタ】(11)

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ファルコン昆虫記(954)【オ...
今年は5年ぶりに【ショウリョウバッタ】の確認ができましたが、形を小さくしたよく似た姿のバッタ目(直翅目)オンブバッタ科オンブバッタ属の【オンブバッタ(負飛蝗)】とは7年ぶりの対面となりました。

成虫の体長はオス25mm、メス42mm前後で、バッタとしては小型の部類に入ります。写真はメスで、体つきもずんぐりとしています。

頭部はショウリョウバッタのように前方に尖り、先端付近に触角と複眼が並んでつく。体の断面は三角形に近く、複眼・前胸部・後脚腿節にかけての白い線で背面と腹面が分かれる。

成虫の翅は前後とも先端が尖っています。また、前翅の陰に隠れた後翅は透明ですが、基部が黄色みを帯びています。翅は長いが飛ぶことはなく、後脚での跳躍や歩行によって移動します。飛翔可能な長翅型が現れることもあります。

体色は「緑色」と「淡褐色」の二通りがありますが、淡褐色系ではたまにピンク色に近い個体も見かけられます。体表は側面の白線以外ほぼ同一色で、特に目立つ模様はありません。
#バッタ目 #ブログ #昆虫 #直翅目

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