家族をめぐる様々な問題にぶつかりながらも日常をひたむきに生きる人々をフランスを舞台に描いた『ローラとふたりの兄』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
フランス西部の都市アングレーム。弁護士の「ローラ」には、ロマンチストで神経質な眼鏡士「ブノワ」と職人気質で不器用な解体業者「ピエール」という2人の兄がいます。
「ブノワ」の3度目の結婚式の日、大遅刻をしてきた「ピエール」の失礼なスピーチのせいで、兄弟ゲンカが勃発。そんな中、「ローラ」は離婚調停の依頼人「ゾエール」と恋に落ちますが、病院である事実を告げられます。
一方、「ピエール」は深刻な仕事のトラブルを抱え、「ブノワ」は心の準備がないまま父親となります。『8人の女たち』(2002年・監督:フランソワ・オゾン)の<リュディビーヌ・サニエ>が主人公「ローラ」を演じ、『ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走』(2016年・監督:ニコラ・ブナム)の<ジョゼ・ガルシア>が次男「ピエール」を演じています。『愛しき人生のつくりかた』(2015年)の<ジャン=ポール・ルーブ>が監督を務め、長男「ブノワ」役を自ら演じています。
農場に暮らす動物たちの深遠なる世界を、斬新な手法で叙情豊かに描いたネイチャードキュメンタリー『GUNDAグンダ』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
とある農場で暮らす母ブタ「GUNDA」。生まれたばかりの子ブタたちが、必死に立ち上がり乳を求めます。一本脚で力強く地面を踏みしめるニワトリや、大地を駆け抜けるウシの群れ。研ぎ澄まされたモノクロームの映像と驚異的なカメラワーク、人工的な音楽及びナレーションを排した迫力の立体音響で、動物たちの本質に宿る美しさや躍動感あふれる生命の鼓動を映し出しています。
『アクアレラ』(2018年・日本未公開)の<ビクトル・コサコフスキー>が監督を務め、『ジョーカー』(2019年・監督: トッド・フィリップス)で第92回アカデミー主演男優賞を受賞した<ホアキン・フェニックス>が製作総指揮に名を連ねています。
本日<13:00(~15:06)>より「NHK BSプレミアム」にて、<リドリー・スコット>が監督を務めた1989年アメリカ製作の『原題:Black Rain』が、邦題『ブラック・レイン』として1989年10月7日より公開されました作品の放送があります。
ニューヨーク市警の刑事「ニック」(マイケル・ダグラス)と「チャーリー」(アンディ・ガルシア)はヤクザの「佐藤」(松田優作)を逮捕し、日本に連行します。しかし目的地の大阪に到着するなり、「佐藤」が仲間の手によって逃亡。言葉も通じない国で困惑しながらも、「ニック」と「チャーリー」は「佐藤」の追跡に乗り出します。
そんなふたりを監視するベテランの「松本」警部補(高倉健)。やがて「チャーリー」が「佐藤」に惨殺されるという事態になってしまいます。
復讐に燃える「ニック」は「松本」とともに「佐藤」を追います。日米の刑事の友情、そしてその激闘を描くサスペンスアクション。これが遺作となった<松田優作>も強烈な印象を残す演技を見せている作品です。
<レオナルド・ディカプリオ>と<ジェニファー・ローレンス>が主演し、彗星衝突という地球の危機を察知した落ちこぼれの天文学者と教え子が、世界中にその事実を伝えようと奔走する姿を、『バイス』・『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の<アダム・マッケイ>監督が描いたコメディドラマ『ドント・ルック・アップ』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
落ちこぼれ気味の天文学者「ランドール・ミンディ」教授はある日、教え子の大学院生「ケイト」とともに、地球に衝突する恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせようと躍起になります。
仲間の協力も得て、「オーリアン」大統領とその息子で大統領補佐官の「ジェイソン」と対面する機会を得たり、陽気な朝のテレビ番組「デイリー・リップ」に出演するなどして、熱心に危機を訴えてまわる2人でした。
しかし人類への警告は至難の業で、空回りしてばかり。そのうちに事態は思わぬ方向へと展開していきます。
天文学者「ランドール」を<レオナルド・ディカプリオ>、大学院生「ケイト」を<ジェニファー・ローレンス>が演じるほか、大統領役の<メリル・ストリープ>、テレビ司会者役の<ケイト・ブランシェット>、補佐官役の<ジョナ・ヒル>をはじめ、<ティモシー・シャラメ>、<アリアナ・グランデ>、<マーク・ライランス>ら豪華俳優陣が共演しています。
『ベイビー・ドライバー』の<エドガー・ライト>が監督を務めるタイムリープ・ホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
ファッションデザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学した「エロイーズ」は、寮生活になじめずアパートで一人暮らしを始めます。
ある時、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性「サンディ」に出会い、その姿に魅了された「エロイーズ」は、夜ごと夢の中で「サンディ」を追いかけるようになります。次第に身体も感覚も「サンディ」とシンクロし、夢の中での体験が現実世界にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになった「エロイーズ」でした。
夢の中で何度も1960年代ソーホーに繰り出すようになった彼女でしたが、ある日、夢の中で「サンディ」が殺されるところを目撃してしまいます。さらに現実では謎の亡霊が出現し、「エロイーズ」は徐々に精神を蝕まれていきます。
「エロイーズ」役を『ジョジョ・ラビット』・『オールド』の<トーマシン・マッケンジー>、「サンディ」役をNetflixの大ヒットシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』の<アニヤ・テイラー=ジョイ>がそれぞれ演じています。
<柳内大樹>による同名青春ヤンキー漫画『軍艦少年』(『週刊ヤングマガジン』にて2012年21・22合併号~51号まで連載)を「劇団EXILE」の<佐藤寛太>(25)、『キングダム』の「肆氏」役<加藤雅也>(58)主演で実写映画化した『軍艦少年』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
長崎・軍艦島の見える町で、地元の高校に通う「海星」と小さなラーメン屋を営む父「玄海」でした。
最愛の母を亡くしてケンカに明け暮れる息子と、幼なじみの妻を亡くして酒浸りとなった父は、互いに反目し、いがみ合っていました。そんなある日、「海星」は大きな事件に巻き込まれてしまいます。
「海星」役を<佐藤寛太>、「玄海」役を<加藤雅也>がそれぞれ演じるほか、『樹海村』(2021年)の<山口まゆ>、『ハニーレモンソーダ』の<濱田龍臣>、『どついたるねん』の<赤井英和>、『うなぎ』の<清水美沙>、『HERO』の<大塚寧々>らが共演、監督は『古都』(2016年)・『たぶん』(2020年)の<Yuki Saito>が務めています。
『007/ スカイフォール』や『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』にも登場した長崎県長崎市・軍艦島(端島)で撮影が行われ、2015年に同地が世界文化遺産に登録されてからは初めての映画撮影となっています。
2019年に日本テレビ系列で放送され、都内マンションで新婚生活を始めた夫婦が住民たちの「交換殺人ゲーム」に巻き込まれていく様子を予想外な展開の連続で描き、大きな話題を呼んだテレビドラマ『あなたの番です』の劇場版『あなたの番です 劇場版』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
テレビ版に引き続き<秋元康>が企画・原案、<原田知世>(54)と<田中圭>(37)が主演を務め、もしもマンションの住民会に出席したのが妻ではなく夫だったら、そして交換殺人ゲームが始まらなかったら、というパラレルワールドを描いています。
マンション「キウンクエ蔵前」に引っ越して2年後、晴れて結婚した「手塚菜奈」(原田知世)と「手塚翔太」(田中圭)は、住民会を通じて親しくなったマンション住民たちを招待し、船上ウェディングパーティを開きます。ところが、逃げ場のないクルーズ船内で連続殺人事件が発生。
「菜奈」と「翔太」と住民たちは犯人捜しに乗り出しますが、そこには思わぬ殺意が交錯していたのです。共演にも<西野七瀬>、<横浜流星>、<木村多江>、<生瀬勝久>らテレビ版のキャストが登場、監督は、<佐久間紀佳>が務めています。
2020年の東京・渋谷を舞台に、違法薬物の運び屋として働く少年「ハチ」と、あるトラウマから声を出せなくなった少女「アイ」が出会い、ともに社会の片隅で生きる孤独な2人が、ぶつかり合いながらも互いにかけがえのない存在になっていく様を描いた『衝動』が、2021年12月10日より全国で公開されます。
初主演作『夏、至るころ』のほか『樹海村』・『まともじゃないのは君も一緒』・『街の上で』など立て続けに話題の映画に出演している<倉悠貴>が「ハチ」役、テレビドラマ『ガールガンレディ』・『きれいのくに』、映画『プリテンダーズ』などの<見上愛>が「アイ」役を演じています。
「ハチ」が運び屋として働く半グレ集団の元締めとなるヤクザの「サワダ」役で<村上淳>が共演しています。
監督・脚本は、これが商業デビュー作となる<土井笑生>が務めています。
今夜<21:00(~23:00)>より「BS-TBS」にて2015年フランス・中国合作製作の『原題:The Transporter Refueled』が、邦題『トランスポーター イグニッション』として2015年10月24日より公開されました作品の放送があります。
『トランスポーター』シリーズの主役を務めてきた<ジェイソン・ステイサム>に代わり、<エド・スクレイン>を主演に据えたアクションドラマです。
フランスの<リュック・ベッソン>が製作と脚本を担当し、スリリングな天才運び屋の仕事に肉迫します。監督を務めるのは『フルスロットル』(2014年)の<カミーユ・ドゥラマーレ>。主人公のドライビングテクニックや、どのような場所でも自在に駆け抜け、よりパワーアップしたアクションに見取れます。
美女「アンナ」からの依頼を受けた「フランク」(エド・スクレイン)が約束の時間に現れると、彼の愛車に3人の女性が乗り込んできます。銃口を向けられた彼は、拉致された上に猛毒による影響で余命12時間と宣告された父親の姿を見せられます。プロの運び屋としてのルールから外れた仕事を強いられた「フランク」は逆上しますが、タイムリミットは刻一刻と迫っているのでした。
第87回ニューヨーク映画批評家協会(NYFCC)の各受賞作品が発表されています。<濱口竜介>監督の『ドライブ・マイ・カー』が、作品賞を日本作品として初めて受賞しています。
そのほか最優秀女優賞を『ハウス・オブ・グッチ』(2022年1月14日公開)の<レディー・ガガ>、最優秀男優賞を『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の<ベネディクト・カンバーバッチ>が受賞。監督賞には『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の<ジェーン・カンピオン>、脚本賞には『原題:Licorice Pizza』の<ポール・トーマス・アンダーソン>が選ばれています。
最多受賞作は監督賞、主演男優賞、そして<コディ・スミット=マクフィー>が最優秀助演男優賞を獲得した『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で3冠となっています。
第87回ニューヨーク映画批評家協会賞 受賞結果
●作品賞 『ドライブ・マイ・カー』(監督:濱口竜介)
●監督賞 <ジェーン・カンピオン> 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
●脚本賞 <ポール・トーマス・アンダーソン> 『原題:Licorice Pizza』
●最優秀女優賞 <レディー・ガガ> 『ハウス・オブ・グッチ』
●最優秀男優賞 <ベネディクト・カンバーバッチ> 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
●最優秀助演女優賞 <キャサリン・ハンター>『原題:The Tragedy of Macbeth』(監督: ジョエル・コーエン)
●最優秀助演男優賞 <コディ・スミット=マクフィー> 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
●撮影賞 『ウエスト・サイド・ストーリー』(2022年2月11日公開)
●ノンフィクション映画賞 『原題:Flee』(監督:ヨナス・ポエール・ラスムセン)
●外国語映画賞 『原題:The Worst Person in the World』(監督:ヨアキム・トリアー)
●長編アニメーション賞 『ミッチェル家とマシンの反乱』(監督:マイク・リアンダ)
●第1回作品賞 『原題:The Lost Daughter』(監督:マギー・ギレンホール)
●特別賞 <マヤ・ケイド>、<ダイアン・ワイヤーマン>、<マーシャル・ファイン>
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ