「1ドル=143円88銭~143円89銭」(6月6日)
6月
6日
6日の東京外国為替市場で、円相場は反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ60銭の円安・ドル高の「1ドル=143円94〜95銭」で推移しています。
米中貿易摩擦の激化が避けられるとの見方から円やユーロなど主要通貨に対してドルを買う動きが広がり、円相場は「1ドル=144円14銭」近辺まで下落する場面がありました。
<トランプ米大統領>と中国の<習近平国家主席>は5日に電話協議し、2度目の閣僚級協議を早期に開くと確認しています。具体的な進展はなかったものの、両首脳が互いに訪問し合うことでも一致し、米中の貿易摩擦が緩和に向かうとの期待感が高まりました。6日の日経平均株価が上昇し、投資家心理は改善するとの見方も「低リスク通貨」とされる円の売りを促しています。
6日、米労働省は5月の雇用統計を発表します。市場予想では非農業部門の雇用者数が前月比12万5000人増えるとみられていますが、5日発表されました週間の米新規失業保険申請件数が市場予想よりも増えるなど米雇用情勢には減速感がみられており、東京市場では結果を見極めたいとして投資家の様子見姿勢も強く出ています。