日本国内で16日、新たに「1133人」の感染者の発表がありました。感染者の累計は、観光船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客乗員の(712人)を含めては45万人を超え、45万0379人になっています。
死者は、東京都で16人、千葉県で9人、北海道で6人、神奈川県で6人、埼玉県で5人、福岡県で3人、大阪府で2人、愛知県で2人、福島県で2人、三重県で1人、山口県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人、長崎県で1人、静岡県で1人、の計「57人」の報告があり、死者数の累計は8702人となりました。
緊急事態宣言の発令が継続されています首都圏での新規感染者は、東京都300人、神奈川県91人、埼玉県96人、千葉県76人、となっています。
兵庫県では、新たに「78人」の感染を確認したと発表しています。新規感染者が70人を上回るのは (2月17日)の「74人」 以来、27日ぶりになります。
発表自治体別の新規感染者は、神戸市「23人」、姫路市「4人」、尼崎市「8人」、西宮市「6人」、明石市「3人」、県所管分として「34人」でした。
16日、先週4日連続でダウ工業株30種平均株価の最高値を更新していました、ニューヨーク株式市場は、前日比52ドル18セント安の3万2901ドル28セントで取り引きが動き出しました。
その後も前日比割れの中で反落と押し目買いの小幅な動きで、終わり値は前日比127ドル51セント(0.39%)安の3万2825ドル95セントで取り引きを終えています。
市場は今日から始まる米FOMC(米連邦公開市場委員会)に注目しています。1.9兆ドル(200兆円)の追加経済対策も決まり、ワクチン展開も今後の拡大が期待されています。そのような中で市場ではインフレ期待から米国債利回りが急上昇しており、先週の米10年債は1.64%まで一時上昇しました。
米FOMC(米連邦公開市場委員会)が16~17日、日本時間の18日未明には声明や、今後の景気見通しなどが発表されることになっています。記者会見するFRB(連邦準備理事会)の<パウエル>議長が、このところの長期金利の上昇を受けてどのような発言をするかに市場の注目が集まっていて、こうしたイベントを控え、小幅な値動きとなり利益確定として模様眺め体制で引けた感じです。
英「アストラゼネカ」とオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの接種後に血栓ができた症例への懸念から、欧州で新たにポルトガルとスウェーデン、ルクセンブルクが同ワクチンの使用停止を発表しています。
ポルトガルの保健当局は15日、アストラゼネカ製ワクチンの接種後に血栓ができたという報告があるため、「予防的措置」として使用を一時停止すると発表しました。
16日にはスウェーデンの保健省が、欧州医薬品庁(EMA)と同国の医薬品規制当局が調査する間、使用を停止するとの決定を下し、ルクセンブルク政府も16日、同様の方針を発表しています。
欧州で使用を停止した国は、15日に加わったスペイン、ドイツ、フランス、イタリアも含め、計13カ国に達しています。
欧州医薬品庁(EMA)は15日、接種済みの人々に血栓のできる確率が一般人口より高いわけではないとの見解を示しています。今後何らかの対応が必要かどうかについて、18日に緊急会合が開かれる予定です。
帝国ホテルが、東京・内幸町の「帝国ホテル東京」の建て替えを検討していることが16日、発表されています。本館は開業から50年を経過して老朽化が進んでおり、参入が相次ぐ欧米の高級ホテルへ対抗する構えです。
建築計画では、本館と、隣接するタワー館を建て替えます。完成時期や施設規模などの詳細を詰めており、早ければ月内にも発表されるようです。完成は2036年を目指しており、事業費は数千億円規模とみられています。
帝国ホテルの筆頭株主「三井不動産」は、ホテル周辺で大規模な再開発を計画しており、訪日観光客が回復した際のにぎわいや災害に強い街を目指し、複数の大型オフィスビルや商業施設と一体的に整備される見込みです。
帝国ホテルは、<井上馨>が<渋沢栄一>と<大倉喜八郎>が設立に携わり、初代本館は日本の迎賓館として1890年(明治23年)に開業。現在の本館は3代目となります。タワー館は1983年に完成し、ホテルと商業ビルが一体となった国内初の複合ビルとして知られています。
本日の「3月17日」の<グーグルロゴ>は、アイルランドにキリスト教を広めた守護聖人「セントパトリックデー2021」で、「聖人パトリック(パトリキウス)」は、387年頃に生まれて、461年「3月17日」が命日とされています。
アイルランドでは、この日は祝日となり、葉が3枚に分かれている草シャムロックを身につけたり、ミサに行ったりする風習があります。
「パトリック(パトリキウス)」さんは、シャムロックの葉が3つに分かれているのは「三位一体(父と子と聖霊)」を表していると説明し、キリスト教の布教に利用したことにより、シャムロックは彼のシンボルともなっています。
アイルランドは、「エメラルドの島(Emerald Isle)」という愛称もあります。これは、夏は涼しく、冬も雪がめったに降らない穏やかな気候のため、大地に年間を通して植物の緑が無くなることがないためで、「緑」はアイルランドを象徴するカラーとなっており、この日は、緑のもの飾ったり、身につけたりする風習があります。
アイルランド系の移民の多いアメリカやオーストラリア、また、カトリック教徒の多い国々(ニュージーランド、カナダ、イギリス等)でも、この日はお祝いされ、アメリカでは、この日は「緑の日」と呼ばれています。
特にシカゴでは、シカゴ川を緑色に染め上げたり、シカゴ市警察では警察バッジを「緑の三つ葉」の特別な物にしたりする習慣があるようです。
英政府は16日、冷戦終結後で最も包括的な外交・安全保障政策の一体的見直しとなる「統合レビュー」を公表し、核弾頭保有数の上限を180発から260発に引き上げると表明しています。冷戦終結以降続いてきた、英国の核軍縮の流れを変えるものとなります。
核軍縮方針を転換し、核戦力を増強する中国や関係が悪化するロシアに対抗、安保環境の変化に対応する狙いがあります。核兵器禁止条約が発効し「核なき世界」を目指す国際社会に背を向ける動きとなり、批判は必至な動向です。
核弾頭の上限引き上げの理由として他国の「核戦力の増強と多様化」への懸念を指摘。「最小限で信用でき、独立した核抑止力は英国と同盟国の安全保障のために依然として不可欠だ」と強調しています。
朝鮮労働党機関紙・労働新聞によりますと、北朝鮮の<金正恩>総書記の妹、<金与正>党副部長は15日付で米韓合同軍事演習を非難する談話を出しています。
<金与正>氏は韓国に対し「南朝鮮当局は再び『暖かい3月』でなく『戦争の3月』『危機の3月』を選択した」と指摘し、「今後の南朝鮮当局の態度と行動を注視する。さらに挑発的に出てくるのであれば、(2018年に結んだ)北南軍事合意書も破棄する特段の対策まで予想している」と警告。米<バイデン>政権に対しても「今後4年間、穏やかに過ごしたければ、初めからくだらない面倒事を起こさない方がよい」と述べているようです。
8日に始まった米韓合同軍事演習に北朝鮮はこれまで沈黙していました。演習への反発とともに、米国の<ブリンケン>国務長官と<オースティン>国防長官が17日に訪韓するのを前にけん制する意味合いが見て取れそうです。
「第93回アカデミー賞」のノミネーションが、アメリカ現地時間3月15日に発表されています。
作品賞、主演男優賞、監督賞など最多10部門でノミネートを果たしたのは、第14回アカデミー脚本賞を受賞した脚本家の<ハーマン・J・マンキーウィッツ>が『市民ケーン』(1941年・オーソン・ウェルズ初監督作品)を生み出すまでを描いた『Mank/マンク』です。Netflix作品として初の作品賞受賞に期待がかかっています。
次いで6部門の候補となったのは、現代のノマド(遊牧民)として季節労働の現場を渡り歩く女性を主人公とする 『ノマドランド』 (2021年3月26日・日本公開)です。同作の<クロエ・ジャオ>が監督賞を受賞すると、アジア系女性として初の快挙となります。また過去に2度主演女優賞に輝いている <フランシス・マクドーマンド> が、今回も同部門にノミネートされています。なお同作は、 「第78回ゴールデングローブ賞」映画部門のドラマ部門作品賞 を受賞しています。
さらに<アンソニー・ホプキンス>が認知症の父を演じた 『ファーザー』、アメリカに移住した韓国人一家を描く 『ミナリ』、Amazon Original映画『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』、ブラックパンサー党イリノイ州支部長<フレッド・ハンプトン>と同党に潜入した男の物語『Judas and the Black Messiah(原題)』、Netflix映画 『シカゴ7裁判』 も、それぞれ6つのノミネートを果たしています。
また2020年8月28日に死去した <チャドウィック・ボーズマン> が、『マ・レイニーのブラックボトム』で主演男優賞の候補に。<チャドウィック・ボーズマン>は第78回ゴールデングローブ賞 (前出) でもドラマ部門男優賞 に選ばれています。
第93回アカデミー賞授賞式は、現地時間4月25日に開催。新型コロナウイルス流行の影響で、例年より2カ月ほど遅れて実施されます。
【第93回アカデミー賞ノミネーション】
●作品賞
「ファーザー」
「Judas and the Black Messiah」
「Mank/マンク」
「ミナリ」
「ノマドランド」
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
「シカゴ7裁判」
●主演男優賞
リズ・アーメッド「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
チャドウィック・ボーズマン「マ・レイニーのブラックボトム」
アンソニー・ホプキンス「ファーザー」
ゲイリー・オールドマン「Mank/マンク」
スティーヴン・ユァン「ミナリ」
●主演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス「マ・レイニーのブラックボトム」
アンドラ・デイ「The United States vs. Billie Holiday(原題)」
ヴァネッサ・カービー「私というパズル」
フランシス・マクドーマンド「ノマドランド」
キャリー・マリガン「プロミシング・ヤング・ウーマン」
●助演男優賞
サシャ・バロン・コーエン「シカゴ7裁判」
ダニエル・カルーヤ「Judas and the Black Messiah」
レスリー・オドム・ジュニア「あの夜、マイアミで」
ポール・レイシー「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
ラキース・スタンフィールド「Judas and the Black Messiah」
●助演女優賞
マリア・バカロヴァ「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
グレン・クローズ「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」
オリヴィア・コールマン「ファーザー」
アマンダ・サイフレッド「Mank/マンク」
ユン・ヨジョン「ミナリ」
●長編アニメーション賞
「2分の1の魔法」
「フェイフェイと月の冒険」
「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」
「ソウルフル・ワールド」
「ウルフウォーカー」
以下のノミネーションは略:●撮影賞 ●衣装デザイン賞 ●監督賞 ●長編ドキュメンタリー賞 ●短編ドキュメンタリー賞 ●編集賞 ●国際長編映画賞 ●メイクアップ&ヘアスタイリング賞 ●作曲賞 ●歌曲賞 ●美術賞 ●短編アニメーション賞 ●短編実写映画賞 ●音響賞 ●視覚効果賞 ●脚色賞 ●脚本賞
2014年は、弘法大師が遍路創設1200年の節目に当たる年ということで四国88カ所を舞台とした『玉村警部補の巡礼』は、2018年4月に単行本として刊行され、2020年11月20日に文庫本として発行されています。
四国88カ所は、一度は巡礼として「歩き遍路」で回ってみたいと思いながら、<熊倉伸宏>の 『あそび遍路』 や<宮田珠己>の 『だいたい四国八十八ヶ所』 等で楽しむだけでしたが、遍路の概略の素地があっただけに、本書をより楽しめた気がします。
表題通り、リフレッシュ休暇で八十八カ所を巡ろうとする桜宮署の「玉村誠警部」になぜかデジタル・ハウンドドッグ(電子猟犬)と怖れられる警察庁の「加納警視正」が同行し、遍路先で不可解な事件にあうのですが、解決してゆく4件の事件が納められています。
前作『玉村警部補の災難』を引きずる場面もありますが、その他著作がらみの 「黄金の地球儀」 の登場などサービス描写も見受けられ、<海堂尊>ファンにはたまらない凸凹コンビのエンターティメントな一冊でした。
『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』 (2017年)の<佐古忠彦>監督が、太平洋戦争末期の沖縄県知事<島田叡>にスポットを当て、知られざる沖縄戦中史を描いたドキュメンタリー 『生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事』 が、2021年3月20日より全国で公開されます。
1944年10月10日、米軍による大空襲で壊滅的な打撃を受けた沖縄。翌年1月、内務省は新たな沖縄県知事として、当時大阪府の内政部長だった<島田叡>を任命します。家族を大阪に残して沖縄に降り立った<島田叡>は、大規模な疎開促進や、食糧不足解消に奔走するなど、様々な施策を断行します。
米軍の沖縄本島上陸後は、壕を移動しながら行政を続けました。大勢の県民が命を落としていく中、<島田叡>は軍部からの理不尽な要求と、行政官としての住民第一主義という信念の板挟みとなり、苦渋の選択を迫られます。
戦時下の教育により「玉砕こそが美徳」とされた時代、周囲の人々に「生きろ」と言い続けた<島田叡>の生き方、考え方はどのように育まれたのか。沖縄戦を生き延びた県民たち、軍や県の関係者、遺族への取材を中心に、新たに発見された資料を交えながら、その生涯に迫ります。俳優の<佐々木蔵之介>が語りを担当しています。
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