4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。イラン情勢を巡る不透明感を背景に主力株に売りが先行しています。米原油先物相場の上昇も、投資家心理の重荷になっています。
4日、ロイター通信はイランメディアの報道としてホルムズ海峡を通航しようとした米軍艦艇をイランがミサイルで攻撃したと報じました。その後、米中央軍はX(旧ツイッター)で報道を否定しています。
米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近の6月物は一時「1バレル=107ドル台」を付けています。米中央軍が攻撃を否定したことで、「1バレル=102ドル台」に伸び悩んでいますが、前週末終値(101.94ドル)は上回って推移しています。
3日、<トランプ米大統領>はホルムズ海峡で足止めされている船舶と乗組員を安全に脱出させるために、中東地域の時間で4日午前から護衛を始めると自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で表明しました。一方、イランは米国との戦闘終結に向けた14項目の提案について米国から回答があり、内容を精査しているとイランのメディアは3日に伝えています。
ホルムズ海峡を巡る緊迫した状況が意識され、投資家心理に影を落としています。市場では、中東を巡って相反する複数の報道が相場を揺らしているようです。
株式相場の下値は堅く、これまでに発表された米主力企業の決算では市場予想を上回る内容が目立ちます。人工知能(AI)のインフラ構築が進んでいるとの観測も好感され、
4日の韓国や台湾の株式市場では、最高値を更新しています。ハイテク関連の一角には買いが入りやすくなっています。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが上昇しています。
ダウ平均株価は、前週末比557ドル37セント(1.13%)安の4万8941ドル90セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比46.64ポイント(0.19%)安の2万5067.80で終えています。
S&P500種株価指数は、前週末比29.35ポイント (0.41%)安の7200.77で終えています。