13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日続落し、前日比35銭円安・ドル高の「1ドル=159円65〜75銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=159円01銭」でした。中東の緊迫と原油高が続くとの警戒から、基軸通貨で流動性の高いドルが円やユーロに対して買われました。ニューヨーク市場で円は一時「1ドル=159円75銭」と2024年7月以来、約1年8か月ぶりの円安・ドル高水準を付けています
週末に米国がイランへの軍事攻撃を拡大するとの思惑があり、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖が長引く可能性が意識されています。13日の米原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近4月物が一時「1バレル=99ドル台に上昇し、節目の100ドルに近づいています。
原油高がエネルギー輸入依存度の高い日本の貿易収支を悪化させ、経済を下押しするとの見方も円の重荷でした。中東情勢が悪化するなかで「有事のドル買い」が膨らんでいるため、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まりにくいことも円の先安観につながりました。
円は上昇に転じる場面もありました。同日発表の2025年10〜12月期の米国内(GDP)改定値が前期比年率(0.7%増)と速報値(1.4%増)から下方修正され、市場予想(1.5%増)を下回りました。米・イスラエルのイランへの軍事侵攻の前から米景気が減速していたと受け止められた。米長期金利が低下した場面で円買い・ドル売りが出ています。