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- ファルコン昆虫記(1068)【セスジツユムシ】(6)
昨日の神戸の最高気温は「17.7度」でした。一昨日には、サトイモ科の「カラー」の葉の上で(1066)【ツマグロオオヨコバイ】や(1067)【マルカメムシ】を12月に入って観察できましたが、まだ、バッタ目キリギリス科ツユムシ亜科の【セスジツユムシ(背条露虫・背筋露虫)】の「メス」が活動していました。
体長(頭部より羽先まで)は30~40ミリ程度。全身鮮やかな緑または淡褐色から褐色。【ツユムシ】よりも幾分頑丈な体つきで、脚はやや太く、短い。特に「メス」で顕著です。雌雄で体型・色彩が若干異なり、一見では別種のように見えます。
「オス」は頭部、前胸に褐色に縁取りのある橙色の筋、羽には褐色の筋、「メス」では頭頂から羽の先まで乳白色の筋が入ります。普通「メス」の方が羽は短いのですが、稀に長翅型が現れこの場合のみ「オス」の体長を超えます。
特に「メス」の産卵管は、(1028)【ヤブキリ】の「メス」の産卵管のようにまっすぐ伸びておらず、非常に短く腹部の半分ほどで、《小鎌の刃のような形》をしているのが、見て取れると思います。
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