1月
5日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day23)「『自分の思った通りの会社』など無い!」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(本日)
2.時間を大切に
3.行動を変える
4.夢を追いかける
「先ずは『心掛け』」
章立て
1.もやもやしている若手社員へ
2.自分はさがすものではない
3.頭でっかちになるな!行動せよ!
1.もやもやしている若手社員へ
(1)終身雇用と年功序列という、日本社会を支えてきた人事制度は崩れ去った。
働く社員の側も、自分自身の将来に対してしっかりとした意識を持つ必要がある。常に自分の能力を高める努力をしなければ、労働市場からはき出されてしまう。
(2)「自分の思った通りの会社」など、どこにもないということ。
会社は多くの人が集まって出来る組織であり、外部環境の変化にいつも晒されている。つまり「会社は常に変化する存在」であり、社員一人一人が変化の源泉である。
(3)勤めている職場が小さな会社だから出来ない、と諦める必要はない。むしろ逆である。
小さな会社だから出来ることは多い。あなたの力で大きく変えることは出来る。
(4)しかし、それは経営者の理解が必要。あなたの能力を引き出し、伸ばしてくれる経営者が必要である。
もし社長がそうした経営者でなければ、その会社を飛び出しなさい。
2.自分はさがすものではない
(1)自分探しに多くの時間を割く若者がいるが、「本当の自分」を探すことは、時間の無駄だ。
現に今そこに居るあなたこそが「自分」であって、それ以外の自分などいない。今に自分に満足できない人が逃避のための口実としてつくるのが「本当の自分」というもの。
(2)自分探しに時間を使うより、本をたくさん読み、人の話を聞く中で素直な自分を育てる方が有益である。
(3)一方「こうありたい自分」を思い描くことは大切である。それは自分の夢でありビジョンである。夢に向かうことで、人は最大速度で成長できる。
(4)そして夢を描いたら、そこに行き着くまでの仮説を立て、行動することが重要である。
3.頭でっかちになるな!行動せよ!
(1)本を読み、人の話を行くことで色々な事を知り、学ぶことが出来る。
しかし、頭の中だけでシミュレーションする能力だけでは不十分だ。「まずやってみよう」という行動を忘れてはいけない。
(2)失敗を恐れてはいけない。失敗や苦労こそが人を育てる。失敗することより、何もしないことの方こそ、恐れるべきである。
(3)理屈だけをこねる人は、会社を斜めから見て批判するばかりで前に進めない。
(4)ビジネスマンは行動し、結果を出して初めて価値が出るのである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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