10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。終値は前日比240ドル04セント(0.66%)安の3万6079ドル94セントで取引を終えています。
10日朝発表の10月の米消費者物価指数(CPI)が(6.2%)と、1990年以来の高い伸びとなりました。前月比でも市場予想を上回っています。エネルギー価格の高騰に加え、中古車や家賃など全般に値上がりしました。
インフレ懸念が改めて強まり、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを前倒しするとの観測が売りにつながっています。主要株価指数は過去最高値圏にあり、利益確定売りも出やすい情況でした。
(CPI)を受け、米長期金利が一時(1.50%)に上昇し、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株が売られています。
10日、<岸田文雄>首相は記者会見で、新型コロナウイルスの経口治療薬「モルヌピラビル」について、「今後の切り札。年内実用化を目指す」と述べています。
厚生労働省が薬事承認し次第、計160万回分を医療現場に提供します。新型コロナの飲み薬の実用化は、国内で初めてになります。
開発する米製薬大手「メルク」も同日、「モルヌピラビル」の供給を日本政府と合意したと発表しました。価格は約12億ドル(約1350億円)で、同社は近く承認申請する見通しです。
年内にも20万回分が日本政府側に受け渡され、来年2月と3月にそれぞれ20万回分が納入され、残り100万回分についても国内向けに確保したといいます。
「モルヌピラビル」はウイルスの増殖に必要な酵素の働きを阻害する抗ウイルス薬。「メルク」と米バイオ医薬品企業「リッジバック・バイオセラピューティクス」が共同開発しています。今月4日には英国で承認されています。
日米などで実施した臨床試験(治験)では、軽症や中等症の患者の入院・死亡リスクを50%削減しています。投与した人の死亡はゼロでした。
10日、欧州連合(EU)司法裁判所の一般裁判所(ルクセンブルク)は米IT大手「グーグル」が自社の商品価格比較サービスを優遇して公正な競争を妨げたとして、同社に約24億2千万ユーロ(約3160億円)の制裁金を科した(EU)欧州委員会の決定を支持し、取り消しを求めた「グーグル」側の訴えを退けています。
欧州委は、グーグルのインターネット検索で商品を調べる際、価格を比較できる「グーグル・ショッピング」の検索結果が画面上で最も目立つ位置に表示され、他社の同様のサービスの結果が下位となることを問題視。ネット検索での支配的地位を乱用しているとして制裁金を科していました。
裁判所は、インターネット検索市場で圧倒的なシェアを誇る「グーグル」が支配的地位を乱用したと認定しています。巨大IT企業の影響力抑制を狙う欧州委の動きを後押しする形となりました。
「グーグル」にとっては、大きな打撃となりますが、「グーグル」側は上級審に上訴することができます。
(CPI)の推移(前年比)
10日、米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI、1982~84年=100)は前年同月比(6.2%)上昇しています。伸びは前月(5.4%)から大幅に加速、1990年11月以来約31年ぶりの高水準となっています。市場予想の(5.8%)も上回り、強いインフレ圧力が続いていることが示されています。
新型コロナウイルス感染抑制措置が解除され、経済活動の再開に伴って需要が一気に膨らむ一方、供給が追い付かないことが物価を押し上げました。
変動の激しいエネルギーと食料品を除いた指数も(4.6%)上昇(前月4.0%上昇)と、1991年8月以来30年ぶりの大きな伸びとなっています。
9日、フランス革命中に処刑された王妃<マリー・アントワネット>が所有していたダイヤモンドのブレスレット2点がスイス・ジュネーブで競売に掛けられ、745万9000スイスフラン(約9億2500万円)で落札されています。
当初の予想落札価格は200万~400万スイスフラン(約2億5000万~5億円)でした。
競売商クリスティーズによりますと、1776年ごろに発注されたブレスレットには、ダイヤモンド計112個があしらわれ、それぞれの長さは18.7センチ、重さは97グラムの仕様です。
クリスティーズの欧州部門責任者は「フランス史で最も重要な時代を物語るものであり、魅力と栄光、ドラマが染み込んでいる」と評しています。
スタジオジブリの<宮﨑駿>監督アニメーション映画『千と千尋の神隠し』が、<橋本環奈>&<上白石萌音>がダブルキャストで「千尋」役を演じる舞台化が決定しています。
2022年2月28日(月)から東京・帝国劇場を皮切りに、4月に大阪、5月に福岡、6月に札幌、6月・7月に名古屋で上演されます。東京公演の一般前売は2021年12月18日(土)より受付されます。
2001年公開されました『千と千尋の神隠し』は、米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したスタジオジブリの代表作品。主人公の少女「千尋」が〈八百万の神々の世界〉へと迷い込む壮大なファンタジーは、長い年月が経った今なお世界中で人気があります。
今回の舞台化にあたっては、ミュージカル『レ・ミゼラブル』」の世界初演の潤色・演出を担った<ジョン・ケアード>(英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアソシエイトディレクター)が翻案と演出を担当しています。
そして物語をリードする主人公「千尋」役には、日本を代表する人気女優がダブルキャストで担当。『キングダム』続編や『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』など、数々の話題作に出演する<橋本環奈>と、ドラマや舞台やをはじめ、『君の名は。』で声優も務めた<上白石萌音>のふたりが、それぞれ「千尋」役を演じます。
<ジャスティン・T・リー>、<スティーヴン・ラリビエー>、<デヴィッド・エリオット>が監督を務め、2022年1月7日より全国で公開されますサンダーバード55/GOGO』の予告編と、日本語版キャストが、公表されています。
『サンダーバード55/GOGO』は、1965年にイギリスで放送が開始された特撮テレビシリーズ『サンダーバード』の完全新作で、イギリスの熱狂的なファンがクラウドファンディングによって制作したエピソードを、<樋口真嗣>が日本公開用に再編集した特別版で、国際救助隊の本格始動までを描く『サンダーバード登場』を含む3話構成となっています。
公開された予告編は、テレビシリーズのオープニングでもおなじみの「5!」からのカウントダウンでスタート。メインテーマに日本語の歌詞を付けた『サンダーバードの歌』をバックに、国際救助隊のメンバーたちやメカが映し出されています。
今作の中心人物で、モデルもこなす貴族の娘にして元スパイの国際救助隊員「ペネロープ」は<満島ひかり>が演じています。55年前のテレビシリーズでは<黒柳徹子>が声を当てた役を、ドラマ『トットてれび』( 2016年 4月30日 から 6月18日・NHK)で「黒柳徹子」役を演じた<満島ひかり>が引き継ぐ形です。予告編のラストには<満島ひかり>演じる「ペネロープ」と、<井上和彦>が演じる執事「パーカー」のやり取りも収められています(画像)。
そのほかの日本語キャストとして、「ジェフ・トレイシー」役に<大塚芳忠>、「スコット・トレイシー」役に<森川智之>、「バージル・トレイシー」役に<日野聡>、「ジョン・トレイシー」役に<櫻井孝宏>、「ゴードン・トレイシー」役に<江口拓也>、「ブレインズ」役に<堀内賢雄>、「フッド」役に<立木文彦>が声を当てます。
2020年4月からNetflixで配信された「攻殻機動隊」シリーズ初のフル3DCGアニメーション「攻殻機動隊 SAC_2045」のシーズン1に新たなシーンを追加して再構成し、全編フルグレーディングを施した劇場用長編アニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』が、2021年11月12日より全国で公開されます。
「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズの<神山健治>と「APPLESEED」シリーズの<荒牧伸志>が共同監督を務めたシーズン1全12話をもとに総監督を務め、『新聞記者』(2019年) ・ 『ヤクザと家族 The Family』(2021年)などの実写映画で活躍する<藤井道人>が監督として構成を手がけています。
2045年。経済災害「全世界同時デフォルト」の発生とAIの爆発的な進化により、世界は計画的かつ持続可能な戦争「サスティナブル・ウォー」に突入。全身義体のサイボーグ「草薙素子」と元公安9課のメンバーたちは、廃墟が横たわるアメリカ大陸西海岸で傭兵部隊として活動していました。そんな彼らの前に、驚異的な知能と身体能力を持つ存在「ポスト・ヒューマン」が出現。大国間の謀略が渦巻く中、再び「攻殻機動隊」が組織されます。
声優陣は「草薙素子」に<田中敦子>、「荒巻大輔」に<阪脩>、「バトー」に<大塚明夫>、「トグサ」に<山寺宏一>、「シマムラタカシ」に<林原めぐみ>が声を当てています。
10日、ヤフーニュースと本屋大賞が共催し、書店員の投票で選ばれる「2021年ノンフィクション本大賞」は、教育学者<上間陽子>さん(琉球大学教育学研究科教授)の『海をあげる』(筑摩書房)に決まっています。賞金に当たる「取材支援費」は100万円が授与されます。
受賞作『海をあげる』は、沖縄の人々の日常が政治に踏みにじられるさまをつづったエッセー集です。
<上間陽子>さんは1972年、沖縄県生まれ。暴力から逃れた沖縄の女性たちが、自分の居場所を築くまでを描いた『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち 』(太田出版)、共著に『若者貧困』(明石書店)などの著書があります。
左から<加治将樹> <勝地涼> <山田裕貴> <遠藤憲一> <松本岳>
<山田裕貴>を主演として、<福田雄一>と<佐藤さやか>が脚本を手がけた『志村けんとドリフの大爆笑物語』に<遠藤憲一>、<勝地涼>、<加治将樹>、<松本岳>が出演することが公表され、フジテレビ系で12月に放送される予定です。
<福田雄一>が演出を担当した本作は、2020年3月、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎でこの世を去った<志村けん>の半生を描く物語です。
<山田裕貴>扮する「志村けん」がボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるようになり、人気タレントへの階段を駆け上がっていくさまが描かれます。
発表された新キャストが演じるのはザ・ドリフターズのメンバー。<遠藤憲一>が「いかりや長介」、<勝地涼>が「加藤茶」、<加治将樹>が「高木ブー」、<松本岳>が「仲本工事」役でキャスティングされています。
ドラマではザ・ドリフターズが出演していた番組『8時だョ!全員集合』・『ドリフ大爆笑』の一場面も登場。さらに「志村」と「いかりや」との関係など、ドラマのために取材し、初めて判明した裏話も盛り込まれているようです。
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