インドネシアで新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。1日の新規感染者数は6日に3万人を突破して3万1189人。死者数も728人といずれも過去最多を更新しました。
日本人の間でも感染が広がり、死者数は10日間で倍増。10人に達しています。
インドネシアの感染者数は先月16日まで1万人未満でしたが、24日に初めて2万人を超えた後、わずか12日間で3万人を突破、医療の逼迫が深刻化し、重症患者でも屋外で治療を受けるケースが続発しています。
日本国内では6日、新たに「1671人」の感染者の発表がありました。感染者の累計は、観光船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客乗員の(712人)を含めて81万0034人となっています。
死者は、沖縄県で5人、大阪府4人、神奈川県で3人、千葉県で2人、愛知県2人、北海道で1人、奈良県で1人、東京都で1人、熊本県1人、群馬県で1人、茨城県で1人、など計「22人」の報告があり、死者数の累計は1万4902人となりました。
兵庫県では、新たに「34人」の感染者を確認したと発表しています。神戸市で1人の取り下げがあり、累計患者は4万1077人になっています。
死者の公表はなく、累計死者数は1308人のままです。
発表自治体別の新規感染者は、神戸市「12人」、姫路市「4人」、尼崎市「5人」、西宮市「4人」、明石市「1人」、県所管分として「8人」でした。
6日、西武の<松坂大輔>投手(40)が現役引退を決めたことが公表されています。
昨季、西武に復帰しましたが、首の痛みと右手のしびれが強くなり7月5日に頸椎の手術を受け、今季まで2年間の公式戦での登板はありませんでした。
横浜高校で甲子園大会を春夏連覇し1999年に西武に入団。1年目に16勝を挙げて新人王に選ばれるなど3年連続で最多勝を獲得しました。2007年に米大リーグ、レッドソックスと6年の大型契約を結び、移籍1年目にワールドシリーズを優勝しています。
通算成績は日本で114勝65敗1セーブ。大リーグでは56勝43敗1セーブでした。日米通算170勝を挙げて日本のエースとして君臨した「平成の怪物」が、復活の姿を見せることなく23年間の現役生活に静かに幕を閉じます。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日ぶりに反落し、連休前2日に比べ208ドル98セント(0.60%)安の3万4577ドル37セントで取引を終えています。
6月の米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数が低下し、米景気回復がピークアウトしつつあるとの見方が浮上。金融や資本財など景気敏感株に売りが出ました。ダウ平均株価は前週末に過去最高値「3万4786ドル35セント」を付け、利益確定の売りも出やすい状況でした。
6月の(ISM)非製造業景況感指数は(60.1)と前月から(3.9)ポイント低下し、市場予想(63.3)を下回っています。「サービス業の業況回復ペースが鈍化してきた」ということで景気敏感株が売られ、原油先物の下落で石油株も値を下げています。
また、米長期金利が一時(1.35%)と2月下旬以来の水準に低下し、利ざや縮小の思惑から金融株の下げが目立ち、ダウ平均の下げ幅は一時420ドルを超えています。
半面、金利低下の局面で買われやすい高PER(株価収益率)のハイテク銘柄は底堅く、相場を下支えしています。
中国政府が海外に上場する自国企業への規制強化を打ち出し、中国株の米預託証券(ADR)への売りが目立っています。4日に中国政府がアプリ販売の停止を命じた「滴滴出行(ディディ)」は(20%)安と急落、ネット通販の「アリババ集団」やネット検索の「百度」も売られています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前週末24.315ポイント(0.2%)高の11ドルと過去最高値を連日で更新しています。S&P500種は、8.80ポイント下げ、4343,54で終えています。
6日17:30、観客数11569人の神宮球場で行われました対ヤクルト13回戦は、阪神が「5-1」で勝利し、対戦成績を9勝2敗2分けとしています。
3回、2年ぶりに7番に打順を下げられた<大山悠輔>が、先発<田口>から左翼席へ9号先制ソロを放っています。6月12日・楽天戦(楽天生命パーク)以来17試合ぶりの一発でした。
4回には1死一、二塁から<佐藤輝明>が右翼フェンスに直撃する適時二塁打を放ちますと、<梅野隆太郎>が左犠飛で続き、さらに<中野拓夢>が右前適時打を放ち、3点目を挙げています。
「4-0」の8回には<大山悠輔>がダメ押しともなる左前適時打としています。6月29日から4番を外れていますが、3打数2安打2打点で打撃復調を印象づけています。
先発<青柳晃洋>は、13試合目の先発登板で8回120球5安打4奪三振2四球無失点の好投で、リーグトップタイとなる今季8勝目(2敗)を挙げ、すでに防御率(1.83)と勝率で1位となっており、勝利数も合わせて投手3部門で1位となりました。
この試合から阪神は9連戦ですので、リリーフ投手陣のことを考えますと<青柳晃洋>に完投・完封を狙ってほしいところでしたが、球数が120ということもあり、監督は9回に<馬場皐輔>をマウンドに上げましたが2安打1四球で満塁のピンチを作ってしまい、守護神<スアレス>の出番となり24セーブを挙げています。
将棋の<藤井聡太二冠>(18・王位/棋聖)が6日、大阪・関西将棋会館で指された第80期順位戦B級1組4回戦で、<久保利明九段>(45)に117手で勝利し、同組3勝1敗としています。13人参加のB級1組での、昇級枠は成績上位2人だけです。自力での昇級の可能性をつないだ1勝です。
対戦相手の<久保利明九段>はA級13期、タイトル獲得7期、優勝6回の実績がある関西の強豪です。2020年度も、第68期王座戦で勝ち上がり、五番勝負の挑戦者になる活躍を見せたています。現在の将棋界で「4強」の一角を担う棋士の一人です。
3日に18歳11カ月の史上最年少で「棋聖位」のタイトル初防衛を果たして、九段に昇格。中2日で迎えた九段初対局で、勢いそのままに白星を挙げています。
ちなみに、夕食の〈勝負メシ〉には自身の定番メニューである「バターライス(マッシュルーム抜き)」を選びいつも通りの平常心を貫いています。
国による新型コロナウイルスワクチンの供給不足を受け、神戸市が5万人以上の予約を取り消した波紋が広がっています。市や医療機関に問い合わせや苦情が相次ぎ、突然の対応に医療機関の医師らも困惑。
予約受け付けを停止(制限を含む)した自治体が、少なくとも67市区町に上るようです。国によるワクチン供給が7月から減少することが要因。奈良市や宮崎県日南市など再開のめどが立たないとする地域もあり、影響はさらに拡大する可能性もあるとか。
神戸市では2日、新規予約の停止とともに、米ファイザー製の集団接種は6日以降、医療機関での個別接種は12日以降の1回目の予約を取り消すと発表。
急きょ「予約キャンセル連絡センター」を設け、直近の6~8日に予約を入れていた約6200人に電話連絡し、65歳以上には米モデルナ製を使う会場への振り替えなどを案内しています。市には「いつになったら予約できるのか」などの電話が3日だけで約1万3千件あったようです。
6日、韓国は防疫当局や地方自治体の集計として、同日に新たに報告された新型コロナウイルスの感染者が夕方までに全国で1000人を超えたと報道しています。(7月6日現在、累計感染者数は161541人、累計死者数は2032人となっています。)
韓国で新規感染者が1000人を超えるのは、感染「第3波」を迎えていた今年1月初め以来になります。
ワクチンの接種進展とともに防疫に対する緊張感が薄れる中、ソウル首都圏での感染が急速に拡大。ここ1週間は毎日、新規感染者は700人以上で推移していました。20~30代の若者の感染が増えているほか、インド由来の「変異株(デルタ株)」の影響もあるとみられています。
老人ホームの内定のため入居者として潜入した83歳の男性「セルヒオ「」の調査活動を通して、ホームの入居者たちのさまざまな人生模様が浮かび上がる様子を描いたチリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペイン合作ドキュメンタリー映画『83歳のやさしいスパイ』が、2021年7月9日より全国で公開されます。
妻を亡くして新たな生きがいを探していた83歳の男性「セルヒオ」は、80~90歳の男性が条件という探偵事務所の求人に応募します。その業務内容はある老人ホームの内定調査で、依頼人はホームに入居している母が虐待されているのではないかという疑念を抱いていました。
「セルヒオ」はスパイとして老人ホームに入居し、ホームでの生活の様子を毎日ひそかに報告することになりますが、誰からも好まれる心優しい彼は、調査を行うかたわら、いつしか悩み多き入居者たちの良き相談相手となっていきます。
チリの女性監督<マイテ・アルベルディ>(38)が。舞台となった老人ホームの許可を得て、スパイとは明かさずに3カ月間撮影されました。第17回ラテンビート映画祭や第33回東京国際映画祭では「老人スパイ」のタイトルで上映。第93回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた作品です。
<吉川英梨>の本書『十三階の血』は、『十三階の女』、『十三階の神』に続くシリーズ第3作として、2019年11月に刊行、2021年6月13日に文庫化されています。
警察庁の「13階」にある公安の秘密組織が『十三階』とよばれていますが、この組織は国家の異分子を排除すためには、ときに非合法な捜査も厭いません。この世界に、破天荒な女性捜査官「黒江律子」を主人公に据えたシリーズですが、本書ではその上司である「古池慎一」が主人公ともいうべき立場で〈驚愕〉の内容で、読者を最後まで楽しませてくれます。
通常シリーズ物は、単独でも楽しめるのですが、本作はあえて第1作目から読んでいただかないと感動の面白さが違うと思います。今年上半期の一押し作品でした。
成田空港建設反対運動と沖縄辺野古の埋め立て反対運動の歴史を複線として、班長の「古池」は過激派「第七セクト」の内偵に奮闘していました。十三階の本部長(校長)の「藤本乃里子」に頼まれて外交パーティーに出向きますと、そこには『十三階の神』事件で退職したとされているドレスにスニーカーの女、「古池」の恋人であり部下だった「黒江律子」がいました。公安のスパイ同士の恋愛・結婚、欲望と裏切りの幕開けです。
あとはネタバレになりますので、是非一読をお勧めしたい作品で、終わり方も〈驚愕〉でしたので、続編が楽しみなシリーズです。
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