『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』@BSテレ東
3月
19日
〈翔んでる〉とは本作が公開された当時の流行語で、自立して束縛されない生活を選んだ若者(特に女性)を形容しています。本作のマドンナも、結婚に対して価値観を見出せず、結婚式をドタキャンしたという、今までの本シリーズにはいなかったタイプです。演じたのは、本作の<山田洋次>監督のヒット作『幸福の黄色いハンカチ』でも好演を見せていた<桃井かおり>です。
共演は4年前の1975年、ヒット曲『シクラメンのかほり』で日本レコード大賞に輝いた<布施明>。ベテランの<木暮実千代>がマドンナの母役、また、旅館の若旦那に<湯原昌幸>、最初の結婚式場の男に<桜井センリ>、タクシーの運転手に<犬塚弘>が出演しています。
テキ屋の「寅次郎」は北海道でひとり旅をする若い女性、「ひとみ」(桃井かおり)と偶然から知り合い、意気投合します。帰京した「ひとみ」は会社社長の息子「邦夫」(布施明)との結婚式に臨むが、どうしても結婚に踏み切れず、ウェディング・ドレス姿で式場から逃げ出し、「寅次郎」の実家である柴又の《とらや》へ向かいます。直後、帰ってきた「寅次郎」は「ひとみ」に同情し、《とらや》の面々に彼女をしばらく預かってくれと頼み、やがて「邦夫」が《とらや》の周囲をうろつきだします。
投稿日 2022-03-19 10:35
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2022-03-19 17:14
ワオ!と言っているユーザー