今年の読書(66)『最後の外科医 』中山 祐次郎(文春文庫)
11月
29日
本書は、人気シリーズ『泣くな研修医』の著者で現役外科医<中山祐次郎>の新シリーズ(?)になるのでしょうか、『最後の外科医 楽園からの救命依頼』は文庫本書下ろしとして2025年10月10日に発売されています。
5篇が収録されていますが、多くの読者は読み始めて、漫画家<手塚治虫>の『ブラックジャック』を思い起こされたと思います。医師免許のないモグリ天才外科医「カイ」が究極の〈不可能手術〉で、多種多様な患者の命を救う物語です。
主人公は29歳の天才外科医「カイ」です。10歳の頃から戦地でメスを握り、命の現場を駆け巡ってきた経験が彼を天才外科医に育て上げました。
しかし、「ふつうじゃない手術」には相応の見返りがなければなりません。「カイ」の相棒・交渉人の「神園」が要求する法外な報酬金と、患者との駆け引き。そして圧巻の手術場面の描写等、現役外科医ならではの緊迫感が楽しめます。
飛行機事故での外科手術、夢にまで見た世界タイトルマッチ目前に癌に冒された21歳ボクサー、闇の手術の協力者の看護師の先天性心臓疾患の娘、美しすぎる顔を棄て別人になりたい人気女優。失明に怯える米軍スナイパーなどの患者たちの切なる願いに、応える「カイ」と「神園」でした、










yumirou