令和初の大納会を迎えた30日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は「2万3656円62銭」でした。年末としてはバブル期の1990年以来29年ぶりの高値になっています。
米国と中国の貿易摩擦による不安が後退した年後半にかけて買われる銘柄が増え、大納会株価は前年末比18.2%高と2年ぶりに上昇しました。昨年は12.1%安でした。
年末年始の休場入りを控えて当面の利益を確定する売りが優勢となり、30日の日経平均は前週末比181円10銭安。市場関係者は、2020年の株価について「東京五輪・パラリンピック後の国内景気や米大統領選の行方が読みにくく、難しい相場になる」と予想しています。
本日の<グーグルロゴ>は、「2019年大晦日」で今年の最終日に当たります。
旧暦が利用されていた頃は、「みそ」は「三十」の意味であり、「みそか」は「30日」という意味で、毎月の最終日を表す言葉として使われ、「みそか」のうち、年内で最後の晦日を「大晦日」と呼んでいました。
グレゴリオ暦(新暦)では「12月31日」がその日にあたり、日本では、「年越し蕎麦」や「除夜の鐘」の風習があります。ちなみに、英語圏では新年の前日は「New Year's Eve」といいます。
また、カトリック教会では「12月31日」は4世紀前半に在位したローマ教皇「シルウェステル1世:Silvester」の記念日に定められています。
そのため、ヨーロッパを中心に「12月31日」を「Silvester:ジルベスター」と呼んでいる地域もあります。
スペイン語では「Nochevieja」、これは「年老いた夜」という意味です。1年の最後を「年老いた」と表現するのもユーモアが感じられます。
長い人類の歴史の中で、1年の最終日は、それぞれ意味がありそうです。
実在の児童虐待事件をもとに、憎悪と悲哀の連鎖を壮絶な描写で描いた『虐待の照明』が、2020年1月3日より全国で公開されます。
母親から虐待を受け施設で育った「ペク・サンア」は、心に傷を抱えたまま生きていました。レイプ事件に巻き込まれた際は犯人の父親が有力者だったため、逆に彼女が刑に服すことになってしまいます。
刑事「ジャンソプ」は「サンア」を常に気にかけていましたが、彼女は出所後も荒んだ生活を続けていました。
ある日、「サンア」は夜の街の片隅で震えている少女「ジウン」と出会います。お腹を空かせた「ジウン」の身体は痣だらけで、誰かに虐待を受けているのは明らかでした。そんな「ジウン」の姿に過去の自分を重ね合わせた「サンア」は、彼女に手を差し伸べようとします。
『密偵』の<ハン・ジミン>が心に傷を負った主人公「ペク・サンア」を体当たりで演じ、第38回韓国映画評論家協会賞で主演女優賞を受賞。
『1987、ある闘いの真実』の<イ・ヒジュン>、『金子文子と朴烈』の<ペク・スジャン>、『国際市場で逢いましょう』の、チャン・ヨンナム>が共演しています。監督:は、<イ・ジウォン
>が務めています。
2018年・第31回東京国際映画祭「アジアの未来」部門では「原題:Miss Baek/ミス・ペク」のタイトルで上映されています。
、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1998年)でアカデミー脚本賞を受賞した<マット・デイモン>(49)と『ザ・ファイター』(2010年・監督:デヴィッド・O・ラッセル)でゴールデングローブ賞・ 助演男優賞アカデミー助演男優賞の<クリスチャン・ベール>(45)が初共演でダブル主演を務め、1966年の「ル・マン24時間耐久レース」で絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ『フォードvsフェラーリ』が、2020年1月10日(金)に全国でロードショー公開されます。
「世界三大レース」のひとつである「ル・マン24時間耐久レース」での勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー「キャロル・シェルビー」は、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていました。
「シェルビー」は、破天荒なイギリス人レーサーの「ケン・マイルズ」に目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらも「マイルズ」をチームに引き入れます。限られた資金と時間の中、「シェルビー」と「マイルズ」は力を合わせて数々の困難を乗り越えていきます。
熾烈な戦いが行われましたが、その後2社ともに撤退、現在フェラーリは「LM-GTE」(「ル・マン」耐久グランドツーリングカー) に参戦するプライベートチームへのマシンの提供という形で、フォードは「LM-GTE」にワークスとして復帰していますが、2019年で撤退しています。
「シェルビー」を<マット・デイモン>、「マイルズ」を<クリスチャン・ベール>がそれぞれ演じています。監督は、第90回アカデミー賞脚色賞ノミネート作品 『LOGAN ローガン』 (2017年)やカントリー・ミュージシャンの<ジョニー・キャッシュ>の伝記映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(2005年)の<ジェームズ・マンゴールド>(56)が務めています。
『続・荒野の用心棒』(伊1966年4月6日公開)を4Kスキャンレストアしたデジタルリマスター版が、2020年1月31日より、東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開されます。
1966年9月23日に日本公開された『続・荒野の用心棒』は、<セルジオ・レオーネ>とともにマカロニウエスタンを牽引した<セルジオ・コルブッチ>の監督作。棺桶を引きずって歩く謎に満ちた流れ者のガンマン「ジャンゴ」の死闘が描かれました。
なお<クエンティン・タランティーノ>監督・脚本の『ジャンゴ 繋がれざる者』「2012年)は、第85回アカデミー賞で作品賞ほか5部門にノミネートされ、助演男優賞(クリストフ・ワルツ)と脚本賞を受賞しており、本作にオマージュを捧げています。
また『続・荒野の用心棒』で「ジャンゴ」を演じた<フランコ・ネロ>は『ジャンゴ 繋がれざる者』に「アメリゴ・バセッピィ」という端役で出演していました。
今年最後の読書記は、<葉室麟>(1951年1月25日~ 2017年12月23日)の時代小説『さわらびの譜』(文庫本2015年12月25日発行)で締めくくりです。2011年に 『秋月記』 を読んで以来著者の作品は遠のいていましたが、今年は 『川あかり』 ・ 『紫匂う』 ・ 『花や散るらん』 ・ 『柚子の花咲く』 ・ 『冬姫』 と続き本書で6冊目になります。
主人公は扇野藩有川家の長女「伊也」18歳で、6歳の時から父「有川将左衛門」から日置流雪荷派の弓の指導を受け「弓矢小町」と謳われる藩内屈指の弓上手です。
八幡神社において弓を競いますが大和流の「樋口清四郎」に敗けますが、彼に惹かれる「伊也」でしたが、流派が違うということが大きく響き、2歳下の妹の「初音」に「樋口」からの縁談が持ち込まれます。
「樋口清四郎」から弓の指導を受けた際、「伊也」はあらぬ噂を立てられ、藩主「晴家」の不興を買い、「清四郎」は謹慎処分を受けてしまいますが、その汚名をそそぐため、「伊也」は「清四郎」と弓勝負で立ち合うことになります。
片や「有川家」には「新納左近」なる武士が身を寄せていて、藩主の腹違いの兄になるのですが、扇野藩のくすぶる裏事情と絡め、<葉室>独特の武士道の世界と親子や姉妹の揺れる心の模様が描かれていきます。
高潔な弓道に対する志が、心に響く感動の世界が楽しめた一冊でした。
『シティライツ』(2010年~2012年、モーニング・ツー、講談社、全3巻)・ 『太郎は水になりたかった』(2015年、トーチweb、リイド社、連載中)の<大橋裕之>(39)のマンガを原作とする、第43回オタワ国際アニメーション映画祭長編部門グランプリ受賞のアニメ『音楽』が、2020年1月11日より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されます。
<松江哲明>(42)がプロデューサーを務めた本作は、楽器を触ったこともない不良学生たちが思い付きでバンドを組むところから始まる「ロック奇譚」。監督の<岩井澤健治>が40,000枚以上もの作画を手描きし、7年以上かけほぼ独力で制作した自主制作アニメとして完成させています。
バンド「古武術」を結成する「研二」たちの声を<坂本慎太郎>、<前野朋哉>、<芹澤興人>が担当。「研二」の同級生「亜矢」には<駒井蓮>が声を当てています。そのほか<平岩紙>、<竹中直人>、<岡村靖幸>らが声優として参加しています。
また、本作の主題歌が「ドレスコーズ」のこの映画のために書き下ろされた楽曲『ピーター・アイヴァース』が使用され、レコーディングには<志磨遼平>(37)のほか<リンダ&マーヤ>が参加しています。
歌舞伎俳優<尾上菊之助>(41)に密着取材したドキュメンタリー番組『密着3000日!尾上菊之助 新たなる挑戦~ナウシカ歌舞伎の壮絶舞台裏~』がテレビ朝日で1月4日(土10:30~11:30)に放送されます。ナレーションを担当するのは、ディズニー映画 『アラジン』 の「アラジン」役の吹き替え版を務めた俳優の<中村倫也>(33)。声優としても大活躍した<中村>が、「声」の力で、<菊之助>の軌跡をたどっていきます。
2019年12月、東京・新橋演舞場で上演された、新作歌舞伎 『風の谷のナウシカ』 (12月6日~12月25日)。「歌舞伎界の新たなる地平に挑んだ」と称されるこの作品を発案し、主人公「ナウシカ」を演じたのが<菊之助>です。
番組では「ナウシカ歌舞伎」の舞台裏とともに、歌舞伎俳優<尾上菊之助>の魅力や知られざる素顔に迫っています。密着日数は、なんと3000日。8年以上にわたって追いかけ、<菊之助>の「芸への思い」、「家族の絆」を映し出します。
<菊之助>は、これまでも<シェークスピア>の原作を<蜷川幸雄>演出で上演した『NINAGAWA 十二夜』(2005年初演、2007年に英ロンドンでも上演)や、インド神話を題材とした新作歌舞伎『マハーバーラタ戦記』(2017年初演)など、新たな歌舞伎の魅力を発信するための作品を企画し、成功に導いています。
国内初のLNG燃料フェリーのイメージ(画像:三菱重工)
「三菱重工」は2019年12月27日(金)、同グループの三菱造船が国内初のLNG燃料フェリー2隻の建造で、「商船三井」 と契約を締結したと発表しています。
フェリーは長さ約199.9m、幅28.0m、総トン数およそ1万7300トン、最大旅客定員数763人で、13mトラック約136台および乗用車およそ100台の積載能力を持ちます。
その主機関に、LNG(液化天然ガス)とA重油それぞれを燃料として使用できる、国内フェリー初となる高性能デュアルフューエルエンジンを採用。CO2の排出量が従来比20%削減、SOx(硫黄酸化物)の排出量がほぼゼロという優れた環境性能を達成しており、環境負荷の低減をはかるといいます。
建造は下関造船所で行われ、2022年末から2023年前半にかけて順次完成、引き渡しの予定。その後は、商船三井グループのフェリーさんふらわあが運航する大阪~別府航路に就航するそうです。
三菱重工によりますと、この新しいフェリーは既存船に比べてトラックの積載台数が大幅に増やされ、ドライバーズルームの拡充や、定員1人あたりの面積の拡大などが図られているほか、大浴場とレストランの拡大、3層吹き抜けのアトリウムをはじめとした開放的なパブリックスペースの設置など、モーダルシフトへの対応や、カジュアルクルーズの進化に貢献するとしています。
自称「弾き語りトラックメイカーアイドル」の<眉村ちあき>(23)に密着した映画『眉村ちあきのすべて(仮)』」の劇場公開が決定しています。4月4日(土)から10日(金)にかけて東京・WHITE CINE QUINTOでレイトショー公開。全国でも順次公開されます。
『ゴッドタン』などのバラエティ番組で即興ソングが話題となり、型破りな個性で人気を博している<眉村ちあき>です。本作は、そんな彼女が出演・音楽・エグゼクティブプロデューサーを兼任したカテゴライズ不可能な映画となっています。
映画監督とミュージシャンがコラボして映画を制作する祭典、MOOSIC LAB 2019では審査員特別賞、観客賞、ベストミュージシャン賞、女優賞の4部門で受賞。また、映画『フラガール』・『春との旅』の<徳永えり>(31)、<品田誠>(27)、連続テレビ小説『まんぷく』の「立花幸 」役の<小川紗良>(23)らが出演していることも明らかになっています。
<眉村>本人は、「この映画はドキュメンタリーなんですが、きっと『眉村ちあきにしかない秘密を世に公開する』という大規模なプロジェクトなのかもしれないです」と本作を表現。
メガホンを取った<松浦本(はじめ)>は「内容は少しずつ形を変え、密着映像に飽き足らず様々なジャンルを取り込み、もし無事完成したら観客は『今自分は何を見せられているのか……?』と戸惑うような不思議なスケールのシナリオになっていきました」と制作過程を振り返っています。
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