常連客は店名が【たつの】だと知っていましたが、先代のときの暖簾には店名がなく、皆さん「パチンコの横にある立喰いうどん屋」とか、「東口の中2階のうどん屋」などと抽象的な表現で会話をされていました。
気難しい先代の店長が亡くなられてだいぶ経ちますが、久しぶりに「ぼっかけ(うどん)」(350円)を食べてきました。
神戸では蕎麦はあまり食べられず、麺類といえば(うどん)ですので、単に「ぼっかけ」というだけで「ぼっかけうどん」として通じます。
良く似たメニューに「すじうどん」がありますが、これは薄目に味付けした牛すじ肉をうどんを作るときに出汁と一緒に煮こんだもので、「ぼっかけ」は濃いめに味付けした牛すじ肉を、うどんの上に「ぶっかけ(ぼっかけ」)たモノを指します。
いつもながら、よく煮込まれた大き目の牛すじ肉と細うどんとの食べ合わせが絶妙で、出汁も最後の一滴までおいしくいただいてきました。
神戸市は地下鉄海岸線の乗客増を狙うと共に、市街地西部地区(兵庫区南部・長田区南部)の活性化に向けて、官民協働で活性化事業に取り組んでいます。
このたび、地元放送曲の「ラジオ関西」との連携で、【KOBE海岸線バル】を企画、地下鉄海岸線沿線の各参加店舗にて、2015年6月19日(金)17:00~21:00、20日(土)11:00~21:00の日時において開催されます。
各地で「バル」の企画はよく目にしますが、今回は1セット(2500円:1ドリンク&1フード3回分)で、「ローソンチケット」・「イープラス」・「ラジオ関西オンラインストア」・「参加店」にて購入、当日指定箇所にて引換券を「バルチケット」に交換です。
引き換え場所が「花時計前駅」や「ハーバーランド駅構内」ですので、自ずと地下鉄を利用しなくてはならない仕組みになっているようです。
今宵は大好きな「シーフードグラタン」(380円)と、「純豆腐鍋(スンドゥブチゲ)」があり、どちらにしようかと悩んでしまいました。
最初に食べた 「シーフードグラタン」 の具材は<貝柱とタラ>でしたが、今回は<冷凍牡蠣と貝柱>を使い、本当に具だくさんのグラタンで大満足です。
お世話になっています<立ち呑み【しゅう】>は、来月の16日(火)に開店一周年を迎えられます。
大将に、「ちょうど休み明け(日・月定休日)に当たりますね」といえば、「三日間ぐらいは生ビールや酎ハイを100円ぐらいにしようかな」との言葉に、お客さん達は大喜びでしたが、さてどうなることかと今から楽しみにしています。
前回は 「カレーうどん」 をいただきましたが、また「ミニ定食」(550円)に戻りました。
いつも通り<ご飯・味噌汁>抜きで、キリンビールのロング缶持参です。
これだけの小鉢料理を居酒屋で注文しますと、かなりの金額になるはずで、出していただいたおかずは、<オニオンサラダ・ほうれん草といんげんの玉子とじ・にくじゃが・塩鮭・茄子の味噌和え・タンドリーチキン>の組み合わせでした。
最近の若い子の会話を聞いていて、「にじゅうにちには・・・」というのには驚いたと、お客さんが女将さんに話されていました。
「はつか」とは言わないようで、「なのか」・「ようか」も「ひちにち」や「はちにち」と呼んでいるとかで、学校では教えないのかなとしばし雑談で盛り上がりました。
女将さんの「おじゃみで、ひぃ・ふぅ・みぃと遊ばないからかなぁ~」には、「なるほど」とうなづいてしまいました。
今宵は<呑み処「えっちゃん」>で、 「ベーコンと玉子焼き」 でキリンビール楽しんでいましたが、<えっちゃん>から「アサリの酒蒸し」のおすそ分けが出てきました。
年間を通じて市場に出回る「アサリ」ですが、日本国内では漁獲量の約70%を愛知県が占め、最近では中国産のモノが多く出回っているようです。
今は潮干狩りでとる貝の代表ですが、昔は海辺で手軽に「漁り取る」ことができ、この「漁る(あさる)」が「アサリ」に転訛したと考えられています。
居酒屋メニューの定番で日本酒での「酒蒸し」ですが、白ワインを使いますとフレンチ料理となります。
お店に入り、カウンターの肴を眺めていますと、「大きな鶏肉のソースがけがおいしいよ」と馴染客から教えていただきましたが、かなり大きいので「ベーコンと玉子焼き」にしました。
本来の<ベーコン>は、豚の半丸焼き肉を塩漬けにして燻製したものを指しますが、日本では「ばら肉」を用いたモノを<ベーコン>と呼んでいます。
ほどよい厚みで<ベーコン>特有の脂のうま味で、おいしくビールをいただいてきました。
突き出しとしての小鉢物の肴類も、毎日何種類か揃えられていますが、お菓子類や乾き物類も充実している【やす】です。
今宵は懐かしい駄菓子の「いかの姿フライ」を、選んでみました。
子供の頃のおやつですが、いまはパリッとした食感が、ビールの肴としてよく合う一品です。
主な製造メーカーは広島県呉市に集中しているようで、<大珍するめ>は「いかの姿あげ」、
<全珍>と<スバル食品>は「いかの姿フライ」の表示で販売されています。
ご当地のお好み焼きである「広島焼き」には、これを砕いたものやそのまま具材として使われ、また「どん兵衛:きつねうどん」などに入れて食べるのも人気があるようです。
ここ最近は 「純豆腐鍋(スンドゥブチゲ)」 にはまり、よく頼んでいましたが、今回は久しぶりに「四川風激辛麻婆豆腐」(300円)です。
「純豆腐鍋(スンドゥブチゲ)」も、大将自らが「タテギ」と呼ばれる調味料を作っていて、これががまた何とも言えぬ風味を醸し出していました。
この「四川風激辛麻婆豆腐」も、大将自ら<山椒>や<豆板醤>等の調味料を調整、何とも言えぬ味わいがあります。
以前までは「激辛」ということで大将が気を利かしたのか、開店当初は 量も少なく 値段も(200円)でしたが、辛党が多くて人気があり、量も増えて唐辛子の赤味が増しています。
「そら豆&ベーコン」(151円)という、使用されている具材だけの名称が付けられた直径8センチ程度のパンを、朝ご飯にしました。
具材の「ソラマメ」はマメ科ソラマメ属の一年草の実として、「大豆」・ 「落花生」 ・「エンドウ豆」・ 「インゲン豆」 ・「ヒヨコ豆」と合わせ、6大食用豆とされています。
日本には奈良時代に伝来、和名の由来は実が空に向かって実ることから「空豆」となり、また莢の形が蚕に似ていますので「蚕豆(そらまめ)」と表記、居酒屋では「天豆」とも表記されています。
春に花を咲かせて5月ぐらいに収穫され、4月から6月にかけてが旬の味わいが楽しめますので、調理パンにも旬の素材として用いられたのかと考えながら、食べておりました。
いいなと思う肴が無かった<立ち呑み「鈴ぎん:福寿」>を後にして、「イワシの酢」(350円)が食べたくなり、【尾張屋】に足を向けました。
居酒屋としてこれだという十八番の肴があるのは強みで、【尾張屋】では間違いなくこの「イワシの酢」だと思います。
あっさりとした「フキ」や「小松菜と薄揚げ」の<おひたし>と「バサの天ぷら」を食べたあと、再度「イワシの酢」で〆てきました。
無性に食べたくなる絶妙の酢の〆加減、必ず注文してしまうビールがすすむ一品です。
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