蒸し暑い日が続き、ビールがおいしく呑める時期ですが、さすがに肴は何にしようかと迷います。今宵は、野菜たっぷりの「もやし炒め」(280円)を選びました。
<もやし>は主に穀類や豆類の種子を人為的に発芽させた新芽のことですが、一般的には「緑豆もやし」です。
「もやし」は大きく分けてこの「緑豆もやし」と、頭が黒っぽい殻の付いた「ブラックマッペ」、中華料理に使われる「豆もやし」と呼ばれる「大豆もやし」の3種類がありますが、「大豆もやし」はカリウム・食物繊維・ビタミンBなどが他の2種に比べて2倍の量を含んでいます。
この「もやし炒め」は「緑豆もやし」ですが、中華風の味付けでビールと良く合い、おいしくいただいてきました。
山陽板宿駅の地下構内から階段をあがり、来る8月5日(水)の<二の丑の日>の参考にとうなぎの「加奈井」の お品書き の値段を確認しながら、久しぶりに広島焼きの 「がんぼ」 を覗いたのですが、月曜日で定休日でした。
仕方なしに先に進み、2010年7月6日に開店された 「楽㐂(LUCKY)」 さんのお店跡に、大黒町2丁目から移転された(「楽㐂」の前は店主の弟さんのお好み焼き「イカリ」でしたが、今は新長田に移転しています) お好み倶楽部「とん」 も月曜日は定休日で、開いていたとしても営業時間は夕方からです。
というわけでお昼ご飯は周辺をうろつくことなく、両店の間にある【五福】の「ロースかつ定食」(850円)に落ち着きました。
丁寧に揚げられた「ロースかつ」は柔らかく、豚肉のうま味がしっかりと衣の中にとじ込められています。
少し甘めのソースですので、カウンターに置かれている「辛子」を入れ、おいしくいただいてきました。
今宵の【しゅう】さん、なにやら山形県づいていて、先ほどは山形名物の 「玉こん串」 をいただきましたが、〆としても山形名物の「芋煮汁(牛肉入り)」(250円)です。
東北地方では「芋煮会」と称して、野外で汁物を作り歓談する催しが広く普及しています。
主たる材料の「里芋」は貯蔵が難しいので、冬を前にして親しい仲間が持ち寄り、河原などで会食をしたのが事の起こりで、山形県で始まったと言われ、味付けは醤油・味噌ともにあるようですが、地方色があり特定の味付け方法は決まっていません。
具材として<里芋・こんにゃく・牛蒡・シメジ・ねぎ・牛肉>等がたっぷりと入り、コクのある汁仕立てでおいしくいただいてきました。
山形県では郷土料理といいますか、ソウルフード的な「玉こんにゃく」ですが、なぜか【しゅう】にて「玉こん串」(120円)としてメニューに出ていました。
四角い「板こんやく」や「糸こんやく」は関西でも一般的ですが、この「玉こんにゃく」は秋田県限定です。
山形県は「こんにゃく」の消費量が日本一の地域で、人が集まる行事等には必ず提供される「玉こんにゃく」ですので、かなりの貢献度です。
醤油だけで煮る、あるいは出汁で割るようで、隠し味に裂いた「スルメ」などを入れるとうま味が増し、辛子を付けておいしくいただきました。
今宵の一杯は 「エイヒレ」 で始まりましたが、<大将>のおすすめの「枝豆の醤油漬け」(200円)を、二品目の肴としました。
茹で揚げただけの「枝豆」もおいしいのですが、<大将>特製の「枝豆の燻製」もおいしく、この「枝豆の醤油漬け」もビールの肴としてはまる味わいでした。
見た目は単純な姿ですが、一度枝豆を茹でなければいけませんし、<だし汁>をベースに<にんにく・醤油・酒・味醂・鷹の爪>等の下準備したタレでに漬け込み、味が浸透するまで寝かさなければいけません。
手間のかかる調理時間とは裏腹に、ピリ辛味が美味しくて、すぐに無くなってしまいました。
久しぶりに、肉厚の「エイヒレ」(150円)を瓶ビールの肴にしました。
ほとんどの「エイヒレ」は、「ガンギエイ」か「アカエイ」を乾燥させた加工食品ですが、居酒屋の酒の肴として人気がある一品です。
古い世代としては故<河島英五>が唄っていた『野風増~お前が20才になったら~』(1984年)に出てくる歌詞、<ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ>(作詞:伊奈次郎)を、つい口ずさんでしまいます。
マヨネーズにたっぷりと七味を振り掛けて、焼きたてのアツアツを千切りながら、おいしくいただきました。
関西ではよく知られた【おにぎりせんべい】で、本社が三重県伊勢市にある<マスヤ>が、1969(昭和44)年より製造・販売しています。
一般の煎餅は四角形や円形ですが、この【おにぎりせんべい】は三角形をしています。
現在販売されている2枚入りの【おにぎりせんべい】には、(47+3)種類で全50種類あり、47都道府県の現地に出向いて調査した<おにぎりせんべい認知度調査>が楽しめるパッケージデザインになっています。
てっきりその都道府県においての【おにぎりせんべい】の認知度だと思っていたのですが、各都道府県での有名どころの認知度調査でした。
ちなみに手元にあるのを確認してみますと、島根県:石見銀山=88%、茨城県:筑波宇宙センター=65%、宮崎県:高千穂峡=99%でした。
テナントとして入店されている【五郎】さんのビルの改修工事も終わったようで、明るい白の色合いが冴えていました。
本日の「日替わり定食」(800円)は、「豆腐の野菜あんかけ」でした。
もう歩くだけで汗の出る蒸し暑さですので、席に着くなり<ママさん>に「いつもの」の一言で、キリンビールが出てきます。
生姜味の効いた野菜あんかけ、さっぱりとした味わいで、小鉢物として「マカロニサラダ」と好物の「牛蒡のきんぴら」もあり、おいしくいただいてきました。
今宵は新しいおすすめ料理として「インゲン・エリンギの玉子とじ」(300円)が出ていましたので、迷わずに注文です。
「エリンギ」はヒラタケ花ヒラタケ属の「キノコ」で、イタリアや南フランスの地中海気候の地域を中心に分布していますが、「エリンギウム」というセリ科の植物が枯れた根部に生えるため「エリンギ」と呼ばれ、和名はありません。
1990年、愛知県林業センターにて初めて人工栽培が成功、日本では柄が太くて大きい品種が育成され、今では長野県・新潟県で日本の三分の二の栽培量を誇っています。
食べ始めには玉子に隠れて気が付きませんでしたが、「豚ばら肉」も一緒に炒められており、「インゲン」がこれでもかとたっぷりと入っておりました。
【松屋】のお店の前を通りますと、「生ビール」一杯(150円)が目につき、これはとお昼ご飯です。
選びましたメニューは、7月21日(火)から販売されている「山かけネギトロ丼」(並:530円)です。
「生ビール」、中ジョッキの大きさではなく、値段通りのグラスビールに近い大きさで少しばかりがっかりですが、値段的に許せる範囲です。
醤油に付いている「練りわさび」の量が少なくてがっかりしましたが、しっかりと具材を混ぜておいしくいただいきました。
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