関脇<安青錦>初優勝@大相撲九州場所(千秋楽)
11月
24日
23日、大相撲九州場所(千秋楽・15日目)が、福岡国際センターにて行われました。
新関脇<安青錦 新大>(21・ウクライナ・ビンニツァ出身/安治川部屋)が、優勝決定戦で横綱<豊昇龍>を「送り投げ」で破り、初優勝を飾っています。
<安青錦>は本割で大関<琴桜>に「内無双」で勝ち、この日から休場の横綱<大の里>に不戦勝となった<豊昇龍>と12勝3敗で並び、優勝決定戦に臨みました。21歳8か月での初優勝は、年6場所制となった1958年以降初土俵では、史上4位の年少記録です。
<安青錦>は13日目に、<大の里>に敗れ、首位から陥落し3敗に後退でした。しかし、前日の14日目に、<豊昇龍>に完勝し3敗に引きずり下ろし、2敗の<大の里>も敗れたため、3人が3敗で並ぶ混戦になりました。今場所は、低い姿勢を崩さず押して行き、左でまわしを取り、多彩な技を繰り出す相撲を15日間展開して、賜杯をつかんでいます。新入幕から4場所連続で11勝をマーク、5場所目は12勝とさらに白星を伸ばしました。
ウクライナ出身力士の優勝は史上初になります。<安青錦>は、2022年2月に、ロシアのウクライナ侵攻が始まったため、相撲ができる環境を求め、2022年4月に来日しました。いまだ戦禍にある母国にささげる優勝となりました。







