ラトビアの新進クリエイター<ギンツ・ジルバロディス>がひとりで監督・製作・編集・音楽などを担当し、3年半の歳月をかけて完成させた長編アニメーション 「Away』 が、2020年12月11日より全国で公開されます。
飛行機事故で島に不時着した少年が、さまざまな土地をオートバイで駆け抜けていく姿を描いたロードムービーです。全編にわたりセリフは一切なく、絶望から不安、孤独、そして希望をめぐる哲学的なメタファーに満ちた冒険の旅を、美しい映像でつづっていきます。
世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際映画祭では、革新性ある長編作品を対象としたコントルシャン賞を受賞。日本の新千歳空港国際アニメーション映画祭でも審査員特別賞を受賞するなど、各国で高い評価を獲得した作品です。
日本ではそのほか、2019年・第32回東京国際映画祭「ユース」部門上映で「アウェイ」のタイトルで上映されています。
日本では2020年10月に劇場公開される予定でした『返校(原題)』は、新型コロナウイルスの影響で延期となっていましたが、2021年7月より全国で公開されることが決定しています。
<ジョン・スー>が監督を務めた映画版「返校(原題)」は、台湾のホラーゲーム「返校 Detention」にもとづいており、ゲームの世界から30年経った1990年代の翠華高校を舞台とした物語です。転校生の「リュウ・ユンシャン」が亡霊の「ファン・ルイシン」に遭遇したことを発端に、隠された歴史やトラウマ、検閲時代に自由を求めて闘い迫害された生徒と教師たちの秘密が解き明かされていきます。<リー・リンウェイ>が「リュウ・ユンシャン」、<ハン・ニン>が「ファン・ルイシン」をそれぞれ演じています。
第56回台北金馬奨で主要12部門にノミネートされ、新人監督賞、脚色賞、視覚効果賞、美術賞、オリジナル楽曲賞の5部門で最優秀賞に輝焼いた作品で、台湾における2019年の台湾映画の興行成績でも1位を記録しています。
2020年5月1日の封切り予定でしたが、コロナウイルス禍の影響で延期となっていました 『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』 の公開日が2021年5月7日に決定しています。
『あしたは最高のはじまり』 (2016年)の<ユーゴ・ジェラン>が監督した『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は、人気SF作家「ラファエル」を主人公としたファンタジックラブストーリーです。妻「オリヴィア」とすれ違う日々を過ごしていた「ラファエル」が、〈もう1つの世界〉に迷い込むことから物語が展開します。
その世界での「ラファエル」はしがない中学校教師であり、「オリヴィア」との出会いもなかったことに。そこで「ラファエル」は、人気ピアニストとなっていた「オリヴィア」に接触を試みていきます。 『私の知らないわたしの素顔』 の<フランソワ・シヴィル>が「ラファエル」を演じ、 『マンク~破戒僧~』 の<ジョセフィーヌ・ジャピ>が「オリヴィア」を演じています。
第44回を数える「日本アカデミー賞」 において、1980年の第3回日本アカデミー賞から創設された 「話題賞」 の投票が、4日からニッポン放送『オールナイトニッポン(ANN)』のホームページ内の特設ページから開始されています。
同賞は放送開始から50年を超えるニッポン放送の看板番組『ANN』リスナーによる「今年 、最も話題を 集めた」と思う「作品」と「俳優」へ の投票で決定するもので、歴史と伝統を誇る日本アカデミー賞全部門の中で唯一、一般の映画ファンの手によって選出される賞となっています。
選考対象作品は、2019年12月16日から2020年12月31日までの期間に公開され、選考基準を満たした作品(映画館休業などによる公開状況を考慮し、今回に限り選考対象期間が変更となっています)。
前回は「作品部門」「俳優部門」の総計で12万4483通の投票が寄せられ、「作品部門」には 『決算! 忠臣蔵』 (監督:中村義洋)、「俳優部門」には 『引っ越し大名』 (監督:犬童一心)の主演を務めた<星野源>が選ばれています。
『藁にもすがる獣たち』のポスタービジュアル「左:日本版」 「右:韓国版」
<曽根圭介>の犯罪小説を原作とする、2021年2月19日より全国で公開されます韓国映画『藁にもすがる獣たち』の日本版ポスタービジュアルが解禁されています。
<キム・ヨンフン>が監督と脚本を担当した本作は、金に取り憑かれ、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う姿を描く物語です。自らの過去を清算しようとする女を『シークレット・サンシャイン』の<チョン・ドヨン>、恋人が残した借金に苦しむ男を『アシュラ』の<チョン・ウソン>、大金の入ったバッグを拾った男を『スウィンダラーズ』の<ペ・ソンウ>が演じています。
さらに<チョン・マンシク>、<チン・ギョン>、<シン・ヒョンビン>、<チョン・ガラム>、<ユン・ヨジョン>がキャストに名を連ねています。
日本版ポスタービジュアルは、韓国版のクールなイメージとは異なり、真っ赤な背景に大金が宙を舞うデザインとなっています。
『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年・監督: マーティン・キャンベル)の<エヴァ・グリーン>(40)が主演を務めた原題『Proxima』が、『約束の宇宙(そら)』の邦題として、2021年4月16日より全国で公開されます。
セザール賞で<エヴァ・グリーン>が主演女優賞にノミネートされ、サンセバスチャン国際映画祭では審査員特別賞を受賞した本作。宇宙へ行くことを夢見て日々訓練に励み、“Proxima(プロキシマ)”と名付けられたミッションクルーに選ばれた「サラ」と、7歳の娘「ステラ」の絆が描かれます。
クルーに選ばれ大喜びの「サラ」でしたが、約1年も娘と離ればなれになることに。母の旅立ちを前に、「ステラ」は「打ち上げ前に2人でロケットを見たい」と言います。
「サラ」を<エヴァ・グリーン>が演じ、「ステラ」には約300人の中からオーディションで選ばれた<ゼリー・ブーラン・レメル>が扮しています。「サラ」と同じミッションに参加する宇宙飛行士役で『ハウス・ジャック・ビルト』(2018年・監督: ラース・フォン・トリアー)の<マット・ディロン>、親子を温かく見守るカウンセラー役で『ありがとう、トニ・エルドマン』(2016年・監督: マーレン・アデ)の<ザンドラ・ヒュラー>、「サラ」の元夫役で『パーソナル・ショッパー』(2016年・監督: オリヴィエ・アサヤス)の<ラース・アイディンガー>も出演。 『裸足の季節』 (2015年)で監督の<デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン>とともに脚本を手がけた<アリス・ウィンクール>(44)が監督を務めています。
また音楽は<坂本龍一>(68)が担当。撮影は欧州宇宙機関(ESA)全面協力のもと、ドイツ、ロシア、カザフスタンの宇宙関連施設で行われました。宇宙でのミッションを遂行するため、隔離された施設でストイックに訓練に勤しむ人々のリアルな姿が捉えられています。
『ミッドナイト・スカイ』は、<ジョージ・クルーニー>が監督・製作・主演を務めたNetflixオリジナル映画で、作家<リリー・ブルックス=ダルトン>の小説『世界の終わりの天文台』の映画化で、滅亡の危機にある地球と広大な宇宙を舞台に、<ジョージ・クルーニー>が北極に残り続ける孤独な科学者を演じたSFドラマです。
地球滅亡が目前に迫ってもなお、北極に残る孤独な科学者「オーガスティン」でした。謎の少女と出会い共同生活を送ることにあった彼は、ある日、任務を終えて地球に戻ろうとする宇宙船の乗組員「サリー」らの存在を知ります。「オーガスティン」は「サリー」らと交信し、滅亡を待つだけの地球に戻ってくることをやめさせようとします。やがて「オーガスティン」が地球に残り続けている理由が明らかになります。
「オーガスティン」を<ジョージ・クルーニー>が演じ、「サリー」役は 『博士と彼女のセオリー』 (2014年・監督: ジェームズ・マーシュ)の<フェリシティ・ジョーンズ>が演じています。そのほかの共演に<カイル・チャンドラー>、<デミアン・ビチル>、<デビッド・オイェロウォ>。脚本は『レヴェナント 蘇えりし者』(2015年・監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)の<マーク・L・スミス>が担当しています。
Netflixで2020年12月23日から配信され、一部の映画館で12月11日から劇場公開されます。
<ジャッキー・ウィーバー>(73)が主演を務め、<トム・フィッツジェラルド>が監督を務めた 『ステージ・マザー』 の2021年2月26日より全国で公開予定の予告編が解禁されています。
ごく普通の主婦「メイベリン」が、息子「リッキー」が遺したゲイバーを相続し、ドラァグクイーンたちのママへと代わっていくさまを描いています。
『アニマル・キングダム』 (2010年・監督: デヴィッド・ミショッド)にてアカデミー助演女優賞にノミネートされた<ジャッキー・ウィーバー>が「メイベリン」を演じたほか、<ルーシー・リュー>、 『プラダを着た悪魔』 (2006年・監督: デヴィッド・フランケル)の<エイドリアン・グレニアー>、 『タンジェリン』 (2015年・監督: ショーン・ベイカー)の<マイヤ・テイラー>がキャストに名を連ねています。
公開された予告編には、「メイベリン」が「リッキー」の葬式で踊って追悼するドラァグクイーンたちに驚く様子や、ゲイバー再建に奮闘する中でみんなの〈ママ〉になっていくさまなどが切り取られています。
長年にわたって一流ファッション誌で女性を撮り続けた世界的ファッションフォトグラファー<ヘルムート・ニュートン>(1920年10月31日~2004年1月23日)を、描いたドキュメンタリー 『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』 が、2020年12月11日より全国で公開されます。
1920年にドイツで生まれたニュートンは、1950年代半ばからヴォーグ誌などのファッション誌にユニークで衝撃的な作品を次々と発表。ワーグナー歌劇に登場する女神のような女性たちや、バロック趣味のインテリアに覆い尽くされた独特の作品世界は、着せ替え人形のようなモードを見慣れていた読者に強烈な印象を与え、賛否両論を巻き起こしました。
映画では<シャーロット・ランプリング>や、イザベラ・ロッセリーニ>といった女優たちをはじめ、米国版ヴォーグ誌の編集長<アナ・ウィンター>、モデルの<クラウディア・シファー>らのインタビューを収録しています。
「20世紀を最も騒がせた写真家」とも呼ばれた<ヘルムート・ニュートン>の作品世界を、12人の女性たちの視点から捉え直し、<ゲロ・フォン・ベーム>が監督を務めています。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)の1994年19号から1999年43号まで連載された<和月伸宏 >の『るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー』を原作とし、俳優の<佐藤健>が主演を務める大人気シリーズ映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、コロナ禍の影響で 公開延期 になっていましたが、新公開日が4日、発表されました。『The Final』が2021年4月23日、『The Beginning』が2021年6月4日に続けて公開されます。
本作では、「志々雄真実」(藤原竜也)との死闘の後、神谷道場で平和に過ごした「剣心」たちに突如として攻撃が開始され、明かされなかった「剣心」の過去と消えることのない十字傷への謎につながります。原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースとした縁とのクライマックスが描かれる『The Final』、「剣心」が過去を語る「追憶篇」がベースとなる『The Beginning』の2部構成となっています。
今回からのキャストとして、「縁」を<新田真剣佑>、 「雪代巴」を<有村架純> が演じ、「縁」が率いる上海マフィアの副官「呉黒星(ウーヘイシン)」を<音尾琢真>、「剣心」の過去に影響を残す旧幕府直属の隠密組織・闇ノ武のリーダー「辰巳」を<北村一輝>が演じるほか、<鶴見辰吾>と<中原丈雄>も名を連ねています。監督は、<大友啓史>が務めています。
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