仕事の打ち合わせ先で、お茶菓子として出していただいた袋物の<バウムクーヘン>ですが、随分と大きさが違うのに驚きました。
樹木の年輪のような同心円模様がきれいな<バウムクーヘン>ですが、太い軸に生地を重ねながら焼く伝統的な作成方法が特殊で、技能を要するお菓子です。
日本で初めて<バウムクーヘン>を焼き上げたのは、神戸に本社がある「ユーハイム」の創立者<カール・ユーハイム>で、1919(大正8)年のことです。
今の時代は<バウムクーヘン>の焼き上げも自動化されていると思いますが、それだけに製品の切断も機械的に行われていると考え、この大きさの違いはどうしてなのかなと持ち前の好奇心が頭をもたげました。
「少し甘いかも」と事務員さんから言われましたので、ありがたく小さい方をいただきました。
席に着きますと、女将さんが「いつも通りで?」と聞かれ、「はい」の返事でキリンビールが出てきます。
本日の「日替わり定食」(800円)は、「蒸し豚の梅しそ和え」で、小鉢物は「胡麻豆腐」・「サツマイモサラダ」・「大豆の五目煮」でした。
「蒸し豚」の下には、<もやし・チンゲン菜>の蒸し野菜が敷かれていて、さっぱりとした「梅肉」と良く合っていました。
第51回の谷崎潤一郎賞に <江國香織> さんの『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』に決まりましたが、女将さんと「彼女では、なんだか重みがないわねぇ」と意見交換、わたしも同時に中央公論文芸賞を受賞した <篠田節子> さんや <中島京子> さんのほうが、今までの作品から判断すると「重み」があるように感じています。
写真は2013年8月の開店当時ですが、2年間の営業で【神戸家】が閉店しているのに気が付きました。
入店したことはありませんが、外観の規模から客席数も多くないのが分かり、難しい規模だなと眺めておりました。
黄色を主体の外観、よく目立っておりましたが、飲食の店としてはおいしそうな感じがしなくて、入店するには気が引ける色合いでした。
バターを多めに使ったパイ生地の中に、味付けされた挽き肉を入れて焼き上げた<ケルン>の「ミンチパイ」(216円)です。
大きさは9センチ弱、高級感を醸し出すためでしょうか、社名の印刷されたフィルムで包まれていました。
「ミートパイ(ミンチパイ)」の歴史は古く、古代エジプトの<ラムセス2世>の壁画にも描かれているほどですが、古代ギリシアには「コクリース」があり、フランスは「イール・パイ」が元祖だと主張、イギリスは「コーファー」が元だと主張して決着を見ていません。
パイ生地は特段特記すべき味ではなくバターの量は控え気味、中の具材はトマトケチャップ味が強めの味付けでした。
先ほど紹介しました<バラ>(90)の 「プレイガール」 に、小さな昆虫が寄りついているのに気が付き、近づき観察しましたら【ツマグロキンバエ】でした。
ハエ目クロバエ科ツマグロキンバエ亜科に分類され、体長7~8ミリほどの大きさです。
胸部の背は深緑色で背中に丸みがあり、閉じた翅の先端が黒くなっているのが、名称の由来です。複眼は青緑色に輝く筋模様があり、口器は長く突き出て、花粉や蜜を吸うのに、蕊の奥深く潜り込まなくていいようになっています。
幼虫は動物の死骸などの腐敗物を餌とし、成虫は花粉や蜜を求めて花に集まります。
プレイガールと耳にすれば、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で1969(昭和44)年から放映されていたお色気女性アクションドラマで、<沢たまき>がボス役の『プレイガール』を連想してしまいます。
この<バラ>の【プレイガール】は、1986年にアメリカにて<Ralph S. Moore>が作出した品種で、「プレイボーイ」(1976年、イギリス:<クッカー>作出)と「エンジェルフェイス」(1968年、アメリカ:<ウィークス>作出)を交配させています。
花径8~10センチの中輪で、花弁は濃い桃色、濃い緑色の照る葉との対比が鮮やかです。
5~6枚の波打つ花弁が、風に揺れるスカートのフリルのようで、まさに男心をくすぐりそうな【プレイガール】の名称そのものです。
幼い頃に「幻のシカ」を目撃したことで人生を狂わされた3兄妹を描いたコメディ映画『ディアーディアー』が、2015年10月24日から全国で公開されます。
<黒沢清>、<瀬々敬久>、<石井裕也>といった名だたる監督たちのもとで助監督としてキャリアを積んできた<菊地健雄>(37)が初メガホンをとっています。
山に囲まれた田舎町で暮らす「冨士夫」、「義夫」、「顕子」の兄妹は、町で古くから言い伝えられてきた幻のシカを発見して注目を集めますが、やがて目撃は虚偽だとみなされ人々の信用を失ってしまいます。
それから25年後、「冨士夫」は実家の工場の莫大な借金を背負い、「義夫」はシカ事件で精神を病み病院暮らし、「顕子」は駆け落ちの末に酒浸りの毎日を送っていました。そんな3人が、父の危篤をきっかけに久々の再会を果たします。
3兄妹役に、『パッチギ!LOVE&PEACE』(2007年・監督: 井筒 和幸)の<中村ゆり>が「顕子」、『サッド ヴァケイション』の<斉藤陽一郎>が「義夫」、『市民ポリス69』の<桐生コウジ>が「冨士夫」を演じています。<菊地>監督を慕う人気俳優<染谷将太>とその妻で国際的にも活躍する女優の<菊池凛子>が友情出演しています。
今宵も<立ち呑み「しゅう」>さんで、「マカロニナポリタン」 と 「麻婆茄子」 を肴に、楽しんできました。
火曜日と木曜日は<大将>はお休みで、<女将>さんのお手伝いとして9月から、27歳の<あゆちゃん>が、開店の17:00からラストの21:00まで入られています。
瓶ビールを受け取るときに、<あゆちゃん>も<ネイルアート>をされているのに気が付き、お願いして写真を撮らせていただきました。
「5000円?」と聞けば「もうちょと」との返事で、これまた驚きです。
施されるひとの技術料の違いによるのか、使用されている材料も影響するのか、未知なる世界です。
今宵は大好きなパスタ料理として「ペンネ・リガーテ」を使った 「マカロニナポリタン」 がありましたので、迷わずにビールの肴に選びました。
二品目の肴は、イタリア料理から飛んで、四川料理の「麻婆豆腐」を日本でアレンジされた「麻婆茄子」(250円)です。
これも好きな一品で、<呑み処「えっちゃん」> や <憩い処「乾杯」> などでも注文してきていますが、それぞれにお店の個性が出ています。
【しゅう】さんでは今まで「四川風激辛麻婆豆腐」がありましたが、前回から激辛の文字が消え、今回の「麻婆茄子」も激辛の文字はありませんでしたが、「山椒」のよく効いた味わいで、これまたおいしくいただいてきました。
<パスタソース>を シリーズ化 していますが、スパゲッティ類は目が無く、今宵メニューを見てすぐに注文しましたのが、「マカロニナポリタン」(200円)です。
写真では分かりづらいかもしれませんが、「えっ!」と驚くほどの盛り付けで、「これで200円は安い」とありがたい悲鳴です。
使用されているパスタは「ペンネ・リガーテ」で、表面には細かい溝があり、筒状で中が空洞ですのでトマトソースやクリームソースが全体に絡みやすく、ソースの旨みがパスタ全体で味わえることができます。
「パルメザン」の粉チーズと粉末パセリを混ぜていただくと、ビールとの相性もバッチしです。
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