『チャップリン』@<カルメン・チャップリン>監督
12月
14日
〈喜劇王〉の呼び名で知られる20世紀の映画スター<チャーリー・チャップリン>のルーツに迫ったドキュメンタリー『チャップリン』が、2025年12月19日より公開されます。
ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに取り入れた作品の数々で、世界中の人々を魅了した<チャーリー・チャップリン>です。ちょび髭にだぶだぶのズボン、ステッキ、山高帽がトレードマークの放浪紳士には、〈ロマ〉のアイデンティティが垣間見えます。本作では<チャップリン>が〈ロマ〉の血を引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされ、極貧の少年時代からスイスで過ごした晩年までをたどります。
チャップリン家が全面的に協力し公認した初のドキュメンタリー作品として製作され、<チャーリー・チャップリン>の息子<マイケル・チャップリン>が製作・出演、孫<カルメン・チャップリン>が監督を担当。劇中では<マイケル>が父<チャーリー>の足跡をたどり、俳優で娘の<ジェラルディン・チャップリン>らが家族の視点から<チャーリー>の素顔を語ります。
さらに、<ジョニー・デップ>や<エミール・クストリッツァ>ら、<チャップリン>を敬愛する著名人たちも登場しています。家族が撮影したプライベート映像や貴重な記録映像を交えながら、作品に投影された幼少期の記憶や、ユダヤ人・共産主義者のレッテル、そして放浪紳士に通じる〈ロマ〉の特徴や文化を掘り下げています。








