ファルコン昆虫記(1050)【オオカマキリ】(10)
10月
13日
10月になり、ようやく体長90ミリほどのカマキリ目カマキリ科の【オオカマキリ】のメスと遭遇しました。
腹部が大きく膨らんでいますので、産卵が近そうです。交尾を済ませたメスは、植物の枝に200個ほどの卵が入った泡状の卵鞘を産みつけますが、天敵への対処からそれを一つだけではなく、各所に何個かに分けて産み分けます。産卵を済ませたメスは腹部が急速に小さくなり、このような産卵を数度に渡り繰り返して最期を迎えます。
メスの「カマキリ」は、産卵のために大きな腹部となり、また触覚がオスに比べて短いのが特徴です。そのほか、腹部端部に4本の突起物があるのがオスで、メスは2本出ていますので、見分けることができます。