歩道の植え込みに、垂れるように咲き誇るデュランタの花を見かけました。
立って眺めていますと、羽音と共に黒い蜂が飛んで来るではありませんか。
一瞬ひやっとしたのですが、おとなしい【クマバチ(熊蜂)】だと分かり一安心。獰猛なスズメバチと違い腰がくびれてはいません。属する科目もその名の通り「コシブトハナバチ科」で、とても温厚な性質の蜂です。
ずんぐりとした胴体と胸部には黄色い毛が密生しているので、区別はつきやすいと思います。
デュランタの花に留まり、せわしく花粉を集めている所を写させて頂きました。
温厚といえども蜂です。手早くと思いながら、風で揺れる花先を写すのは、さすがにドキドキいたしました。
< 左側が「ナミアゲハ」の幼虫 右側が「クロアゲハ」の幼虫 >
アゲハに葉を食べ尽くされ、なかなか大きくならない我が家の「ユズ(柚子)」の木。
今年の夏も、【クロアゲハ】の幼虫が多く育ちました。
台風13号も過ぎ去り、朝の庭木の水撒きでまたまた見つけた【ナミアゲハ】と【クロアゲハ】の幼虫、しかも今回は珍しく、2匹が仲良く育っているようで、3齢幼虫の段階です。
捕食されないように鳥のフンに似せてはいますが、さて無事に2匹そろって<蛹>になるまで成長するのか、朝の楽しみがまた増えました。
秋らしい風の吹くようになり、蝉の鳴き声もツクツク法師だけになりつつあります。
自然の世界は、宇宙船地球号の時間で着実に進んでいくようです。
お昼間、車道でスズメガ科ホウジャク亜科に分類される【コスズメ】が、アスファルトの上で交尾をしておりました。自動車が通る所です。お楽しみの時間がどれくらいなのか、まったく知識がありませんので、タイヤで轢かれないないかとヒヤヒヤして見ておりました。
写真を撮ろうと車道に出ましたが、背後から鳴らされるクラクションにビクリとしながら、貴重な(?)写真が撮れました。
タイヤに轢かれず飛び立ち、無事産卵まで至ればいいのですが、これまた自然にゆだねるしかありません。
庭のちいさな柚子の木に、クロアゲハの幼虫が2匹いるのを確認。葉が食べられていくと共に、幼虫が大きくなって来ているのを楽しみに眺めておりました。
空を飛ぶ鳥からは、補色等で身を守れるようですが、いかんせん強敵【チョウセンカマキ】リの前では歯がたつことは出来ず、短い生涯を終えてしまいました。
んんー、自然界において無事に蝶となるまでは厳しい現実があります。
【チョウセンカマキリ】も素敵な昆虫ですので、庭で姿を見れるのも楽しいことですが、弱肉強食の世界は、なんとも複雑な心境になります。
気温の高い日が続いています。
人間様は、喉が乾けば好きな時に水など補給できますが、この時期の植物達も暑い暑いと感じているでしょうね。
夕方植木に水まきをしておりましたら、大きなでんでん虫を見つけました。
10センチはあろうかという立派な体格をしており、大きなつのをキョロキョロと動かしておりました。
でんでん虫は移動距離が短いため、当分の間は庭のどこかでまた見かけることが出来るかも知れません。
写真に撮らなくてはと思うほど、でんでん虫さえ珍しい生き物になって来ているようで、自然という言葉も死語になるかも知れません。
小さな庭の片隅に柚子の木が植えてありますが、なかなか大きくならず、もう諦めています。
というのも、写真のような元気な幼虫君の住みかとなってしまっているからです。
【クロアゲハ】の幼虫です。柚子の木の葉が食いちぎられ始めますと、3ミリぐらいの黒い幼虫が見つかります。また、食べた後のフンが葉に付いていますので、「またか」となってしまいます。
駆除するのは簡単なことなのですが、親になった【クロアゲハ】が忘れずにまた我が家に飛来することの方が楽しみで、そのままにしております。
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