1月
14日,
2022年
今日まで毎日投稿して気付いたこと:ブログを書くことは「セルフコーチング」
昨日、先輩プロコーチからコーチング・セッションを受けて、あることに気が付きました。それは、
ブログを書くことは「セルフコーチング」だ!
ブログ投稿を始めて今日で243日目。これまで毎日、投稿が出来たことは正直言って、自分でもびっくりしています。
先輩コーチはから、こんな問い掛けがありました。
「ブログを毎日書くということは、ご自身にとって、どういう意味がありますか?」
うーむ、意味か?!
コーチからの問い掛けによって、様々な問いが自分の中に巡りました。
「自分は何のために、ブログを毎日投稿するって決めたのだろう?」
「誰のために、毎日苦労してブログを書いているのか?」
「ここまで書き続けてみて、何を感じているのだろう?」
そして見えてきた答えは、
「自分勝手だけれど、ブログを書くのは誰のためでもない、自分のためだ」
「『自分と向き合う』ため、つまり内省のためにブログを書いている」
このようなことに気付くと、毎日投稿する心理的な負担が、少しスーッと軽くなるような気がしました。なぜなら
「自分の視点で、自分の想いを、そのまま記せば良い」
「上手いとか下手とか、文章が長いとか短いとか、関係ない」
素の自分、自分自身の中から自然に湧き出てくるものを、文字化・言語化すれば良いのだ。
そして、これは将に
「セルフコーチング」
だ、と腹落ちしました。
こんな私のブログに、わざわざお付き合い頂く皆様には、本当に心苦しい限りです。
しかし、このわがままをお許し頂けるようであれば、時おりで良いので、立ち寄って頂けると本当に有難いです。
明日からもまた、書き続けて参ります。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
13日,
2022年
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day10)「貢献をなすべき知識労働者はエグゼクティブである」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」
【現代社会の中心的存在】
(1)今日では、知識を基盤とする組織が社会の中心である。その中心的な存在は、筋力や熟練ではなく、頭脳を用いて仕事をする知識労働者である。
(2)知識労働者が成果をあげるためには、適切な仕事に取り組まなければならない。そのような仕事は、肉体労働のために開発した手法では測定できない。
(3)知識労働者を直接あるいは細かく監督することはできない。彼らには助力を与えることが出来るだけである。知識労働者は自らをマネジメントしなければならない。成果をあげるべく、自らをマネジメントしなければならない。
(4)知識労働者が何を考えているかは確かめようがない。だが考えることこそ、知識労働者に固有の仕事である。考えることがなすべき仕事の始まりである。
【すべての者がエグゼクティブ】
(1)今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに、組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである。
(2)組織の活動や業績とは、企業の場合、新製品を出すことであり、市場で大きなシェアを獲得することである。病院の場合は、患者に優れた医療サービスを提供することである。
(3)組織のそのような能力に実質的な影響を及ぼすために、知識労働者は意思決定をしなければならない。そして自らの貢献について責任を負わなければならない。
(4)自らが責任を負うものについては、他の誰よりも適切に意思決定をしなければならない。
(5)ここで折角の意思決定が無視されたり、また左遷されたり、解雇されたりするかも知れない。だがその仕事をしている限り、仕事の目標や基準や貢献は自らの手の中にある。従って、ものごとをなすべき者はみなエグゼクティブである。
(6)知識労働者は、量によって規定されるものではない。成果によって規定される。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
12日,
2022年
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day9)「知力とは別の、成果をあげるための能力が必要」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」
【成果をあげる能力とは何か】
(1)ものをなすべき者の仕事は、成果をあげること。しかし、ものごとをなすべき者のうち、大きな成果をあげている者は少ない。
(2)知力はある。想像力もある。知識もある。しかし、知力や想像力や知識と、成果をあげることとの間には、ほとんど関係がない。
(3)頭が良い者が、知的な能力がそのまま成果に結びつくわけではないことを知らない。
(4)知力や想像力や知識は、あくまで基礎的な資質である。それらを成果の結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。
(5)これが当然明らかにも拘わらず、この点が放置されていた理由の一つは、成果をあげることが、組織に働く知識労働者に特有な能力だからである。
(6)肉体労働者は能率を上げれよい。決められたことを正しく行う能力があれば良い。
続きは、また後日に記します。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
11日,
2022年
セルフコーチングで「2022年のありたい姿」を言語化する(Day2)「何から着手するのか?」
新年2022年が明けて、既に今日は10日。年末年始とバタバタしていたこともあって、大事なことを考えることを疎かにしていました。それは
「2022年のありたい姿」
を明確にする。
抱負、といっても良いし、計画・目論見と表現することも出来ます。
つまり、
「今年はこんな一年になって欲しい、こんな一年にしたい!」
そこで昨日に引き続き、誌上「セルフコーチング」で言語化してみようと思います。
因みに「Day1」での問い掛けは以下の通り。
【Day1】
問い掛け(1)
2022年の大晦日に一年を振り返った時、どんな状況、どんな気持ちになっていると嬉しいか?
問い掛け(2)
その「将来の展望」が2022年の年末時点で見えていることは、自分にとってどういう意味があるのか?
問い掛け(3)
「残り10年」という話が出たが、その最初の一年目である2022年は、どんな位置付けの年にしたいのか?
【Day2】
問い掛け(1)
残り10年で「やり残し」が無いようにしたい。そのために、やってみたいと思っていることに、先ずは手を付けたいとのこと。それは具体的に何か?
①やりたいことを、いくつかのカテゴリーに分ける。a) 仕事、b)家族、c)個人。短期・長期という視点も織り交ぜる。
②それぞれのカテゴリー
a) 仕事
- 顧問先・懇意にしているクライアントへの支援強化
- 新サービス開発:これまでの提供サービスに加えて、今年は企業研修に「ケースメソッド研修」を加えたい。修了した大学院で得た知見を是非研修で活かす。
- 協会の立上げ促進:先ずは協会体制の確立、及び、集客戦略の構築
b) 家族
- 妻との将来のライフスタイルを模索・検討する:海外と日本のdual life(二重生活)を実現するためのフィージビリティスタディ・下見を開始する。
c) 個人
- ICF資格取得:コーチングの原点回帰し、更に深掘りする。それを具体的な形としての資格(PCC資格)とする。
問い掛け(2)
色々出てきたが、2022年末の状態を10とすると、現時点での立ち位置はどの程度か?
①全体感としては「1~2」くらいかな?未だ未だ項目を挙げただけ。ただしICF/PCC受検は受検要件を満たすため事前学習は開始している。
問い掛け(3)
その立ち位置を先ずは、いつまでに、どれくらいまで進めたいか?
①1年間の最初の3ヶ月が鍵!3月末までに始める、「着手」することが重要。後になると億劫になってしまうかも知れない。
②3月末までに、以下に着手する。
- ICF/PCC受検の準備(既に一部開始)
- ケースメソッド研修:懇意にしているプロコーチ・研修講師に試しで模擬研修を提供して、感想やフィードバックをもらい、手応えや改善点を確認する。
問い掛け(4)
それを実現するための「心掛け」「注意点」は何か?
①対処している目先のことに「集中」し「楽しむ」こと。仕事を「こなす」ことについ躍起になってしまうと、大事なことが見えなくなる。
②時間的な余裕を創り出す:すきま時間を有効活用する。
こんな感じでしょうか?「セルフコーチング」で自らの問いを、こうして「言語化」「文字化」することで、大分すっきり、明確になりました。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
10日,
2022年
セルフコーチングで「2022年のありたい姿」を言語化する(Day1)「2022年末で何を手に入れたいのか?」
新年2022年が明けて、既に今日は10日。年末年始とバタバタしていたこともあって、大事なことを考えることを疎かにしていました。それは
「2022年のありたい姿」
を明確にする。
抱負、といっても良いし、計画・目論見と表現することも出来ます。
つまり、
「今年はこんな一年になって欲しい、こんな一年にしたい!」
そこで今日は、誌上「セルフコーチング」で言語化してみようと思います。
問い掛け(1)
2022年の大晦日に一年を振り返った時、どんな状況、どんな気持ちになっていると嬉しいか?
①今年の年初にイメージした今年の漢字一字は「原(源)」。つまり一度、「原点・源(オリジン)」へ帰るとした。
これまで色々やってきたことの再度見直し、原点回帰する。形にする、体系化する、システム化する、商品化する、という意図。
②年末に一年振り返った時に得たい状況や感情は「自分はこれまでこんなことをやって来た。これらを今後の5年間・10年間で、こう活かして行こう、という展望が見えている」
つまり年末における成果物としては、自分の将来像や将来への道筋が見えてきていること。
問い掛け(2)
その「将来の展望」が2022年の年末時点で見えていることは、自分にとってどういう意味があるのか?
①2022年で60歳という節目を迎える。人生100年時代、長生きになってきていると言えども、体力的な衰えは否めない。
個人的な感覚としては、アクティブに色々活動できるのは残り10年くらいか?そういう意味で少し「焦り」を感じている。残された時間はそれほど潤沢には無い。
②従って、何を成すのか、戦略的に検討する必要がある。裏を返すと「何をしないのか?」も決めないといけない。これが私の性格上、難しい部分でもある。
問い掛け(3)
「残り10年」という話が出たが、その最初の一年目である2022年は、どんな位置付けの年にしたいのか?
①残り10年と言っても、必ずしも10年間が約束されたわけではない、人の人生は自分では決められない。ひょっとしたら明日にでも.....
②従って、まずは「人生やり残し」は避けたい。これをやっておけば良かった、と後悔したくない。
従って、将来、「何をするか、しないか」の選択の前に、やりたいと思っていること、手を付けてみたいことをとにかくやってみる、という年にしたい。
取り敢えず試してみた上で、今後も継続するのか、優先順位を下げるのか?これを判断したい。
今日はここまで。残りは明日以降、継続します。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
9日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day27、final)「『ヒト』こそ経営資源!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
そして今回が最終日。筆者、木村勝男氏の想いを最後にお伝えしたく、最終章からキーポイントを記します。
最終章「おわりに」
章立て
1.社員のやる気を高めるためには?
2.中小企業が生き残る道
3.「経営社員」育成が社会貢献につながる!
1.社員のやる気を高めるためには?
(1)多くの経営者・管理職が人材に関する課題を抱えている。
「社員にもっとやる気を出して欲しい」
「社員のやる気を高めるにはどうしたら良いのか?」
(2)そもそも「やる気」というのは社員個人に要求すべきものだろうか?また、単に気持ちの問題なのだろうか?冷静に考える必要がある。
(3)「やる気」特に目標達成や成長に対する意欲は、会社のビジョンと個人の夢が上手く連動することで生まれる。また、教育プログラム、業績評価制度、適切なインセンティブといった「仕組み」も必要。
2.中小企業が生き残る道
(1)日本経済を支えるのは中小・零細企業。しかし取り巻く経営環境は年々厳しくなっている。売上や利益額で大企業に及ばなくても「1人当たりの生産性」で勝つことは十分可能である。
(2)一人当たりの生産性を上げるためには、社員一人一人の能力向上が不可欠。
(3)本書に書いた内容は難しい理論には基づいていない。愚直に実践していくことが重要。そして結果を出すこと、これが経営者の役割。
3.「経営社員」育成が社会貢献につながる!
(1)「ヒトこそが経営資源である」
経営資源と言えば「ヒト・モノ・カネ」と言われるが、実際にはモノもカネも「ヒト」が生み出すもの。
(2)人材育成こそが、その企業の競争力を高める。従って、どんな人材を育成すべきかという点はしっかり考えなければならない。それが「経営社員」である。
(3)経営は社長がするものではなく、全社一丸となってするもの。これが実現できれば大企業にも負けない強くて良い会社を作ることが出来る。
(4)「うちは小さいけれど、社員を幸せに出来る会社、社会の役に立てる会社だ」と胸を張って言える、そんな会社が増えることを願う。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
8日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day26)「夢はあるもではなく、育てるもの」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(完了)
4.夢を追いかける(本日)
「夢を追いかける」
章立て
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
2.明日から今を見よ!
3.無限の未来を切り開く
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
(1)「夢に日付を入れよ」とはワタミ株式会社の渡邉美樹会長の言葉。私は、夢には「日付」と「数字」を入れ、カタチにすることが大事だと考えている。
(2)「夢+日付=目標」と捉える。夢を持つのは大切なことだが、「いつまでに」というのが明確でなければ行動を起こす原動力にならない。これは個人でも会社でも同じ。
(3)「夢+数字=計画」と考え、計画を立てることが大切。目標があって計画があれば、今、自分は何をどれだけやる、というアクションプランが立てられる。
(4)「あと一歩が踏み出せない」と悩んでいる人は、とにかくアクションプランを立てて、それを実行するという経験を増やす。
(5)経営者の仕事は、会社の夢であるビジョンを掲げ、それに具体的な期日を決め、必要な数字を与える。
(6)この発想は会社でも、個人でも全く同じ。「あなた自身、人生の経営者」なのである。
2.明日から今を見よ!
(1)年齢は関係ない。今の自分はこれまでの自分と比べれば、最も年取った存在であると同時に、これからの人生の中では、今この瞬間が最も若い。
(2)「過去と他人は変えられない」過去を悔やんだところで何も良くならない。
(3)若い人は過去のカレンダーよりも未来のカレンダーをより多く持っている。未来に想いを馳せる方がよほど健全である。
(4)「これからの自分はどのようになりたいのか?」五年後十年後の自分を思い描き、そこから今日の自分を振り返ってみると、その可能性の大きさと、同時に成長のための課題も見えてくる。
(5)今、目の前にある課題を、自分の夢を叶えるための課題と捉えて少しずつ解決していく。その姿勢が重要。
(6)夢はあるもではなく、育てるもの、なのである。
3.無限の未来を切り開く
(1)我々を取り巻く労働環境は大きく変化している。その中で労働生産性、特に知的生産性を発揮できるかが大きな鍵を握る。高い知的生産性を発揮する人材の一つの形が「経営社員」である。
(2)これからのビジネスの現場では一人一人の社員が経営者の視点を持って仕事に取り組むことが求められる。
(3)もし「経営社員」であることにも飽き足らなくなったら、次の選択肢が見えてくる。それは「あなたが経営者になる」というものである。
(4)経営者になる選択肢は色々ある。しかし機会があって選ばれてなるもの。あなたが「経営社員」であり、経営者になるという気持ちを持ち、準備を続けていれば、必ずそうしたチャンスは訪れます。
(5)経営者になるという選択肢は、無限の未来を切り開くことへのチャレンジである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
7日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day25)「成長できない会社なら飛び出してしまえ!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(本日)
4.夢を追いかける
「行動を変える」
章立て
1.小さな組織で大きな仕事を
2.読書のススメ
3.成長できない会社なら飛び出してしまえ!
1.小さな組織で大きな仕事を
(1)一般的には大きな組織の方が大きな仕事に取り組めるという印象を持ちがち。
(2)しかし、小さな組織でも大きな仕事を回すことは出来る。その方法は、外部の協力者と適切なアライアンス(提携)を組むこと。
(3)何でもかんでもは自社内では難しい。そこで必要な時に必要な資源を必要なだけ活用するのが、変化の激しい時代の仕事の仕方である。
(4)提携におけるポイントは、
①自社に、他社には真似の出来ない技術やノウハウがあること
②提携相手に十分な利益を提供すること
(5)外部のパートナーと良好な関係を築くことは、会社同士の関係に留まらない。個人レベルの仕事でも重要である。
(6)他者と提携した結果の仕事に関しては、成果配分を「相手が51、自分が49」としたい。
2.読書のススメ
(1)本なんか読まない人間だった。なぜなら実践を重視してきたので。
(2)しかし実践や経験できることには限りがある。グローバル化・IT化などの変化の激しい時代に経験だけに頼ることは不可能。
(3)そこで他人の経験を自分のものにするための工夫、それが読書である。
(4)ではどのように読書べきか?ビジネス書に限定すれば、身の回りの本を手当たり次第読むこと。一冊から一つの知識を得られれば元が取れるという感覚で充分。
3.成長できない会社なら飛び出してしまえ!
(1)前途ある若い人に伝えたいことは「あなたが成長出来ない会社なら飛び出してしまえ!」ということ。
(2)安易な転職を勧めている訳ではない。先ず今いる会社で自分が成長するための努力をとことんやった上での話。
(3)成長するためになすべき努力は山ほどある。それをしないで会社に文句ばかり言っているようでは、たとえ転職しても上手く行くはずがない。
(4)一方、現在の厳しい経営環境では、常に勉強し、新しい知恵を積み重ね経営に活かそうとしない経営者の下では会社は発展出来ない。
(5)自分から喜んで成長努力したくなる会社に移るべきである。自分の武器は何か?を常に追求すること。自分自身を「経営社員」として育てることが必要である。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
6日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day24)「早起きは『三百万円』の得」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(本日)
3.行動を変える
4.夢を追いかける
「時間を大切に」
章立て
1.忙しさに押し潰されないために
2.時間を投資せよ!
3.早起きは三百万円の得
1.忙しさに押し潰されないために
(1)時間に追い立てられるという感覚はとても危険で、知らず知らずのうちに人の心からゆとりを失わせる。しかし現実には起きてしまっている。
(2)少し考え方を変えて、気持ちのゆとりを持てる方法はある。それは「自分で一日の時間割をつくる」のだ。
(3)時間割の一コマは自分の集中力が続く時間にすれば良い。30分でも一時間でも良い。
(4)そのコマごとに何をするのかを、毎朝先に決めてしまう。その際優先順位の高いものからコマを当てはめることがコツである。
(5)これを通じて仕事の優先順位を考える癖をつける。今、自分がやっている仕事がどこに位置し、どの程度の重要性を持っているのかを評価できるようになる。
(6)そして「忙しさを自分でコントロール」出来るようなる。
2.時間を投資せよ!
(1)忙しさをコントロール出来るようになると、毎日20分、30分と時間の余裕が生まれるようになる。この時間をどのように使うか?
(2)この時間をゲームや酒、だらだら過ごすことに使ったら意味が無い。ぜひ「自分への投資」に使うのが効果的。
(3)自分への投資、自分の将来のための勉強に使うと、時間の価値がどんどん高まる。
(4)人生は投じなければ返ってこない。時間をどんどん投資しよう。
(5)特に経営に関するスキルアップに投資するのが最も効果的。それが時間と、収入と、活躍の場を大きくしてくれる。
3.早起きは三百万円の得
(1)「休日の朝寝をやめると、収入が増える?」これはなぜか?
(2)平日の早朝、9時出社の会社に7時に出勤して仕事を始める。誰からも邪魔されないので自分のペースで効率的に仕事を進められる。
(3)自分が自由に出来る時間が激増し、その時間を活用してスキルアップが出来る。
(4)これを実践するためには、早起き出来る生活リズムにしておく必要がある。このリズムづくりに効果的なのが、休日の朝寝を止めること。
(5)早起きは三文の得、と昔から言われているが、「早起きは三百万円の得」ぐらいの感覚でちょうど良い!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
5日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day23)「『自分の思った通りの会社』など無い!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(本日)
2.時間を大切に
3.行動を変える
4.夢を追いかける
「先ずは『心掛け』」
章立て
1.もやもやしている若手社員へ
2.自分はさがすものではない
3.頭でっかちになるな!行動せよ!
1.もやもやしている若手社員へ
(1)終身雇用と年功序列という、日本社会を支えてきた人事制度は崩れ去った。
働く社員の側も、自分自身の将来に対してしっかりとした意識を持つ必要がある。常に自分の能力を高める努力をしなければ、労働市場からはき出されてしまう。
(2)「自分の思った通りの会社」など、どこにもないということ。
会社は多くの人が集まって出来る組織であり、外部環境の変化にいつも晒されている。つまり「会社は常に変化する存在」であり、社員一人一人が変化の源泉である。
(3)勤めている職場が小さな会社だから出来ない、と諦める必要はない。むしろ逆である。
小さな会社だから出来ることは多い。あなたの力で大きく変えることは出来る。
(4)しかし、それは経営者の理解が必要。あなたの能力を引き出し、伸ばしてくれる経営者が必要である。
もし社長がそうした経営者でなければ、その会社を飛び出しなさい。
2.自分はさがすものではない
(1)自分探しに多くの時間を割く若者がいるが、「本当の自分」を探すことは、時間の無駄だ。
現に今そこに居るあなたこそが「自分」であって、それ以外の自分などいない。今に自分に満足できない人が逃避のための口実としてつくるのが「本当の自分」というもの。
(2)自分探しに時間を使うより、本をたくさん読み、人の話を聞く中で素直な自分を育てる方が有益である。
(3)一方「こうありたい自分」を思い描くことは大切である。それは自分の夢でありビジョンである。夢に向かうことで、人は最大速度で成長できる。
(4)そして夢を描いたら、そこに行き着くまでの仮説を立て、行動することが重要である。
3.頭でっかちになるな!行動せよ!
(1)本を読み、人の話を行くことで色々な事を知り、学ぶことが出来る。
しかし、頭の中だけでシミュレーションする能力だけでは不十分だ。「まずやってみよう」という行動を忘れてはいけない。
(2)失敗を恐れてはいけない。失敗や苦労こそが人を育てる。失敗することより、何もしないことの方こそ、恐れるべきである。
(3)理屈だけをこねる人は、会社を斜めから見て批判するばかりで前に進めない。
(4)ビジネスマンは行動し、結果を出して初めて価値が出るのである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお