ファルコン昆虫記(1075)【メスアカケバエ】
4月
24日
白い壁にとまっていましたので目立ちました、体長12ミリほどのハエ目(双翅目)ケバエ科の【メスアカケバエ】の《雄》です。
ケバエ科に含まれる種は世界に約7属700種、日本には5属36種ほどが知られ、(794)【ハグロケバエ】や(978)【ウスイロアシブトケバエ】などがいます。
【メスアカケバエ(雌赤毛蠅)】の名前の通り、《雌》のみが胸部・腹部が淡赤褐色です。《雄》の体色は全体光沢がある黒色です。翅はやや濃い褐色で後方は淡い。翅脈はすべて褐色をしています。
生息場所は主に屋外で、雑木林の周辺でよく見られます。成虫の発生時期は3~6月である。幼虫は主に落ち葉などを食べて育ちます。成虫の餌は花の蜜などで、特に実害はなく、不快害虫ですが、成虫の発生は春季に限られており、この時期を過ぎるといなくなります。