本書は、2009年6月に逝去されている著者の処女長編小説ですが、第17回の江戸川乱歩賞に応募された作品で、当初のタイトルは『そして死が訪れる』(1971年)でした。
その後タイトルの変更もあり、加筆・訂正を加えながら、最終的に『模倣の殺意』というタイトルで、<創元推理文庫>として2004年8月に再出版されています。
内容を書くとネタバレになりますので省きますが、新人賞を取ったひとりの作家の自殺事件の真相を追い求める<中田秋子>と<津久見伸助>の行動を時系列に並べ、読者を突然「あれっ?」と疑問を感じさせる個所を潜ませながら、最後まで読みきらせます。
叙述トリックの先駆的作品として価値があり、知名度は決して高くない作家だとおもいますが、プロローグからエピローグまで読者が想像もできないような意外な結末に、改稿されているとはいえ40年前の作品とはおもえませんでした。
冷蔵庫の材料をゴソゴソと眺め、先週「洋食屋」さんでいただいた 「サーモンソテーとから揚げ」 が頭に浮かび、同じ取り合わせでいこうと下準備です。
「塩鮭」はソテーにせずグリルで焼き、鶏肉も量が少ないので油で揚げることなく、「蒸し鶏」にして塩胡椒のだけのあっさり味でまとめています。
玉子はオムレツ風にと、スライスハムを巻きこんで焼いています。
珍しくピーマンが緑色以外にも熟した赤色のモノがあり、黄色のパブリカとそろい賑やかな副材になりました。
< お好み倶楽部【とん】須磨区大黒町2丁目 >
< お食事処【吉珍】兵庫区西多聞通1丁目 >
アサヒ「スーパードライ」に押されて、「キリンビール」派は肩身の狭い状況が続いています。
特にはじめて訪問する飲食店の場合は、「キリンありますか?」と聞かなければならず、「置いてません」との返事には食欲も消え失せてしまいます。
先週は【吉珍】さんで 「吉珍おまかせ定食」(5) を食べたときに、お店の冷蔵庫が確認できました。
今回(26)回目の報告になりますが、なんと嬉しいことに「キリンビール」が過半数を超えて冷やされており、感激でした。
昨夜は【とん】さんを訪問、 「豚ぺい焼き」と「牡蠣入りモダン焼き」 で「キリンビール」を楽しみました。
ここは、「アサヒ」と「キリン」が置かれていますが、やはり「アサヒ」の方が数が多いようです。
【とん】さんの「キリン」は中瓶が6本だけで、わたし一人でも呑めてしまう本数しかなく、あとから来られるであろうキリン派の方のことを考えながら、控えめに呑んでおりました。
ゴボウ好きとしては、ゴボウを芯として「うなぎ」や「あなご」で巻いた「八幡巻き」は大好物です。
居酒屋では 「穴子ロール」 などと表示しているお店もありますが、<八幡ゴボウ>の産地である京都府八幡市の郷土料理名としての「八幡巻き」がしっくりときます。
本日はゴボウとあなごを使い、ファルコン流の命名ですが【八幡丼】にしました。
出汁でじっくりとゴボウを煮て、穴子を入れ、玉子でとじて完成です。
三つ葉でもあれば彩りがいいのですが、青ネギだけしかなく、ブログを見てくれている<O浦>さんから、また「色が悪い」とおしかりを受けそうですが、味はいいお味でした。
<八幡ゴボウ>と近所の川で獲れる<うなぎ>を使い「八幡巻き」を考案したのは、戦国時代の豪商<淀屋常安>だと言われています。
<淀屋常安>は八幡村(現八幡市)の生まれで、土佐堀川に架かる「淀屋橋」を自費で作った人物といえば、分かるかもしれません。
「竜田揚げ」 の言われ同様に、ひとつの料理名に隠れた面白い話しはたくさんありそうです。
今回の写真表現大学の修了展のタイトルは、「写真Ka?!」です。
案内文には、「これが写真なのか? これが自分の想いの写真化なのか? オレたち写真家? 勉強しているところは写真科?」とのコメントがあり、皆さんがどの写真Kaを感じ取ってくださるKa私たちにとっても楽しみであります、と結ばれています。
通りすがりの見物人としては面白いコメントだとおもいましたが、「写真」である以上言葉は重要ではなく、勝負は写し手の想いが第三者にどこまで伝わるかが大事だと考えます。
入り口横にありましたのが、『backshoto』<中島一郎>の6枚の組み写真です。
俗にいう「男の背中」ですが、モノ言わぬ後ろ姿に、各人の人生がにじみ出ている構成でした。
この植物には和名がありませんので、学名としては表題の表記になりますが、一般的には属名の「イオノプシディウム」だけで流通しているようです。
アブラナ科イオノプシディウム属に分類され、ポルトガル原産の一年草ですが、こぼれ種でグランドカバー的に広がりながら繁殖していきます。
草丈5~10センチと低く、花径5~6ミリの白い小さな花を咲かせます。
花は十字形で、環境により白色~紫色に変化します。
学名よりも英名の 「Violet cress (バイオレットクレス)」 もしくは、 「Diamond flower (ダイヤモンドフラワー)」 と覚える方が簡単かもしれません。
呑み処「えっちゃん」のママさんに、お好み焼の 「徒々路」 を紹介していただきましたが、お昼ご飯でいつもお世話になっています 和食堂「まるさ」 の女将<モンブラン>さんからは、今回の【とん】を教えていただきました。
店主の碇本さんはラジオネームが<イカリン>さんで、川柳をされる<モンブラン>さんと、毎日放送ラジオの 『しあわせの五・七・五』 を通じてのお知り合いです。
お母さんのお店を継ぐ前は、タンクローリーの運転手をされており、よくラジオを聴いていたそうです。
現在は新長田に移られていますが、弟さんがお店から近いお好み焼 「イカリお好み焼店」 をされていたとは驚きで、こちらのお店にはよく通っておりました。
今宵は「豚ぺい焼き」を前菜として、シーズンも終わりに近付いた牡蠣を特別に入れてもらい「モダン焼き」です。
辛口の「ドロソース」をたっぷりと掛け、おいしくいただいてきました。
山陽板宿駅構内にある【嵯峨御流】の<生け花>は、先生が交代で生けられています。
今回は、<秋田好甫>先生の担当です。
以前に、「梅」と「桃」を見間違えるという失態をしてしまい、今回はじっくりと枝の木肌と花を観察しました。
使用されている素材は、「桜」と「ヒバ」の青々とした枝が使われていました。
影があまり写り込まないようにと、書面からではありませんので、少し印象が変わるかも知れませんが、桜色の花とみずみずしい青さが映えて、春らしい雰囲気が感じ取れます。
< 『市役所と花時計』1961(昭和36)年 >
<川西英>は神戸市兵庫区で(1894(明治27)7月9日)に生まれ、神戸の街並みや名所・季節の風物詩を版画作品として発表を続け。(1965(昭和40)年2月20日に亡くなっています。
その彼の生誕120周年を記念して、JR神戸駅南側の地下街にあります「デュオドーム」にて、3月6日(木)から11日(火)まで、作品とパネル展が開催されています。
<川西英>の作品としては『神戸百景』が有名で、鮮やかな色彩と生き生きとした画面構成は、広く神戸市民に愛されてきました。
今回のパネル展は、その百景の作品が描かれた当時の写真と現在の写真を並べた構成で、街並みの変遷がよくわかり、「そうそうこんなんだったなぁ~」と当時の街並みを思い出させてくれます。
わたしのブログでは 神戸花時計の模様替え を取り上げていますので、1961年当時の作品を撮影してきました。
左側に見えるのが、1957(昭和32)年に竣工した神戸市役所ですが、当時は8階建てでした。阪神・淡路大震災で6階部分が崩壊、現在は5階建ての2号館として使われています。
利尻昆布を練り込み、「とろろ昆布」の小袋が付いていた 「利尻昆布ラーメン」 がおいしかったので、今回はうどんで<とろろ昆布>を楽しみました。
「うどん・そば」のメニューは呼び方に地域差がありますが、一般的には「こんぶ(昆布)うどん」とでも呼ぶのでしょうか、関西では昆布を「こぶ」と縮めて言い、【こぶうどん】で通じます。
普通は糸状の「とろろ昆布」を使いますが、たまに帯状の「おぼろ昆布」を用いています。
ファルコン流ですので、薄揚げも大きく切り、たっぷりの「とろろ昆布」をのせていただきました。
関西風の「鰹と昆布」の出汁ですので、昆布同士の味が重なり合い、おいしくいただきました。
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