1月
8日,
2022年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day26)「夢はあるもではなく、育てるもの」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第5章「誰もが『経営社員』の原石」
これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。
全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(完了)
4.夢を追いかける(本日)
「夢を追いかける」
章立て
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
2.明日から今を見よ!
3.無限の未来を切り開く
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
(1)「夢に日付を入れよ」とはワタミ株式会社の渡邉美樹会長の言葉。私は、夢には「日付」と「数字」を入れ、カタチにすることが大事だと考えている。
(2)「夢+日付=目標」と捉える。夢を持つのは大切なことだが、「いつまでに」というのが明確でなければ行動を起こす原動力にならない。これは個人でも会社でも同じ。
(3)「夢+数字=計画」と考え、計画を立てることが大切。目標があって計画があれば、今、自分は何をどれだけやる、というアクションプランが立てられる。
(4)「あと一歩が踏み出せない」と悩んでいる人は、とにかくアクションプランを立てて、それを実行するという経験を増やす。
(5)経営者の仕事は、会社の夢であるビジョンを掲げ、それに具体的な期日を決め、必要な数字を与える。
(6)この発想は会社でも、個人でも全く同じ。「あなた自身、人生の経営者」なのである。
2.明日から今を見よ!
(1)年齢は関係ない。今の自分はこれまでの自分と比べれば、最も年取った存在であると同時に、これからの人生の中では、今この瞬間が最も若い。
(2)「過去と他人は変えられない」過去を悔やんだところで何も良くならない。
(3)若い人は過去のカレンダーよりも未来のカレンダーをより多く持っている。未来に想いを馳せる方がよほど健全である。
(4)「これからの自分はどのようになりたいのか?」五年後十年後の自分を思い描き、そこから今日の自分を振り返ってみると、その可能性の大きさと、同時に成長のための課題も見えてくる。
(5)今、目の前にある課題を、自分の夢を叶えるための課題と捉えて少しずつ解決していく。その姿勢が重要。
(6)夢はあるもではなく、育てるもの、なのである。
3.無限の未来を切り開く
(1)我々を取り巻く労働環境は大きく変化している。その中で労働生産性、特に知的生産性を発揮できるかが大きな鍵を握る。高い知的生産性を発揮する人材の一つの形が「経営社員」である。
(2)これからのビジネスの現場では一人一人の社員が経営者の視点を持って仕事に取り組むことが求められる。
(3)もし「経営社員」であることにも飽き足らなくなったら、次の選択肢が見えてくる。それは「あなたが経営者になる」というものである。
(4)経営者になる選択肢は色々ある。しかし機会があって選ばれてなるもの。あなたが「経営社員」であり、経営者になるという気持ちを持ち、準備を続けていれば、必ずそうしたチャンスは訪れます。
(5)経営者になるという選択肢は、無限の未来を切り開くことへのチャレンジである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお