3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落し、前日比15銭円安・ドル高の「1ドル=160円05〜15銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=160円09銭と、4月末以来の円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「1ドル=159円82銭」でした。
3日、イランがクウェートの空港など民間施設を攻撃したとロイター通信が伝えました。米軍による自衛目的の攻撃に対して、米軍施設を対象に報復攻撃をしたとの報道もありました。一方、米中央軍は米東部時間2日夜に、イランのバーレーンに対する攻撃を米軍とバーレーン軍が迎撃したとX(旧ツイッター)で明らかにしています。イスラエルとレバノンを拠点とする親イラン組織ヒズボラの応酬も続いており、中東地域の緊張が高まっています。
米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が一段と難航する可能性が意識され、3日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物は前日比(2.4%高)の「1バレル=96.02」ドルで取引を終えています。
3日、米民間雇用サービス会社ADPが発表しました5月の全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が前月比「12万2000人増」と、市場予想(11万人増)を上回りました。<A HREF="4月の求人件数「761万8000件」@.. - 神戸:ファルコンの散歩メモ - Bloguru"target="balnk"><FONT COLOR=BLUE><U>前日発表の4月の米雇用動態調査(JOLTS)</FONT></U></A>ととあわせて米労働市場の底堅さを示したことも円売り・ドル買いを誘いました。
米連邦準備理事会(FRB)が当面は政策金利を据え置きが意識されています。ニューヨーク連銀の<ウィリアムズ総裁>は、3日にヤフー・ファイナンスの取材に対し、「金融政策はまさに適切な位置にある」と語りました。「今は利上げも利下げの必要もない」との見方も示しています。米債券市場で長期金利が(4.49%)と上昇(債券価格は下落)し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いも出ています。
日銀の<植田和男総裁>は3日の講演で、物価上昇率が大きく上振れするリスクが顕在化し、経済に与える影響に警戒感を示しました。そのうえで「利上げの是非についてしっかりと議論する必要がある」とも述べています。
市場では、(利上げに積極的な)タカ派的トーンだったと受け止められ、日銀の利上げ観測に加え、心理的な節目の「1ドル=160円」を付けると日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が円の下値を抑えています。