英医学誌『BMJ』(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)は、今夏の東京五輪・パラリンピックについて、「今年の夏に開催する計画は緊急に再考されなければならない」と訴える、国立病院機構三重病院の<谷口清州>氏、英キングス・カレッジ・ロンドンの<渋谷健司>氏、英エディンバラ大の<デビ・スリダー>氏らが名を連ねた論文を掲載しています。公開は14日付。日本政府などの大会を安全に開催する能力を疑問視しています。
東京五輪をめぐっては、開幕まで100日を切りましたが、国内外から大会に対する懸念の声が次々と上がる事態に発展しています。
論文は「他のアジア太平洋の国々と異なり、日本は新型コロナウイルスを封じ込めていない」と指摘。その上で「限定的な検査能力とワクチン展開の遅れは、政治的指導力の欠如に起因している」と批判しています。
加えて、「国内観客数の上限はまだ決まっていないが、逼迫する医療体制と非効率な検査・追跡・隔離の仕組みは、大会を安全に開催し、大量動員によって起きる感染拡大を封じ込める日本の能力を大きく損なうだろう」と懸念を示しています。
日本国内では15日、新たに「4576人」の感染者の発表がありました。4千人を超えたのは、(1月28日)の「4231人」以来になります。感染者の累計は、観光船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客乗員の(712人)を含めて52万2225人になっています。
死者は、東京都で9人、北海道で5人、大阪府で4人、千葉県で2人、奈良県で2人、山形県で2人、愛知県で2人、福岡県で2人、長野県で2人、兵庫県で1人、埼玉県で1人、徳島県で1人、福井県で1人、群馬県で1人、の計「35人」の報告があり、死者数の累計は9559人となりました。
新規感染者は、首都圏では東京都729人(591人)、神奈川県242人(205人)、埼玉県188人(145人)、千葉県144人(97人)、また大阪府1208人(1130人)、宮城県53人(96人)、愛知県218人(216人)、北海道101人(77人)、沖縄県134人(137人)、京都府107人(125人)、奈良県81人(94人)、福岡県109人(156人)、長野県39人(62人)、新潟県36人(37人)、愛媛県43人(30人)、などとなっています。【註】( )は、前日の感染者数です。
兵庫県では、新たに「493人」の感染を確認したと発表しています。新規感染者数は(4月14日)の「507人」に次ぐ過去2番目の多さで、累計患者数は2万4286人になっています。
また、尼崎市が「1人」の死亡を確認し、累計死者数は618人になりました。
発表自治体別の新規感染者は、神戸市「162人」、姫路市「24人」、尼崎市「59人」、西宮市「43人」、明石市「40人」、県所管分(36市町)として「165人」でした。
15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比305ドル10セント(0,9%)高の3万4035ドル99セントと過去最高値を更新して取引を終えています。
米景気回復の加速を期待した買いが優勢となり、初めて3万4000ドルを突破しています。
米商務省が15日発表した3月の小売り売上高が前月比9・8%増と市場予想を大きく上回って増加し、景気の先行きに対する楽観的な見方が広がりました。
また今月10日までの週の新規失業保険申請件数が約1年1カ月ぶりの低水準となったことも好感され、主要企業が相次いで好決算を発表していることも、投資家心理の改善につながったようです。
15日18:00、観客数7376人の阪神甲子園球場で行われました対広島5回戦は、阪神が「4-0」で勝ち5連勝としています。
昨年リーグ2位の28本塁打を放った阪神<大山悠輔>(26)が、今季17試合目68打席目で待望の1号本塁打を放っています。
初回2死一塁から広島先発<床田>の低めのツーシームをすくい上げ、左翼スタンドへ先制2ランとしています。
<大山悠輔>が打点を挙げた試合は昨季から1分けを挟んで16連勝中で、加えて今季チームは先制すれば12戦全勝としています。幸先の良い1発となりました。
また、2点リードの4回には<佐藤輝明>が、<床田>が投じた直球をバックスクリーンへ5号2ランとしています。
球団新人が4月末までに5本塁打を放ったのは、2リーグ分立制以降史上初の快挙です。1969年<田淵幸一>の3本、2019年<近本光司>の4本を越えた記録です。そして新人が甲子園で2試合連発は2015年の<江越大賀>以来となっています。
また先発の<秋山拓巳>は、7回打者27人に対して、110球3安打4三振、珍しく四球が3と多くなっていましたが、無失点の好投で2勝(1敗)目を挙げています。
政府は15日、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用対象に、感染者が急増する埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県の4県を追加する方針を固めています。
適用期間は4月20日から5月11日。16日に専門家らによる基本的対処方針分科会を開き、意見を聴取した上で正式決定されます。
この追加で、措置の適用は、初適用の<宮城県・大阪府・兵庫県>に追加されました<東京都・京都府・沖縄県>など6都府県から10都府県に拡大します。
<菅義偉>首相は15日、関係閣僚と首相官邸で協議。この後、記者団に愛知県などに重点措置を適用する方針を表明しました。米国訪問で不在中の国内対応に関しては「加藤勝信官房長官に(政府対策本部の)本部長代理として必要な対応を取るよう指示した」としています。
体操の東京五輪代表選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権は15日、群馬県の高崎アリーナで開幕し、女子予選で2連覇を目指す<村上茉愛>(24・日体ク)が跳馬、床運動で高得点をマークし、4種目合計56・266点で首位に立っています。
難度を落とした跳馬、構成を変えた平均台、最終種目となった段違い平行棒と着地をぴたりと決め、後続を大きく引き離しました。2018年世界選手権銀メダリストが、東京五輪での頂点を目指して好発進しています。
南米ペルーの大統領選は14日、選挙管理当局による集計作業が99・66%まで進み、日系2世の<フジモリ>元大統領(82)の長女で保守派の<ケイコ・ソフィア・フジモリ・ヒグチ>氏(45)が得票率13・36%の2位を維持しました。
19・12%で首位に立つ急進左派の小学校教師、<カスティジョ>氏(51)とともに、<ケイコ>氏が6月6日の決選投票への進出を確実にしています。
3位の右派の企業家<ロペスアリアガ>氏(60)の得票率が11・68%に止まり、残り全ての票を獲得しても<ケイコ>氏を逆転する見込みがなくなっています。
当選に必要な過半数の票を得る候補は出ず、規定により決選投票を行うことになります。
日本カメラ社(東京都中央区)は4月15日、月刊のカメラ雑誌『日本カメラ』を2021年5月号をもって休刊すると発表しています。4月30日に会社を解散します。
1954年創刊の「カメラ毎日」(毎日新聞社)が1985年に休刊、2020年7月には日本最古のカメラ月刊誌『アサヒカメラ』(朝日新聞出版)が休刊していますので、これで三大カメラ誌すべてが無くなり、往年のカメラファンには、残念な出来事が続きます。
休刊の理由について同社は「雑誌媒体の出版を継続することが困難となり、通巻964号となる今号をもって、残念ながら休刊することになりました」としています。
日本カメラは『アマチュア写真叢書』として1948年(昭和23年)10月に創刊(当時の社名は光藝社)。1950年3月に『日本カメラ』と改題し、カメラの最新情報や写真家の紹介などを続けてきました。
<三谷幸喜>が脚本を手掛け、<小栗旬>が「北条義時」役で主演を務める2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の「第二次出演者発表」として新たなに<新垣結衣>の「八重」、<佐藤浩市>の「上総広常」、<西田敏行>の「後白河法皇」のキャストが発表されています。
「八重」は、主人公「北条義時」(小栗旬)の〈初恋の人〉にして、「源頼朝」(大泉洋)にも愛される女性、「上総広常」は、上総・下総(現在の千葉県中~北部)に領地を持つ豪族で、「源頼朝」の挙兵に応じた〈坂東(関東)の巨頭〉、「後白河法皇」は、「平清盛」に幽閉されて院政を停止され、「源頼朝」に助けを求める〈日本一の大天狗〉役となります。
『鎌倉殿の13人』は、2004年の『新選組!』、2016年の『真田丸』に続き3度目の大河ドラマとなる<三谷幸喜>が作り出す予測不能のエンターテインメント作品となるようです。
昨年11月16~20日に第一次出演者として、24人のキャストが発表されています。
建築設計を生業としている立場として、読書の分野に入るのか怪しげな一冊として2021年3月20日に発行されています<日本建築学会>編集の『空間・五感』(2750円・井上書院)です。
タイトルの通り、「視覚」・「聴覚」・「触角」・「嗅覚」・「味覚」の五感に加え「時間」・ 「多様な感覚」の全7章に有名建築を振り分けて、写真と解説文で組まれたハンドブック的な構成でした。
さすが学会として資料的といいますか学術的でなければいけないと言う編集方針が気になり、本来の「建築」の持っている「権力」と「金(富・財力)」という根源的な分野での視点の切り込みがなく、つまらなく感じながら写真だけ眺めていました。
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