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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#昆虫」の検索結果1193件

ファルコン昆虫記(1027)【クマゼミ】(9)

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8月も後半に入り、住居地周りの【クマゼミ】の鳴き声も、少し小さくなってきたようですが、カメムシ目(半翅目)セミ科に分類される【クマゼミ】を見つけることができました。

成虫の体長は60-70ミリほどあり、日本特産種の大型のセミで、日本産のセミの中では、「ヤエヤマクマゼミ」に次いで大きな体をしています。翅は透明で、付け根付近の翅脈は緑色で、「アブラゼミ」「ミンミンゼミ」に比べて頭部の幅が広いのですぐに見分けられます。

近くに仲間の【クマゼミ】がいないと、鳴き終わってすぐに別の場所に飛んで移動するという習性があります。これは出現初期や末期に顕著に見られます。一方、近くで【クマゼミ】が鳴くと競り合うように鳴き、群集する習性が見られます。
#カメムシ目 #セミ科 #ブログ #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1025)【ワタノメイガ】

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淡い黄褐色地に茶褐色の翅模様がとても特徴的できれいな、開帳30ミリほどのチョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の【ワタノメイガ(綿野螟蛾)】です。

幼虫は「ムクゲ」「ワタ」「フヨウ」「オクラ」「タチアオイ」、などのアオイ目アオイ科植物の葉を巻いて、中で葉を食害します。若齢幼虫の色は乳白色。体長2cmほどの老齢幼虫になると、体色が淡い緑色で、頭が黒くなります。

前回の同じツトガ科ノメイガ亜科の色鮮やかな【アメリカピンクノメイガ】と同様に嫌われがちな「蛾」でありながら、自然の作り出す翅の模様や色合いに興味が尽きません。
#アオイ科 #チョウ目 #ツトガ科 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1024)【マイマイガ】の幼虫

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成虫になる「蝶」や「蛾」がいるということは、完全変態ですので、幼虫段階があります。

鳥などから狙われても、躊躇させるような毛と配色が特徴的なチョウ目(鱗翅目)ドクガ科 マイマイガ属 の【マイマイガ(舞舞蛾)】の幼虫がいました。時期的に各種幼虫との遭遇は遅いように思えますが、猛暑日等の気温との関連があるのかもしれません。

幼虫は典型的な毛虫で、頭部には1対の縦長の黒斑があり、目玉のように見えます。背面には目立つ二列の点が並んでいます。この点の色は個体にもよりますが頭寄りの5対のみ青、それ以降の6対は赤くなるものが多いようです。成長すると体長60ミリほどになります。
幼虫には1齢幼虫にのみ毒針毛があり触れると皮膚炎を引き起こします。「卵」、「2齢以降の幼虫」、「繭」、「成虫」には毒針毛はありません。

成虫は、性的二形が顕著で、オスは茶褐色、メスは白い色をしています。大きさも異なりオスは体長20ミリから50ミリ程度、メスは50ミリから大きな個体では100ミリほどにもなります。
#チョウ目 #ドクガ科 #ブログ #幼虫 #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1023)ブルーサルビアに【ヤマトシジミ】(38)

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昨日のきれいな赤紫色の翅のチョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の【アメリカピンクノメイガ】の幼虫の食草がシソ科とのことで、再会を期待してプランターに植えられていますサルビア類を眺めておりましたら、今度はチョウ目・シジミチョウ科・ヒメシジミ亜科の【ヤマトシジミ】が吸蜜に訪れ、花の中心部に頭から突っ込んで、横向きに姿勢を保持しています。

シソ科サルビア属【サルビア・ファリナセア】は〈ブルーサルビア〉とも呼ばれる青い花がきれいな植物で、北アメリカおよび中央アメリカが原産の多年草ですが、寒さに弱いので日本の気候では冬越しはできない1年草扱いです。

サルビアだけで見ると世界中に数百種類という数が存在します。よく見かける赤いものは「スプレンデンス」という品種。ブルーセージもサルビアの仲間ですので品種のひとつと数えられます。

花弁には白色のスポットが入り、スポットは花蜜標識として、蝶々や花蜂を引き寄せる働きがあります。そのため、開花期間中は蜜を求めて花の周りを花蜂や蝶々がよく飛び回っていますので、昆虫撮影には楽しみがある花たちです。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #植物 #花 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1022)【アメリカピンクノメイガ】

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全長10ミリ、全開帳幅10ミリほどの小さな飛翔物体でひらひらと飛んでいましたので、【ヤマトシジミ】かなとしばし飛翔を眺めておりました。

葉の裏側に留まったところをうまく捉えることができました。赤紫色の翅の色から初見ではチョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の「マエベニノメイガ」かと思いましたが、本体の中央部あたりも赤紫色ですので、同じツトガ科ノメイガ亜科の【アメリカピンクノメイガ】と同定しました。

ノメイガの仲間は日本に300種ほど分類されていますが、名称通り外来種になります。どのようにして日本へやってきたのかは不明ですが、日本では2019年に岐阜県で初めて発見され、同年滋賀県で2例目が確認されています。

幼虫の食草はシソ科アキギリ属のサルビア仲間などですが、サルビアの仲間の植物も最近人気が高く、公園など街中の花壇でも多く植えられ、【アメリカピンクノメイガ】は都市部でも見かける環境が整いつつあるようです。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1021)メスの【ヤマトシジミ】(37)

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レンズを向ける前には、翅をたたんでいましたチョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミ亜科の【ヤマトシジミ】でしたが、シャッターを切った時には翅を広げていました。

【ヤマトシジミ】の翅は、後胸背部には後翅がつき、前翅は直角三角形型、後翅は楕円形型です。雌雄で翅色が異なり、「オス」の翅表は青色から青白色で、前翅では翅外縁部に黒色の帯を有し、後翅では翅外縁部および前部に黒色の帯があります。「メス」では前後とも一様に黒色から蝋色をしています。

翅裏は雌雄ほぼ同一で灰褐色の地色に、円形またはくの字型の黒色斑紋があります。地色はオスではやや青みを帯びています。斑紋は翅の基部側より基部斑列、中央斑列、第3斑列、第2斑列、第1斑列に分かれ、前後翅とも基部斑列に4から6個、中央班列に1個(くの字型)、第3斑列、第2斑列、第1斑列に7個から9個の黒色斑紋が並んでいます。各斑紋は翅脈を越えません。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1020)【アオメアブ】

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力強い飛翔で、一気に4~5メーターは上昇力があるハエ目(双翅目)ムシヒキアブ科の【アオメアブ】です。

体長30ミリほど、体色は黄褐色で、美しい緑色の複眼を持ち、脚は黒色で、すねの部分が鮮やかな黄褐色をしています。

名称の由来ともなっています「青い目」ですが、複眼の色は光線の加減によって赤色や緑色に変化します。

草原や林の周辺で見られ、甲虫やハエ、アブなど、他の昆虫を捕まえて体液を吸うだけあって、瞬時の飛翔能力は優れ、丈夫そうな足で獲物を捕まえる攻撃的な体形を見せてくれています。
#ハエ目 #ブログ #双翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1019)【アミメクサカゲロウ】

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黄緑色の体と水滴型で透明な二対の翅もつアミメカゲロウ目(脈翅目)クサカゲロウ科 の【アミメクサカゲロウ】です。

「クサカゲロウ」の名は、その草色の体色や、臭いためである(「くさ(い)」カゲロウ)とする説がありますが、成虫がくさい匂いを出すのは、日本ではクサカゲロウ属やプレシオクサカゲロウ属、キントキクサカゲロウ属などの一部の種であり、多くの種は悪臭を出しません。

クサカゲロウ科は世界に87属1300種ほどが分類されています。大きく3亜科に分けられ、その中でも一般的なグループであるクサカゲロウ亜科はさらに4族に分けられています。このうち日本に分布するのは2亜科(クサカゲロウ亜科では4族のうち3族45種と種とされています。

【アミメクサカゲロウ】の体長は30ミリほどで、触角は糸状で体は前後に細長い。翅は水滴型で、翅脈が細かい網目状に走っており、斑紋はなく透明です。前翅より後翅のほうが小さく、主に夜行性で、成虫は、花粉や花蜜、半翅目昆虫の排出する甘露などを食べています。

このクサカゲロウ科の卵は、俗に「憂曇華」または「優曇華」(いずれも『うどんげ』と読む)の花と呼ばれているようです。
#アミメカゲロウ目 #ブログ #昆虫 #脈翅目

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ファルコン昆虫記(1018)【アブラゼミ】

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保護色的な色合いの枝の間にいました、カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目(同翅亜目)セミ科に分類されるセミの一種【アブラゼミ(油蟬・鳴蜩)】は、褐色の不透明な翅をもつ大型のセミです。

体長は60ミリ程度 で、「クマゼミ」より少し小さく「ミンミンゼミ」と同程度です。頭部は胸部より幅が狭く、上から見ると頭部は丸っこい。体は黒褐色から紺色で、前胸の背中には大きな褐色の斑点が2つ並んでいます。セミの多くは透明の翅をもちますが、【アブラゼミ】の翅は前後とも不透明の褐色をしていて、世界でも珍しい翅全体が不透明のセミです。

鳴き声は「ジー…」と鳴き始めたあと「ジジジジジ…」とも「ジリジリジリ…」とも聞こえる大声が15~20秒ほど続き「ジジジジジー…」と尻すぼみで鳴き終わります。単調で、抑揚のある「ニイニイゼミ」と識別出来ます。「ジジジジジ…」というのが「油で揚げるような」という形容を使われることが多く、【アブラゼミ】という和名はこれに由来しています。
#カメムシ目 #ブログ #半翅目 #昆虫

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ファルコン植物記(2140)【ハナカンザシ】

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「ヤマトシジミ」の飛翔を見つけ、見守っていましたら、プランターに咲く白い花(左手前)に留まった瞬間をとらえることができました。黒い斑点模様の翅の側面を移す余裕はなく飛び立ちましたが、白い多弁の花も気になりました。

花姿や葉や蕾の形状から、キク科ロダンテ属の【ハナカンザシ】だと同定しました。花径は20ミリほど。花弁は八重咲きですが、花弁に見えるのは「総苞片」であり、中央に見える黄色い部分が「筒状花」です。

原産地はオーストラリア西南部、乾燥を好むので、砂地ではよく成長します。雨に当たると茎が細く倒れやすいです。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、気温と湿度の高い環境が苦手なことから、日本では一年草として育てられます。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #植物 #花 #鱗翅目

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