名優の<クリストファー・プラマー>さんが、2月5日にアメリカ・コネチカット州の自宅で亡くなられています。91歳でした。
1929年12月13日生まれ、カナダ・トロント出身です。ブロードウェイで俳優としてのキャリアを始め、1958年に<シドニー・ルメット>監督の『女優志願』が映画初出演でした。1965年、世界的な大ヒットを記録したミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』(監督: ロバート・ワイズ)の「トラップ大佐」役で一躍その名を高めました。
ロシアの文豪「トルストイ」を演じた『終着駅ートルストイ最後の旅ー』(2010年・監督:マイケル・ホフマン )では、アカデミー賞の助演男優賞に初ノミネート。ほか『空軍大戦略』の「コリン少佐」、『スター・トレック VI 未知の世界』の「チャン将軍」といったキャラクターでも知られています。
2012年には<マイク・ミルズ>監督作『人生はビギナーズ』にて、主人公の父親で、晩年にゲイをカミングアウトする役柄を演じアカデミー賞最高齢82歳で助演男優賞を獲得しています。2017年製作の 『ゲティ家の身代金』(監督: リドリー・スコット)では映画の完成後、<ケヴィン・スペイシー>のセクハラ騒動による降板によって再撮影に急遽参加します。大富豪「ゲティ」の代役を務め、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞映画部門の助演男優賞にノミネートされました。
日本では3月5日に出演作 『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』 (監督:トッド・ロビンソン)が公開を控えています。
『ツリー・オブ・ライフ』(2011年・監督: テレンス・マリック)や 『ゼロ・ダーク・サーティ』 (2012年・監督: キャスリン・ビグロー)の<ジェシカ・チャステイン>(43)が主演を務めた『原題:Ava』が、邦題『AVA/エヴァ』として、2021年4月より全国で順次公開されます。
『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』 (2011年)の<テイト・テイラー>が監督した本作の主人公は、完璧な容姿と知性、圧倒的な戦闘能力を持つ暗殺者「エヴァ」。完璧に任務をこなしながらも人を殺すことに疑問を感じていた彼女は、ある日、組織から事前に与えられていた重要な情報に誤りがあり、潜入任務中に敵と熾烈な銃撃戦になってしまいます。
関係者の中に自分を陥れようとしている人間がいるのではないかと不信感を募らせていく「エヴァ」でした。こうして組織にとって危険因子となった彼女は、{最強の殺し屋サイモン}に命を狙われることになります。
<ジェシカ・チャステイン>が「エヴァ」役、<コリン・ファレル>が「サイモン」役で出演。 『ハンターキラー 潜航せよ』 (2018年・監督: ドノヴァン・マーシュ)の<コモン>、『RED/レッド』(2010年・監督: ロベルト・シュヴェンケ)の<ジョン・マルコヴィッチ>もキャストに名を連ねています。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、2021年2月26日(金)21:00~23:44に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』でテレビ初放送されます。翌週の3月5日21:00~23:34には『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』も地上波初放送され、両作品ともにノーカットでオンエアされます。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 (日本公開日: 2019年12月20日)は、スカイウォーカー家の物語が完結する『スター・ウォーズ』シリーズの最終章になります。
<J.J.エイブラムス>が監督を務め、「レイ」役で<デイジー・リドリー>、「カイロ・レン」役で<アダム・ドライバー>が出演しているほか、<ジョン・ボイエガ>、<オスカー・アイザック>らがキャストに名を連ねています。
「ハン・ソロ」の若かりし頃を描く 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 (日本公開日: 2018年6月29日)では、<ルーク・スカイウォーカー>たちと出会う前の「ソロ」の過去や、相棒「チューバッカ」との出会いが明らかになります。<ロン・ハワード>が監督し、<オールデン・エアエンライク>が若き「ソロ」を演じています。
今夜「BS日テレ」にて19:00より、1992年アメリカ・フランス合作として制作されました『原題:Under Siege』が、邦題『沈黙の戦艦』として1993年5月15日より公開されました映画の放映があります。
核兵器を搭載した巨大戦艦ミズーリが軍人たちによってジャックされます。この危機に、艦内勤務のコック「ケイシー・ライバック」が立ち上がります。彼の正体は優れた戦闘能力を秘めた精鋭部隊の兵士でした。
彼は、慰問で乗り込んでいた娘「ジョーダン」を守りながら、戦艦を奪還すべく孤軍奮闘することになります。海洋版『ダイ・ハード』(1988年・監督: ジョン・マクティアナン)と呼ばれ、< アンドリュー・デイヴィス>監督の大ヒットしたサスペンス・アクション映画です。
「ケイシー・ライバック」は<スティーヴン・セガール>の当たり役となり、続編『暴走特急』(1995年・監督: ジェフ・マーフィー・原題:Under Siege 2:Dark Territory)も製作されています。監督は、<アンドリュー・デイビス>が務めています。
「BSトゥエルビ12」にて19:00より、1987年アメリカで制作された『原題:Lethal Weapon』は、1987年6月13日より邦題『リーサル・ウェポン』として公開されました映画の、放送があります。
ある夜、ロサンゼルスの高級アパートメントから高級娼婦(ジャッキー・スワンソン)が飛び降り自殺します。ロサンジェルス市警察本部捜査第一課の「ロジャー・マータフ」(ダニー・グローヴァー)部長刑事が、現場に臨場。死んだ娼婦「アマンダ」が戦友の銀行家「マイケル」(トム・アトキンス)の娘と知り暗然とした気持ちになる「ロジャー」でした。
この飛び降り自殺に事件性があるのか捜査を始めた矢先に、薬物対策課から異動してきた「マーティン・リッグス」(メル・ギブソン)刑事を、「マータフ」は新しい相棒としてあてがわれます。「リッグス」は「マータフ」よりかなり若いが、ベトナム戦争では陸軍特殊部隊員として死線をくぐりぬけた経験があり、拳銃射撃と格闘の力量は極めて高いのですが、3年前に愛妻を事故で亡くして以来、自暴自棄になることが多く、市警察本部でも問題になっていた人物でした。
家庭思いの黒人刑事と自殺志望の刑事が、麻薬組織を潰滅させるまでの警察アクション。製作は<リチャード・ドナー>と<ジョール・シルヴァー>。監督は『レディホーク』の<リチャード・ドナー>。脚本は<シェーン・ブラック>、撮影は<スティーブン・ゴールドブラット>、音楽は<マイケル・ケイメン>、<エリック・クラプトン>が担当しています。
第93回アカデミー賞で国際長編映画賞ブータン代表に選出された『ブータン 山の教室』は、2021年4月3日より全国で順次公開されますが、予告編が、解禁されています。
ヒマラヤ山脈の標高4800m地点にあるブータンの秘境ルナナ村を舞台に、都会から来た若い教員と村人の交流を描いています。予告は主人公の「ウゲン・ドルジ」がブータンで一番僻地にある学校への赴任を告げられる場面から始まります。電気も水道もない村に戸惑いを隠せない「ウゲン」でした。
「大きくなったら何になりたい?」と聞かれたある生徒が「将来は先生になりたいです。先生は未来に触れることができるからです」と話す場面が切り取られています。<シェラップ・ドルジ>が、主人公の先生役「ウゲン」を演じています。
本作で長編監督デビューを果たした<パオ・チョニン・ドルジ>は、「国民総幸福の国」と言われる自国の現状について「世界でもっとも幸せな国であると言われています。しかし、そこでいう{幸せ}とはいったい何を指しているのでしょうか。ブータン人は皆、本当に幸せと言えるのでしょうか。皮肉なことに、多くのブータン人がそれぞれの幸せを求め、華やかで近代的な都市に移住するようになっています」と語っています。
左上から時計回り、松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、吉田鋼太郎、斎藤工、早乙女太一、中村梅雀
『孤狼の血』 (2018年)の続編が『孤狼の血 LEVEL2』のタイトルで、2021年8月20日に公開されます。前作に続き<松坂桃李>が「日岡秀一」役を続投し、新たに<鈴木亮平>、<村上虹郎>、<西野七瀬>、<中村梅雀>、<早乙女太一>、<斎藤工>、<吉田鋼太郎>が出演します。
<柚月裕子>の同名小説『孤狼の血』(2015年8月・角川書店刊)を、『凶悪』 (2013年)・ 『日本で一番悪い奴ら』 (2016年)の<白石和彌>が実写化した『孤狼の血』は、昭和63年の広島を舞台に暴力渦巻く過激な人間模様を描いた人間ドラマです。
続編は前作から3年後を舞台に、裏社会を治めていた刑事「大上章吾」(役所広司)の遺志を受け継いだ若き刑事「日岡」のその後を描く映画オリジナルストーリーとなっています。
暴力組織を取り仕切っていた「日岡」でしたが、出所してきた1人の{悪魔}「上林成浩」(鈴木亮平)によって事態が急転していきます。前作に引き続き<白石和彌>が監督、<池上純哉>が脚本を担当しています。
「第94回キネマ旬報ベスト・テン」が4日発表された。日本映画の1位は 『スパイの妻 劇場版』 (監督:黒沢清)、外国映画1位は 『パラサイト 半地下の家族』 (監督:ポン・ジュノ)が受賞しています。
主演女優賞は 『喜劇 愛妻物語』 (監督:足立紳)などの<水川あさみ>(37)、同男優賞は 『アンダードッグ』 (監督:武正晴)の<森山未來>(36)が受賞しています。
助演男優賞は<宇野祥平>(42) 『罪の声』(監督:土井裕康)など、同女優賞は<蒔田彩珠> 『朝が来る』 (監督:河瀬直美)、日本映画監督賞は、<大林宣彦> 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』、日本映画脚本賞は、<黒沢清>、<濱口竜介>、<野原位>『スパイの妻』、外国映画監督賞は、<ポン・ジュノ>『パラサイト』、新人女優賞は、<モトーラ世理奈>(22) 『風の電話』 (監督:諏訪敦彦) & 『タイトル、拒絶』 (監督:山田佳奈)、新人男優賞は、<奥平大兼>(17) 『MOTHER マザー』 (監督:大森立嗣)、特別賞として、映画スクリプター<野上照代>(93)
左から<遠藤憲一> <田口トモロヲ> <松重豊> <光石研>
劇場版『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』 の新キャストが発表されています。
<菜々緒>、<有村架純>、<天海祐希>、<木村多江>、<岸井ゆきの>、<北村一輝>、<でんでん>、<役所広司>が、劇場版のみに出演します。
<田口トモロヲ>、<松重豊>、<光石研>、<遠藤憲一>ら名脇役たちが本人役で出演する「バイプレイヤーズ」シリーズ。1月よりテレビ東京ほかで放送中のドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』に続き、4月9日に封切られる<松居大悟>が監督を務める初の劇場版では、 『喜劇 愛妻物語』 の<濱田岳>を中心とした俳優たちが{犬}を主役にした映画を撮影すべく奮闘します。
このたび「Creepy Nuts」が初めて映画の主題歌を書き下ろしたことも明らかに。バイプレイヤーズの仲間たちと、その絆にインスパイアされた楽曲『Who am I』を提供しています。
本書)『ノーラン・ヴァリエーションズ クリストファー・ノーランの映画術』(訳:富原まさ)は、<クリストファー・ノーラン>監督(1970年7月30日生まれ)の長編デビュー作『フォロウィング』(1998年)から最新作 『TENET テネット』 (2020年)までを網羅しています。
脚本完成までの道、撮影方法、ビジュアルイメージづくり、演出論、音へのこだわりといった監督独自の映画術を、未公開写真や絵コンテ、シーンスケッチをもとに紐解いていく構成になっている一冊です。
芸術性と商業性を兼ね備え、数多くの名作を世に放ってきた<クリストファー・ノーラン>監督。 『インセプション』 (2010年)の構想を寮のベッドで横になりながら練ったこと、弟の<ジョナサン・ノーラン>が書いた短編を基にしている監督の色覚が2作目の『メメント』(2000年)にどう作用したかなど、彼の思考に触れる内容はもちろん、第81回アカデミー賞において8部門にノミネートされ、2部門を受賞した 『ダークナイト』 (2008年)3部作や 『ダンケルク』 (2017年)などの大ヒット作に投影された監督自身の経験、インスピレーション、これまで詳細に語られなかった生い立ちなども明かされています。
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