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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(1143)【アオスジアゲハ】(9)

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昨日の神戸の最高気温は「28.1度」でした。プランター植えの苺の葉の上に、アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類される【アオスジアゲハ(青条揚羽)】が休憩中、花も咲いていない意外な場所だっただけに慌てましたが、一期一会の機会になんとか後ろから捉えることができました。
 
登場回数9回目と少なくないのですが、前回(851)より4年以上たっています。
 
成虫の前翅長は 25-45 ミリ ほど。翅は黒色で、前翅と後翅に青緑色の帯が貫いています。この帯には鱗粉がなく、鮮やかなパステルカラーに透き通っています。ごくまれに、青帯をまったく欠く変異個体が発見されることがあるようです。
 
成虫の出現期は5-10月。年3-4回発生します。飛び方は敏捷で飛翔力が高く、樹木や花のまわりをめまぐるしく飛び回っている姿をよく見かけます。
 
アゲハチョウ類としては珍しく、静止時には通常、翅を閉じて止まりますが、この画像のように翅を開いて止まることがあります。
#アゲハチョウ科 #チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1142)<トンボ>

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昨日の神戸の最高気温は「25.3度」でした。
 
全長50ミリほどの、青い胴体の細い<トンボ>と遭遇。全世界に約5000種類、日本には約200種類のトンボが存在するといわれています。近づくことができませんで、あわてて望遠での撮影になりましたが、何とか1枚の撮影に成功しました。細部は観察できずじまいで、すぐに飛び立たれてしまいました。
 
当初は体形から「イトトンボ」の仲間かなと感じたのですが、「イトトンボ」よりは胴体が太く違うようです。
 
青い<トンボ>を中心に調べましたら、日本固有種の【ナニワトンボ】に似ています。ナニワとはつまり浪速のことで、大阪を意味します。初めてこのトンボが発見されたのが大阪府だったことに由来しています。このトンボが分布しているのは瀬戸内海周辺に限られ、大阪以外でも鳥取、岡山、広島など広く分布しているようです。
 
【ナニワトンボ】は年々減少傾向にあると考えられ、絶滅危惧種II類に指定されています。貴重な一期一会だったかもしれません。
#トンボ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(1140)【コクワガタ】

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「オス」は目立った〈大顎〉を持っていることで、子供から大人まで人気の高いのがコウチュウ目・クワガタムシ科の昆虫<クワガタムシ>で、日本列島には13属46種55亜種の亜種の<クワガタムシ>が生息しています。
 
<クワガタムシ>の名前の由来は、頭にある大きなハサミのような形の〈大顎〉が、日本の戦国時代の武士が戦いのときにかぶっていた兜の、「鍬形(くわがた)」とよばれる二本の角のような飾りに似ているからです。
 
小さな体長から「メス」の<クワガタムシ>だと思いましたが、一般的な「メス」の〈大顎〉の形状と違い、〈大顎〉が長いので【コクワガタ】の「オス」のようです。日本の<クワガタムシ>では最普通種です。
 
【コクワガタ】などの〈大顎〉は直線的な形状で、「ノコギリクワガタ」や「ミヤマクワガタ」のような湾曲した〈大顎〉は、戦いには便利ですが、狭い場所に隠れる際には邪魔になるとは対照的に、狭い場所に隠れる際に支障にならない形状になっています。
 
生息域は、餌となる樹液が出る広葉樹がある「雑木林」や「山地」です。都市部の緑地でも、広葉樹ならば見かけることができます。活動時期は4月下旬~10月下旬、活動時間帯は、主に夜となります。他のクワガタと違って、【コクワガタ】は日中に活動することもあります。
#クワガタムシ科 #コウチュウ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(1139)【カネタタキ】

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熱帯夜も過ぎ去ったようで、夜窓を開けていますと、秋の虫の合唱が楽しめる時期になってきました。
 
「キリギリス」や「クサヒバリ」などをはじめ、「オカメコオロギ」や「ミカドコオロギ」たちも賑やかですが、その仲間の「チッチッチッ」と鳴くバッタ目カネタタキ科の【カネタタキ(鉦叩)】が、なぜか室内に出現。捕まえる前にまずは写真と慌てたこともあり、小刻みに動き回りますので少し甘い焦点になってしまいましたが、特徴は判ると思います。
 
体長はオス、メスとも9 ~15ミリ程。淡褐色のやや細長く平たい体型です。オスは頭部、前胸背がやや明るい赤褐色、翅が暗赤褐色をしているため、体に横帯が入っているようにみえます。翅の退化が著しく、オスのみ発音用に前翅を持ちますが、鱗状で非常に小さく、メスは翅がありません。
 
成虫は8~12月にかけて出現。野生下では最も遅くまで鳴き声を聞くことの出来る昆虫です。
 
また、【カネタタキ】は、名前の中に〈カネ〉という言葉が入っていますので、お金に関して縁起がいいと言われている昆虫です。
 
撮影後、外に逃がしてあげようと試みましたが、逃げられてしまいました。部屋の中で「チッチッチッ」の声が聞こえるかもしれませんし、〈カネ〉が外に逃げない暗示かな・・・。
#カネタタキ科 #バッタ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(1138)【ショウリョウバッタモドキ】(4)

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「トレニア」の葉の上に、バッタ目バッタ科ショウリョウバッタ属の【ショウリョウバッタモドキ】の「メス」がいました。体色が保護色の緑色ですので、見つけにくいのですが、葉が少し揺れた感じがして、目に留まりました。
 
体長50ミリほどでしたので、「メス」のようです。「オス」は25-30ミリしかありません。
 
「ショウリョウバッタ」同様の細い体つきをしていますが、脚は体に対して短く、後脚も短く跳躍力は弱いにですが、飛翔力に優れ、また細長い体を生かしてイネ科植物に擬態しています。
 
また、姿や分布・出現時期が「ショウリョウバッタ」に似ていますが、小型であること、頭部が斜め上でなくまっすぐ前に尖ること、背中が褐色であること、後脚が短いこと、草丈の高い湿った草原を好むことなどで区別できます。
 
出現時期は「ショウリョウバッタ」は6月頃ですが、それより遅く、7月下旬から11月頃です。
#バッタ目 #バッタ科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(1137)【マユタテアカネ】

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ファルコン昆虫記(1137)【...
胴が赤色(オス)の小さなトンボの飛翔を目撃、体長が大きくありませんので「ナツアカネ」や「アキアカネ」ではなさそうで、「マユタテアカネ」・「マイコアカネ」・「ヒメアカネ」のどれかだと思いながら眺めていましたら、なんと目の前の紫陽花の茎の上に止まってくれました。顔つきを見ますと、トンボ科アカネ属の【ヒメアカネ】でした。
 
成虫は体長28-38ミリ、腹長17-26ミリ、後翅長20-29ミリで体型はやや細身。国内の赤とんぼでは最小の種で、和名もそれに由来しています。
 
未熟なうちは雌雄とも体色は黄褐色をしています。成熟するとオスは腹部が赤化して顔面は白くなりますが、メスは成熟しても背面の橙色が濃くなる程度です。
 
【ヒメアカネ】は、生息環境の変化に敏感で、周囲の樹林で多少の伐採を行っただけであっても姿を消してしまうことがあります。また、人間に対する警戒心も強いはずですが、近づいてなぜか目の前に止まってくれました。
 
以前に体に止まる昆虫をまとめてみましたが、今回も、昆虫好きで危害を加えないフェロモンでも私の体から出ているのかと思える、嬉しいご対面でした。
 
【追記:2024年10月2日】<しじみ>さんから、「ヒメアカネ」ではなく「マユタテアカネ」だというご指摘をいただきましたので、タイトルのみ訂正させていただいております。
#アカネ属 #トンボ科 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(1136)同定できない<迷宮の蛾>(21)

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熱帯夜が続いていましたが、昨夜は過ごしやすく、まどをあけていましたが、部屋の灯火にみちびかれたのか。網戸に〈蛾〉が止まっていました。
 
昼間なら、外に出て何とか撮影できないかと思案するところですが、暗い中焦点を合わせるのも困難で表側からの撮影は諦めましたが、記録として裏側からの撮影です。
 
体長約18ミリほど、茶色系の小さめの〈蛾〉ですが、さすがに、表翅の情報がなくては、私の知識では同定は無理です。
 
日本にはチョウ目の昆虫が6000種程度知られていますが、俗に「チョウ」と呼ばれるものは250種類にすぎず、他はすべて「ガ」ですが、両者に明確な区別・線引きはありません。
 
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1134)【ホシハラビロヘリカメムシ】(5)

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ファルコン昆虫記(1134)【...
今年は昨年ほど「カメムシ」の話題を、あまり耳にしません。
 
昨日の神戸は最高気温が「32.5度」でしたが、暑い日差しの中、カメムシ目(半翅目)ヘリカメムシ科ハラビロヘリカメムシ属【ホシハラビロヘリカメムシ】を見つけました。
 
体長15ミリほど、黄褐色をしており、腹部の幅が広く、前翅に丸い斑紋が左右に一つずつあります。
 
マメ科植物を主食とし、「フジ」、「クズ」、「ヌスビトハギ」などを好みます。また畑のダイズに見かけることもあります。特に【マルカメムシ】と同様に「クズ」の葉で見かけることが多いカメムシです。
#カメムシ目 #ブログ #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1132)【ヤマトシジミ】(41)の「メス」

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チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミ亜科の【ヤマトシジミ】が、翅を広げていました。表翅の色合いから「メス」でした。

【ヤマトシジミ】の翅は、後胸背部には後翅がつき、前翅は直角三角形型、後翅は楕円形型です。雌雄で翅色が異なり、「オス」の翅表は青色から青白色で、前翅では翅外縁部に黒色の帯を有し、後翅では翅外縁部および前部に黒色の帯があります。「メス」では前後とも一様に黒色から蝋色をしています。
 
自然界の生物では、「オス」の方が色鮮やかな場合が多いようです。【ヤマトシジミ】の場合は、「オス」、「メス」ともに季節変異はありますが、基本的に「オス」は青色から青白色~灰青色、「メス」は黒~焦げ茶です。
#シジミチョウ科 #チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1131)【キイロスズメバチ】

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昨日の神戸の最高気温は「35.2度」でした。ハチ目スズメバチ科の【キイロスズメバチ】も暑いのでしょうか、濡れた枯れ葉に付いた水滴を吸っている様子みたいに見えましたが、どうなんでしょうか。
 
この7〜9月の時期は、巣の引越しを行うため、活発に行動していますので、凶暴性が増しているだけに、単眼で睨まれている感じがして、近づくことは避けました。
 
体は他のスズメバチに比べると(女王バチ26ミリ・働きバチ17〜24ミリ)と小さめですが、【オオスズメバチ】に匹敵する攻撃性を持つことに加え、【オオスズメバチ】と比べて人間の生活圏によく巣を作りますので、スズメバチの中で人への被害が最も多いのがこの種です。近年になって特に都市部で急激に増えてきました。
 
【キイロスズメバチ】は、特に多種多様なものを食べます。ハエやアブ、ミツバチなど小型の昆虫やクモのほか、昆虫や小動物の死骸、人間が捨てた残飯や飲み残しのジュースなども食べます。
 
チョウやガの幼虫などの大型で動きが鈍くとらえやすい昆虫は、蜂の王者である【オオスズメバチ】が独占しています。【オオスズメバチ】にかなわない【キイロスズメバチ】はそれらの魅力的な獲物を【オオスズメバチ】に譲り、細々と残り物を食べています。このように選り好みせずになんでも食べることが、【キイロスズメバチ】の生存戦略になっています。
 
食性の広さに加え、どこにでも巣を作る習性が、都市に適応しやすい理由であり、同時に人間への被害が多発することになります。
#スズメバチ科 #ハチ目 #ブログ #昆虫

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