ファルコン昆虫記(1109)【セマダラコガネ】(7)
6月
14日
今年もアンテナのような〈触覚〉を持つ、かわいい全長10ミリほどのコウチュウ目 (鞘翅目)コガネムシ科セマダラコガネ属の【セマダラコガネ】と遭遇でき、(7)回目の登場となりました。
日本各地でごく普通種で、前胸背と前翅の上に黒いまだら模様があります。成虫も幼虫も植食性で農業害虫です。日本固有種でしたが、北アメリカに移入して〈オリエンタルビートル〉と呼ばれ、芝生の害虫として知られています。
発生は年1回で、成虫は6月~8月に見られます。昼行性で、広葉樹を中心に様々な植物の葉や花を食べる害虫です。
薄茶色と黒色のまだら模様の小さなコガネムシですが、体色には個体変異があり、全身が黒色のものもいます。