俳優の<間宮祥太朗>(28)主演で、<島崎藤村>の名作『破戒』が60年ぶりに映画化されることが発表されています。制作は東映、制作プロダクションは東映京都撮影所、配給・宣伝は東映ビデオのオール東映グループスタッフで不朽の名作を復活させ、2022年7月8日より全国で公開予定です。
明治の文豪<島崎藤村>による小説『破戒』は、1948年に<木下恵介>監督、1962年に<市川崑>監督と名だたる巨匠が映画化してきました。被差別部落に生まれエタとしての生い立ちと身分を隠して生きよ、と父より戒めを受けて育ち、その戒めを頑なに守り成人し、小学校教員となった「瀬川丑松」を、それぞれ<池部良>、<市川雷蔵>が演じてきました。
今回の監督は、<椎名桔平>主演の映画『発熱天使』(高崎映画祭招待作品)や、キネマ旬報「文化映画部門」ベストテン7位の『みみをすます』(教育映画祭最優秀賞・文部科学大臣賞)を監督した<前田和男>が務めています。自らの出自に苦悩しつつも、最後にはある決断をする主人公「瀬川丑松」を<間宮祥太朗>が演じます。
相手役「志保」を演じるのは、<石井杏奈>が扮し、「丑松」に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない慎ましい女性を演じます。悩める「丑松」を支える親友「銀之助」役に<矢本悠馬>、ほか、<眞島秀和>、<高橋和也>、<竹中直人>、<本田博太郎>、<田中要次>、<石橋蓮司>、<大東駿介>、<小林綾子>などが出演しています。
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