中国、台湾抗日映画『セデック・バレ』を公開
12月
1日
中国で12月、日本統治時代の台湾先住民による抗日闘争を描いた2011年製作の台湾映画『セデック・バレ』がリバイバル公開されます。
<習近平政権>は<高市早苗首相>の台湾有事を巡る発言に反発し、アニメ映画上映中止、日本産水産物の輸入停止措置、歌手<大槻マキ>さんの公演の強制中断、 アニメイベント中止など対日非難キャンペーンを国内外で展開しています。中国と同様、台湾の「同胞」もかつて「日本と戦った」と国内向けに宣伝する狙いとみられています。
映画は、台湾で1930年に起きた先住民族セデック族の反日武装蜂起「霧社事件」を題材としています。歴史に翻弄される民族の誇りと悲哀を描いた同作品は国際的に高く評価され、2013年4月20日の日本公開時にも話題を呼びました。主演俳優ら先住民役のせりふは大部分がセデック語。2部作で全編約4時間半にわたります。
2012年に中国で封切られた際は約2時間半の短縮版でしたが、今回はノーカットとみられています。配給元は、台湾有事を巡る<高市早苗首相>の発言の後、11月下旬に広報活動を本格化。予告画像には「日本軍国主義のたくらみを粉砕する」との宣伝文が新たに付けられています。









