9日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に下落でした。12時30分時点は「1ドル=158円82〜158円83銭」と前週末17時時点と比べて1円30銭の円安・ドル高でした。日本時間9日午前の取引でニューヨーク原油先物相場が急伸しました。エネルギーの輸入依存度が高い日本経済への影響を警戒した円売り・ドル買いが増えた。イランでの軍事衝突の激化や長期化を懸念した「有事のドル買い」も続いています。
9日午前の外為市場で円相場は一時「1ドル=158円75銭」近辺まで急落でした。レートチェック(介入の前段階での取引状況照会)観測が広がりました1月23日以来の安値を付けています。日本時間9日午前の取引で、米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近4月物は一時「1バレル=119ドル台」まで買われ、2022年6月以来の高値を付けています。原油急伸を受け、日本の貿易収支の悪化を意識した円売り・ドル買いが出ています。
9日、イランメディアは殺害された<ハメネイ師>の後継となる最高指導者に<モジタバ・ハメネイ師>が選出されたと報じています。<モジタバ・ハメネイ>師は、殺害された<ハメネイ師>の次男で、反米の保守強硬派として知られており、イランはさらに強硬姿勢に傾く可能性があるといいいます。<トランプ米大統領>はかねて、ハメネイ師>の息子は受け入れがたいなどと話していたほか、イスラエルは<ハメネイ師>の後継者が誰であろうと標的にすると主張しています。米・イスラエルとイランとの対立がさらに強まりかねないとの見方が広がり、基軸通貨で信用力が高いとされるドルに買いが入っています。
10時前の中値決済に向けては「ドル買い優勢」で、国内輸入企業など実需筋による円売り・ドル買い観測の広がりも円相場を下押ししています。