1月
17日,
2022年
コーチングクラスでの「学び直し」で気付くこと(最終回)
今年の漢字一字は
「原(源)」
文字通り原点に返る、源を再確認する。
ということで、以前通った銀座コーチングスクールのクラスを「再受講」しています。
私は講師として「教える立場」でコーチングに関わった経験はあります。ここで改めて
「コーチング」とは何か?
神髄に迫ろうと考えての学び直し、です。
今日も昨日に引き続き、気付いたことを記します。
今日の最大のハイライトは
「視点を変える質問」
クライアントの思い込みや既成概念を、コーチからの問い掛けで、異なった視点から見直してもらうもの。
「リ・フレーミング」と表現することもあります。
この「視点を変える質問」には、いくつかのバリエーションがあります。そこで今日は、私が好きなものや、しばしば使う問いを挙げてみます。
「相手の方は、あなた自身のことをどのように感じていると思いますか?」
「あなたの親友なら、今のあなたにどんな助言をすると思いますか?」
「具体的に何があったのですか?」
「何から始めることが出来ますか?」
「5年後の自分には、今のあなたはどのように見えると思いますか?」
「その目標が達成したあなたは、今のあなたと何がどう異なっていますか?」
「もし制約がなければ、どう対応しますか?」
「期限を残り三ヶ月だとすると、何をしますか?」
「それをやっているあなたは、何を感じていますか?」
「あなたを助けてくれる人は誰ですか?」
一回のセッションで全部を使う訳ではありません。しかし必要なタイミングで、適切な問いかけがスムーズに出来るようにしたいですね!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
9日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day27、final)「『ヒト』こそ経営資源!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
そして今回が最終日。筆者、木村勝男氏の想いを最後にお伝えしたく、最終章からキーポイントを記します。
最終章「おわりに」
章立て
1.社員のやる気を高めるためには?
2.中小企業が生き残る道
3.「経営社員」育成が社会貢献につながる!
1.社員のやる気を高めるためには?
(1)多くの経営者・管理職が人材に関する課題を抱えている。
「社員にもっとやる気を出して欲しい」
「社員のやる気を高めるにはどうしたら良いのか?」
(2)そもそも「やる気」というのは社員個人に要求すべきものだろうか?また、単に気持ちの問題なのだろうか?冷静に考える必要がある。
(3)「やる気」特に目標達成や成長に対する意欲は、会社のビジョンと個人の夢が上手く連動することで生まれる。また、教育プログラム、業績評価制度、適切なインセンティブといった「仕組み」も必要。
2.中小企業が生き残る道
(1)日本経済を支えるのは中小・零細企業。しかし取り巻く経営環境は年々厳しくなっている。売上や利益額で大企業に及ばなくても「1人当たりの生産性」で勝つことは十分可能である。
(2)一人当たりの生産性を上げるためには、社員一人一人の能力向上が不可欠。
(3)本書に書いた内容は難しい理論には基づいていない。愚直に実践していくことが重要。そして結果を出すこと、これが経営者の役割。
3.「経営社員」育成が社会貢献につながる!
(1)「ヒトこそが経営資源である」
経営資源と言えば「ヒト・モノ・カネ」と言われるが、実際にはモノもカネも「ヒト」が生み出すもの。
(2)人材育成こそが、その企業の競争力を高める。従って、どんな人材を育成すべきかという点はしっかり考えなければならない。それが「経営社員」である。
(3)経営は社長がするものではなく、全社一丸となってするもの。これが実現できれば大企業にも負けない強くて良い会社を作ることが出来る。
(4)「うちは小さいけれど、社員を幸せに出来る会社、社会の役に立てる会社だ」と胸を張って言える、そんな会社が増えることを願う。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
8日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day26)「夢はあるもではなく、育てるもの」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(完了)
4.夢を追いかける(本日)
「夢を追いかける」
章立て
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
2.明日から今を見よ!
3.無限の未来を切り開く
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
(1)「夢に日付を入れよ」とはワタミ株式会社の渡邉美樹会長の言葉。私は、夢には「日付」と「数字」を入れ、カタチにすることが大事だと考えている。
(2)「夢+日付=目標」と捉える。夢を持つのは大切なことだが、「いつまでに」というのが明確でなければ行動を起こす原動力にならない。これは個人でも会社でも同じ。
(3)「夢+数字=計画」と考え、計画を立てることが大切。目標があって計画があれば、今、自分は何をどれだけやる、というアクションプランが立てられる。
(4)「あと一歩が踏み出せない」と悩んでいる人は、とにかくアクションプランを立てて、それを実行するという経験を増やす。
(5)経営者の仕事は、会社の夢であるビジョンを掲げ、それに具体的な期日を決め、必要な数字を与える。
(6)この発想は会社でも、個人でも全く同じ。「あなた自身、人生の経営者」なのである。
2.明日から今を見よ!
(1)年齢は関係ない。今の自分はこれまでの自分と比べれば、最も年取った存在であると同時に、これからの人生の中では、今この瞬間が最も若い。
(2)「過去と他人は変えられない」過去を悔やんだところで何も良くならない。
(3)若い人は過去のカレンダーよりも未来のカレンダーをより多く持っている。未来に想いを馳せる方がよほど健全である。
(4)「これからの自分はどのようになりたいのか?」五年後十年後の自分を思い描き、そこから今日の自分を振り返ってみると、その可能性の大きさと、同時に成長のための課題も見えてくる。
(5)今、目の前にある課題を、自分の夢を叶えるための課題と捉えて少しずつ解決していく。その姿勢が重要。
(6)夢はあるもではなく、育てるもの、なのである。
3.無限の未来を切り開く
(1)我々を取り巻く労働環境は大きく変化している。その中で労働生産性、特に知的生産性を発揮できるかが大きな鍵を握る。高い知的生産性を発揮する人材の一つの形が「経営社員」である。
(2)これからのビジネスの現場では一人一人の社員が経営者の視点を持って仕事に取り組むことが求められる。
(3)もし「経営社員」であることにも飽き足らなくなったら、次の選択肢が見えてくる。それは「あなたが経営者になる」というものである。
(4)経営者になる選択肢は色々ある。しかし機会があって選ばれてなるもの。あなたが「経営社員」であり、経営者になるという気持ちを持ち、準備を続けていれば、必ずそうしたチャンスは訪れます。
(5)経営者になるという選択肢は、無限の未来を切り開くことへのチャレンジである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
7日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day25)「成長できない会社なら飛び出してしまえ!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(本日)
4.夢を追いかける
「行動を変える」
章立て
1.小さな組織で大きな仕事を
2.読書のススメ
3.成長できない会社なら飛び出してしまえ!
1.小さな組織で大きな仕事を
(1)一般的には大きな組織の方が大きな仕事に取り組めるという印象を持ちがち。
(2)しかし、小さな組織でも大きな仕事を回すことは出来る。その方法は、外部の協力者と適切なアライアンス(提携)を組むこと。
(3)何でもかんでもは自社内では難しい。そこで必要な時に必要な資源を必要なだけ活用するのが、変化の激しい時代の仕事の仕方である。
(4)提携におけるポイントは、
①自社に、他社には真似の出来ない技術やノウハウがあること
②提携相手に十分な利益を提供すること
(5)外部のパートナーと良好な関係を築くことは、会社同士の関係に留まらない。個人レベルの仕事でも重要である。
(6)他者と提携した結果の仕事に関しては、成果配分を「相手が51、自分が49」としたい。
2.読書のススメ
(1)本なんか読まない人間だった。なぜなら実践を重視してきたので。
(2)しかし実践や経験できることには限りがある。グローバル化・IT化などの変化の激しい時代に経験だけに頼ることは不可能。
(3)そこで他人の経験を自分のものにするための工夫、それが読書である。
(4)ではどのように読書べきか?ビジネス書に限定すれば、身の回りの本を手当たり次第読むこと。一冊から一つの知識を得られれば元が取れるという感覚で充分。
3.成長できない会社なら飛び出してしまえ!
(1)前途ある若い人に伝えたいことは「あなたが成長出来ない会社なら飛び出してしまえ!」ということ。
(2)安易な転職を勧めている訳ではない。先ず今いる会社で自分が成長するための努力をとことんやった上での話。
(3)成長するためになすべき努力は山ほどある。それをしないで会社に文句ばかり言っているようでは、たとえ転職しても上手く行くはずがない。
(4)一方、現在の厳しい経営環境では、常に勉強し、新しい知恵を積み重ね経営に活かそうとしない経営者の下では会社は発展出来ない。
(5)自分から喜んで成長努力したくなる会社に移るべきである。自分の武器は何か?を常に追求すること。自分自身を「経営社員」として育てることが必要である。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
6日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day24)「早起きは『三百万円』の得」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(本日)
3.行動を変える
4.夢を追いかける
「時間を大切に」
章立て
1.忙しさに押し潰されないために
2.時間を投資せよ!
3.早起きは三百万円の得
1.忙しさに押し潰されないために
(1)時間に追い立てられるという感覚はとても危険で、知らず知らずのうちに人の心からゆとりを失わせる。しかし現実には起きてしまっている。
(2)少し考え方を変えて、気持ちのゆとりを持てる方法はある。それは「自分で一日の時間割をつくる」のだ。
(3)時間割の一コマは自分の集中力が続く時間にすれば良い。30分でも一時間でも良い。
(4)そのコマごとに何をするのかを、毎朝先に決めてしまう。その際優先順位の高いものからコマを当てはめることがコツである。
(5)これを通じて仕事の優先順位を考える癖をつける。今、自分がやっている仕事がどこに位置し、どの程度の重要性を持っているのかを評価できるようになる。
(6)そして「忙しさを自分でコントロール」出来るようなる。
2.時間を投資せよ!
(1)忙しさをコントロール出来るようになると、毎日20分、30分と時間の余裕が生まれるようになる。この時間をどのように使うか?
(2)この時間をゲームや酒、だらだら過ごすことに使ったら意味が無い。ぜひ「自分への投資」に使うのが効果的。
(3)自分への投資、自分の将来のための勉強に使うと、時間の価値がどんどん高まる。
(4)人生は投じなければ返ってこない。時間をどんどん投資しよう。
(5)特に経営に関するスキルアップに投資するのが最も効果的。それが時間と、収入と、活躍の場を大きくしてくれる。
3.早起きは三百万円の得
(1)「休日の朝寝をやめると、収入が増える?」これはなぜか?
(2)平日の早朝、9時出社の会社に7時に出勤して仕事を始める。誰からも邪魔されないので自分のペースで効率的に仕事を進められる。
(3)自分が自由に出来る時間が激増し、その時間を活用してスキルアップが出来る。
(4)これを実践するためには、早起き出来る生活リズムにしておく必要がある。このリズムづくりに効果的なのが、休日の朝寝を止めること。
(5)早起きは三文の得、と昔から言われているが、「早起きは三百万円の得」ぐらいの感覚でちょうど良い!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
5日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day23)「『自分の思った通りの会社』など無い!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(本日)
2.時間を大切に
3.行動を変える
4.夢を追いかける
「先ずは『心掛け』」
章立て
1.もやもやしている若手社員へ
2.自分はさがすものではない
3.頭でっかちになるな!行動せよ!
1.もやもやしている若手社員へ
(1)終身雇用と年功序列という、日本社会を支えてきた人事制度は崩れ去った。
働く社員の側も、自分自身の将来に対してしっかりとした意識を持つ必要がある。常に自分の能力を高める努力をしなければ、労働市場からはき出されてしまう。
(2)「自分の思った通りの会社」など、どこにもないということ。
会社は多くの人が集まって出来る組織であり、外部環境の変化にいつも晒されている。つまり「会社は常に変化する存在」であり、社員一人一人が変化の源泉である。
(3)勤めている職場が小さな会社だから出来ない、と諦める必要はない。むしろ逆である。
小さな会社だから出来ることは多い。あなたの力で大きく変えることは出来る。
(4)しかし、それは経営者の理解が必要。あなたの能力を引き出し、伸ばしてくれる経営者が必要である。
もし社長がそうした経営者でなければ、その会社を飛び出しなさい。
2.自分はさがすものではない
(1)自分探しに多くの時間を割く若者がいるが、「本当の自分」を探すことは、時間の無駄だ。
現に今そこに居るあなたこそが「自分」であって、それ以外の自分などいない。今に自分に満足できない人が逃避のための口実としてつくるのが「本当の自分」というもの。
(2)自分探しに時間を使うより、本をたくさん読み、人の話を聞く中で素直な自分を育てる方が有益である。
(3)一方「こうありたい自分」を思い描くことは大切である。それは自分の夢でありビジョンである。夢に向かうことで、人は最大速度で成長できる。
(4)そして夢を描いたら、そこに行き着くまでの仮説を立て、行動することが重要である。
3.頭でっかちになるな!行動せよ!
(1)本を読み、人の話を行くことで色々な事を知り、学ぶことが出来る。
しかし、頭の中だけでシミュレーションする能力だけでは不十分だ。「まずやってみよう」という行動を忘れてはいけない。
(2)失敗を恐れてはいけない。失敗や苦労こそが人を育てる。失敗することより、何もしないことの方こそ、恐れるべきである。
(3)理屈だけをこねる人は、会社を斜めから見て批判するばかりで前に進めない。
(4)ビジネスマンは行動し、結果を出して初めて価値が出るのである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
12月
31日,
2021年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day22)「『アウトプットの場』が社員を成長させる」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~
章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(完了)
3.八つの方法(本日)
「八つの方法:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」
章立て
1.「経営社員」を育てる方法とは?
2.八つの方法
1.「経営社員」を育てる方法とは?
昨日までの「五つの心得」に続いて、経営社員を育てる八つの方法を紹介する。どれもこれも簡単な方法で、誰にもできる。ただし成果が出るかどうかは、やり続けられるかどうか、その一点に掛かっている。
2.八つの方法
まずは八つの方法を列挙すると以下の通り。
(1)おおぼらを吹け!(完了)
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!(完了)
(3)中期計画を立てよ!(完了)
(4)年度目標を立てさせよ!(完了)
(5)財務を教えよ!(完了)
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!(完了)
(7)個人目標を立てさせよ!(本日)
(8)アウトプットさせよ!(本日)
今日は最後の2つの方法について記述します。
(7)個人目標を立てさせよ!
①目標は会社の目標だけでなく、社員一人一人に自分の「個人成長目標」を設定させる。
②その際には「何のために・何を・いつまでに・どれだけ」という四点を明確にする。
③「いつまでに・どれだけ」は期限と量を明確にする、ということ。
④そして、個人成長目標も計画を立て、実行して、その進捗をモニターして、というサイクルを回す。即ち「PDCAサイクル」の練習をする。
⑤個人目標の設定は、求めていたものを得るだけではなく、そのための能力を高める一石二鳥の方法である。
(8)アウトプットさせよ!
①経営社員を育成するために、経営者としての心得と方法を伝えてきた。そして、最も簡単で最も成長を早める、というとっておきの方法は「アウトプット」の機会を与える、ということ。
②個人成長目標に関して、「朝礼」などの機会を作って定期的に進捗報告をさせることで、計画と実行のずれが明確になる。
③個人成長目標は個人的なものなので、進捗に関して他人から非難されるものではないが、社員同士で進捗状況を共有することでお互いの状況を聞き、理解することが出来、自分の考えを高めて行くことが出来る。すると何が自分に必要なのかを自然に考えるようになっていく。
④つまり「アウトプット」をさせることで、インプットの重要性が認識できる。だからアウトプットの場を創ることが重要なのである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
12月
30日,
2021年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day21)「自社の提供価値を明確にする」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~
章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(完了)
3.八つの方法(本日)
「八つの方法:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」
章立て
1.「経営社員」を育てる方法とは?
2.八つの方法
1.「経営社員」を育てる方法とは?
昨日までの「五つの心得」に続いて、経営社員を育てる八つの方法を紹介する。どれもこれも簡単な方法で、誰にもできる。ただし成果が出るかどうかは、やり続けられるかどうか、その一点に掛かっている。
2.八つの方法
まずは八つの方法を列挙すると以下の通り。
(1)おおぼらを吹け!(完了)
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!(完了)
(3)中期計画を立てよ!(完了)
(4)年度目標を立てさせよ!(完了)
(5)財務を教えよ!(本日)
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!(本日)
(7)個人目標を立てさせよ!
(8)アウトプットさせよ!
一昨日と昨日に続いて今日は、五つ目・六つ目の2つの方法について記述します。
(5)財務を教えよ!
①目標が設定できるようになるには「財務」の知識が必要。特にB/S(貸借対照表)についてしっかりとした考え方を持つことが望まれる。
②財務の勉強は本や学校でも出来る。しかし教科書的な知識ではなく、実務の中で知恵をを身に付けさせることが必要。
③経営者が理解できている範囲をしっかり社員に教える。その一方で経営者が必死に財務の勉強をすれば良い。
④ここで気を付けることは、仕入れた知識をそのまま直ぐにアウトプットするのはお勧めしない。自分自身でしっかり理解し、納得したものを社員に伝えること。
⑤財務の勉強の基礎は極めて単純。「儲け=入りー出」という簡単な方程式で、いかに入りを増やし、出を減らすかを考えること。
⑥そして次は、儲けをどのように生かすかを考える。B/Sを強化し、信用力を高め、節度あるレバレッジを効かせ、さらに収益性を高める。そんな会社を目指す。
⑦全社員が数字の意味を知り、数字で話が出来る会社。これは本当に強い会社である。
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!
①何のためにビジネスをしているのか?第一義は「食うため」である。
②しかし金だけがビジネスの目的になってしまうのも考え物である。「利益が上がればそれでよい」という考え方は危険。利益は社会に価値を提供した見返りとして頂くものである。
③この点を経営者が理解していれば、社員に伝えることが出来る。「自分たちは顧客や社会にこんな価値を提供している」ということを明確にすることで、社員のモチベーションが上がる。
④質の低い商品や高額商品を売りつけるなどというのは、まともな神経の人間には耐えられない。利益が確保されたとしても、その裏を知っている社員は釈然としないはず。
⑤人は「正しいことをしている」と思えるときに力を発揮する。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
12月
29日,
2021年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day20)「計画づくりは社員に考えてもらう」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~
章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(完了)
3.八つの方法(本日)
「八つの方法:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」
章立て
1.「経営社員」を育てる方法とは?
2.八つの方法
1.「経営社員」を育てる方法とは?
昨日までの「五つの心得」に続いて、経営社員を育てる八つの方法を紹介する。どれもこれも簡単な方法で、誰にもできる。ただし成果が出るかどうかは、やり続けられるかどうか、その一点に掛かっている。
2.八つの方法
まずは八つの方法を列挙すると以下の通り。
(1)おおぼらを吹け!(完了)
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!(完了)
(3)中期計画を立てよ!(本日)
(4)年度目標を立てさせよ!(本日)
(5)財務を教えよ!
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!
(7)個人目標を立てさせよ!
(8)アウトプットさせよ!
昨日に続いて今日は、次の2つの方法について記述します。
(3)中期計画を立てよ!
①夢を描くことは重要。そしてその中で、夢(ビジョン)と現実のギャップを知る。
②そのギャップを知り、なぜそのような違いがあるのかを全社で考える。
③一足飛びに夢まで到達できない。そこでビジョン達成までを年限を三年ずつに区切る。その第一次計画だけは「現状からのボトムアップ」で作る。
④つまり夢(ビジョン)は、懸命に取り組めば何とか達成出来る数字であることが重要なのである。
⑤会社の中期計画は、会社のポテンシャルを発揮させる強い武器である。
(4)年度目標を立てさせよ!
①中期計画を立て、目標設定がされたら、次は年度目標を設定する。会社の動きを一年というスパンで見るのはたいていの社員が出来る。従ってここはとことん社員に考えてもらう。
②理念に始まり、経営方針、部門目標、個人目標、を順に決定していく。この時に、社員一人一人が、なぜこの目標に取り組むのか、という意味を知ることが重要。
③目標の数値だけでなく意味を知っている社員は、全社的な動きの中での収益性を理解します。「売上は伸びても利益が伸びない」というバカげた売り方はしないはず。
④つまり、年次経営計画の作成は、社員が財務に関する生きた知識を身に付ける教室にもなり得る。
⑤会社全体の利益を最大にするにはどうすべきか?純利益に意識を向けるようにし、やがてB/Sと関連したROAやROEといった指標を考えられるように仕向けて行く。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
12月
28日,
2021年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day19)「夢に日付と数字を入れる」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~
章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(完了)
3.八つの方法(本日)
「八つの方法:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」
章立て
1.「経営社員」を育てる方法とは?
2.八つの方法
1.「経営社員」を育てる方法とは?
昨日までの「五つの心得」に続いて、経営社員を育てる八つの方法を紹介する。どれもこれも簡単な方法で、誰にもできる。ただし成果が出るかどうかは、やり続けられるかどうか、その一点に掛かっている。
2.八つの方法
まずは八つの方法を列挙すると以下の通り。
(1)おおぼらを吹け!
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!
(3)中期計画を立てよ!
(4)年度目標を立てさせよ!
(5)財務を教えよ!
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!
(7)個人目標を立てさせよ!
(8)アウトプットさせよ!
今日は先ず、最初の2つの方法について記述します。
(1)おおぼらを吹け!
①これは日本電産株式会社の前会長、永守重信氏の言葉。
②おおぼらと言っても全く不可能なものではなく、」全力で挑戦し、全ての条件が整えば達成出来る最高の状態」のこと。
③会社としての「おおぼら」は、社員が聞いてもワクワクするようなものでなければならない。社員と夢を語ろう!
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!
①夢は素晴らしい力を持っている。しかし、夢さえ持てばそれで良いというものではない。夢を真にするのが経営者の仕事。
②夢を真にするために必要なのが、夢に具体的な日付と数字を入れること。
③「夢に日付を入れよ」はワタミ株式会社の創業者、渡邉美樹氏の言葉。
④「夢に数字を入れる」とは、夢を言葉で表すのではなく、B/Sで言い表せ、という意味である。
⑤経営者が夢を語り、それを目標にする時、一人でやっても意味がない。ここに社員を巻き込むことが大事である。
⑥そして社員が「自分がやりたい」と思えるように、会社の夢を描き、日付と数字を入れて行く。この過程ややり取りがとても重要である。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお