『国宝』@<李相日>監督
6月
1日
任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いています。
任侠の一門に生まれた「喜久雄」は、15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまいます。「喜久雄」の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主「花井半二郎」は彼を引き取り、「喜久雄」は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことになります。
「喜久雄」は半二郎の跡取り息子「俊介」と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていきます。そんなある日、事故で入院した「半二郎」が自身の代役に「俊介」ではなく「喜久雄」を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされます。
主人公「喜久雄」を<吉沢亮>、喜久雄の生涯のライバルとなる「俊介」を<横浜流星>、喜久雄を引き取る歌舞伎役者「半二郎」を<渡辺謙>、半二郎の妻「幸子」を<寺島しのぶ>、喜久雄の恋人「春江」を<高畑充希>が演じています。
脚本を『サマー・ウォーズ』の<奥寺佐渡子>、撮影をカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』を手がけた<ソフィアン・エル・ファニ>、美術を『キル・ビル』の<種田陽平>が担当しています。2025年・第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門出品作品です。