米国の「第80回ゴールデングローブ賞 映画部門」の「アニメーション作品賞」にアニメ映画『犬王』がノミネートされていましたが、現地時間10日(日本時間11日)に発表があり、惜しくも受賞は逃しましたが、日本のアニメ作品が同部門にノミネートされるのは<細田守>監督の『未来のミライ』(2018年)以来となる2回目でした。受賞すれば初の快挙でした。
『犬王』は、世界最古の舞台芸術「能楽」の世界を表現した作品で、2021年5月28日から全国の劇場で公開されました。
室町時代に実在し、人々を熱狂させた能楽師「犬王」をポップスターとして華やかに逞しく描き、監督を務めたのは『夜は短し歩けよ乙女』・『映像研には手を出すな!』 ・ 『日本沈没2020』などの<湯浅政明>です。原作は、2006年の「三島由紀夫賞」をはじめ数々の受賞歴をもつ<古川 日出男>です。
能楽師「犬王」役は、4人組ロックバンド「女王蜂」のボーカルを担当する<アヴちゃん>が声を当てています。「女王蜂」は2009年に神戸市で結成され、<アヴちゃん>本人も神戸市出身です。
そして「犬王」と出会いバディになる「友魚(ともな)」を演じたのは、ダンサーや俳優として活躍する<森山未來>(38)ですが、<森山未來>も神戸市出身で、現在は神戸の魅力を再発見するアートプロジェクト「KOBE Re:Public Art Project」の「メインキュレーター」を務めてます。
受賞であれば、神戸市内の映画館で再上映が期待できたのですが、2023年1月11日(水)現在、近畿圏で現在『犬王』を上映している劇場は「京都みなみ会館」のみで、それも本日の1月12日(木)までです。
実在した死刑囚<オルガ・ヘプナロヴァー>を描いた2016年チェコ・ポーランド・スロバキア・フランス合作製作映画『原題:Ja, Olga Hepnarova/英題:I, Olga Hepnarova』が、邦題『私、オルガ・ヘプナロヴァー』として、2023年4月29日より公開されます。
銀行員の父と歯科医の母を持つ「オルガ」は、1973年7月10日にチェコの首都プラハの中心地で、路面電車を待つ群衆にトラックで突っ込みました。その結果、8人が死亡し、12人が負傷。凶行に及ぶ前、「オルガ」は新聞社に犯行声明文を送っていました。
自身の行為は多くの人々から受けた虐待への復讐であり、社会への罰だというのです。「オルガ」は逮捕後も反省の色を見せず、1975年3月12日にチェコスロバキア最後の女性死刑囚として絞首刑に処されました。
『マチルダ 禁断の恋』の<ミハリーナ・オルシャンスカ>が、「オルガ」を演じています。『ゆれる人魚』で<ミハリーナ・オルシャンスカ>と共演した<マルタ・マズレク>が、「オルガ」の友人「アレナ」を演じています。
チェコ映画界の新鋭<トマーシュ・ヴァインレプ>と<ペトル・カズダ>が監督を務めています。なお本作は「ピンク・フラミンゴ」の<ジョン・ウォーターズ>が2017年のベスト映画の1本に挙げたことでも知られている作品です。
<ルーカス・ドン>監督最新作『CLOSE(原題)』が、『CLOSE/クロース』の邦題で今夏全国公開されることが決定しています。
本作は、バレリーナ志望のトランスジェンダーの姿を描いた前作『Girl/ガール』が第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞した<ルーカス・ドン>監督の最新作です。主人公は、学校でも放課後でも24時間ともに過ごす大親友である13歳の「レオ」と「レミ」です。ある日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれた「レオ」は、「レミ」への接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまいます。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩してしまいます。
第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、グランプリを受賞した作品です。第80回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネートを果たし、第95回アカデミー賞では前作『Girl/ガール』に続き、国際長編映画賞のベルギー代表としての予備候補(ショートリスト)に選出されています。映画製作・配給スタジオA24が北米配給権を獲得したことでも注目を集めています。
<エデン・ダンブリン>、<グスタフ・ドゥ・ワエル>、<エミリー・ドゥケンヌ>がキャストに名を連ねています。
原作『女子大小路の名探偵』書影(秦建日子・河出書房新社)
メ~テレ60周年記念作品『女子大小路の名探偵』(監督:平村克理)が、2023年に公開予定されていますが、<剛力彩芽>(30)が主演を務めることが発表されています。
「アンフェア」シリーズや『サイレント・トウキョウ』の<秦建日子>が原作・脚本を手がけた本作は、愛知と岐阜を舞台としたミステリーです。ひょんなことから事件に巻き込まれた姉弟が、仲間たちの助けを借りて真犯人に迫るさまが描かれています。
<剛力彩芽>は姉の「広中美桜」役で出演。岐阜の柳ケ瀬で働くホステスで、美人で喧嘩っ早いという役どころです。
なお2022年8月には、<本仮屋ユイカ>が本作で映画単独初主演を飾り、監督は『ペンギン夫婦の作りかた』(2012年)・『やるっきゃ騎士』(2015年)などの<平林克理>が務めることが発表されていました。<本仮屋ユイカ>が、体調不良により主演交代が本作の公式サイトにて発表されていました。
1月6日から8日の全国映画動員ランキングトップ10が興行通信社より発表され、『THE FIRST SLAM DUNK』が6週連続で1位を獲得しています。
初登場は3作品ありました。テレビアニメ『名探偵コナン』の特別編集版『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』が4位、<ソン・ガンホ>と<イ・ビョンホン>が共演しました『非常宣言』が8位、「嘘八百」シリーズ第3弾となる『嘘八百 なにわ夢の陣』が9位に登場しています。
【全国映画動員ランキングトップ10】()内は「先週の順位」と公開週数
1. 「THE FIRST SLAM DUNK」(1→/ 6週目) 2. 『すずめの戸締まり』(2→ / 9週目)
3. 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(3→ / 4週目) 4. 「名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~」(初)
5.『Dr.コトー診療所』 (4↓ / 4週目) 6. 『ラーゲリより愛を込めて』(5↓/ 5週目) 7. 『かがみの孤城』(6↓ / 3週目)
8. 「非常宣言」(初) 9. 「嘘八百 なにわ夢の陣」(初) 10. 『ブラックナイトパレード』(8↓/ 3週目)
本日<13:00(~14:50)>より「NHK-BSプレミアム」にて、<クリント・イーストウッド>監督・主演の1977年アメリカ製作の『原題:The Gauntlet』が、邦題『ガントレット』として、1977年12月17日より公開されました作品の放送があります。
警察上司の立場がまずくなる裁判の重要事件の証人を、ラスベガスからフェニックスまで護送する任務を受けたしがない刑事「ベン・ショックリー」でしたが、ベガスで彼を待っていたのは、若く美しい娼婦「マリー」でした。
組織に命を狙われているため無事にフェニックスに辿り着く事はできないと言う「マリー」の言葉に「ショックリー」は耳を傾けませんが、二人の行く先々でトラブルが続出していきます。
「ベン・ショックリー」に<クリント・イーストウッド>、「ジル」に<ソンドラ・ロック>、ベンの友人「ジョセフィン」に<パット・ヒングル>、市警察委員長「ブレークロック」に<ウィリアム・プリンス>ほかが出演しています。
俳優の<上戸彩>(37)が、1月10日(火)発売の『週刊FLASH』1673号・1月24日号(光文社)表紙&関東にグラビアに登場しています。
<池井戸潤>原作の話題の映画『シャイロックの子供たち』(監督:本木克英)に出演、2023年2月17日よりの公開を控えています。
『FLASH』では、そんな彼女が表紙と巻頭10ページの撮り下ろしグラビアで、変わらぬ美貌を披露しています。「若いときとくらべると、実生活と仕事のバランスを大事にしていますね」と、結婚後に変化した仕事に対する思いなどを語ったインタビュー記事も収録されています。
本日深夜<1:35>より「テレビ大阪」にて、2011年アメリカ製作の『原題:In Time』が、邦題『TIME タイム』として2012年2月17日より公開されました作品の放送があります・
『ガタカ』の<アンドリュー・ニコル>監督が、<ジャスティン・ティンバーレイク>と<アマンダ・セイフライド>を主演に迎えて描いています。
科学技術の進歩によりすべての人間の成長が25歳で止まり、そこから先は左腕に埋め込まれた体内時計「ボディ・クロック」が示す余命時間だけ生きることができる近未来。貧困層には余命時間が23時間しかない一方で、富裕層は永遠にも近い時間を手にする格差社会が生まれていました。ある日、ひとりの男から100年の時間を譲り受けた貧困層の青年「ウィル」は、その時間を使って富裕層が暮らす地域に潜入。大富豪の娘「シルビア」と出会い、時間監視局員(タイムキーパー)の追跡を受けながらも、時間に支配された世界の謎に迫っていきます。
「ウィル・サラス」役に<ジャスティン・ティンバーレイク>、「シルビア」役に<アマンダ・サイフリッド>、「タイムキーパー/レイモンド・レオン」役に<キリアン・マーフィー>、「レイチェル・サラス」役に<オリヴィア・ワイルド>ほかが出演しています。
今夜<18:00>より「BS12]にて、1968年12月28日より公開されました『新網走番外地』の放送があります。
これまでの<石井輝男>監督から<マキノ雅弘>に引き継ぎ心機一転となりました「番外地」シリーズ第11作目になります。北海道と東京を舞台に「番外地」ならではのド派手なアクションが繰り広げられます。
昭和23年、復員して故郷の新橋に戻ってきた「末広勝次」(高倉健)は、若い日本人の女が海軍兵士に連れ去られるところを助けたために逮捕され、北海道米軍刑務所に送還されてしまいます。
再び新橋に戻った「勝次}は、徐々に頭角を現し、いつしか銀座の顔役となります。石津組と華僑連合による露天商の締め付けを見かねた「勝次」は、露天商を救おうとしますがイシズ・華僑連合の妨害で「勝次」の兄弟分が犠牲になります。
怒りの炎を燃やす「勝次」は、カービン銃とドスを携え、復讐に乗り出します。
<高倉健>のほか、<三橋達也>、<長門裕之>、<松尾嘉代>、<水島道太郎>、<志村喬>、<金子信雄>が出演しています。
本日<13:00(~15:03)>より「NHK-BSプレミアム」にて、2000年アメリカ製作の『原題:Chocolat』が、邦題『ショコラ』として2001年4月28日より公開されました作品の放送があります。
<ジョアン・ハリス>の同名小説を原作に、不思議なチョコレートを売る母娘が因習に囚われた村に変化をもたらしていく姿を描いています。古くからのしきたりに縛られたフランスの小さな村。北風とともにこの土地にやって来た「ヴィアンヌ」とその娘「アヌーク」は、孤独な老女「アルマンド」から店舗を借りてチョコレート店を開きます。
村人たちは「ヴィアンヌ」が作るチョコレートの不思議な美味しさに魅了され、心を解きほぐされていきます。しかし厳格な村長「レノ伯爵」はそれを快く思わず、村人たちに「ヴィアンヌ」の悪口を言いふらしてチョコレート店への出入りを禁じてしまいます。
主人公「ヴィアンヌ」を『イングリッシュ・ペイシェント』の<ジュリエット・ビノシュ>が扮して描いたファンタジックなドラマです。<ジョニー・デップ>が、「ヴィアンヌ」と交流する青年「ルー」役で共演。「ヴィアンヌ」の娘「ルー」役は『ポネット』で注目されました子役の<ビクトワール・ディビゾル>が演じています。『ギルバート・グレイプ』の<ラッセ・ハルストレム>が監督を務めています。
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