『正義廻廊』@<ホー・チョクティン>監督
2月
24日
2013年3月に香港・大角咀(タイコックチョイ)で実際に起こった「両親殺害バラバラ事件」とその裁判を映画化した2022年香港製作の『正義廻廊』が、2026年2月27日より公開されます。
両親との間にわだかまりを抱えていた青年「ヘンリー・チョン」は、友人「アンガス・トン」と共謀し両親を殺害。その遺体を切断して遺棄しました。やがて2人は逮捕され、犯行は決定的と思われましたが、裁判が始まると「アンガス」は殺害を否認。「ヘンリー」が両親を殺し、自分は脅されて遺体を解体したと供述します。
一方、「ヘンリー」は「アンガス」と2人で殺害したと主張し、「アンガス」の証言は正反対でした。すべてが揺らぎ始め、迷宮の中に入り込んだような裁判で、弁護人と検察官の攻防が続き、陪審員たちの倫理観や感情も揺れ惑いますが、やがて判決の時を迎えます。
実際の裁判は2015年に結審し、犯人は服役中。その判決が正しかったのか、なお謎が残るといわれる事件を描いています。一部の残虐描写のため香港ではR18指定(日本ではR15+指定)となりましたが大ヒットを記録。香港国際映画祭で最優秀男優賞、香港電影金像奨で新人監督賞と編集賞を受賞するなど、話題を集めた作品です。
「ヘンリー・チョン」に< ヨン・ワイロン>、「アンガス・トン」に<マク・プイトン>、「アンガスの弁護士キャリー・ヤウ」に<ルイーザ・ソウ>、「ヘンリーの弁護士ウィルソン・ン」に<ジャン・ラム>、「検事アレン・チュー」に<マイケル・チョウ>ほかが出演、監督は<ホー・チョクティン>が務めています。









田中 久史