ファルコン昆虫記(1153)同定できない昆虫
5月
16日
昨日の神戸の最高気温は「24.7度」でした。ここ最近昆虫たちの活動も活発になりつつあるようで、【クワゴマダラヒトリ】の幼虫以外になにかいないかなと、「紫陽花」の葉を観察していましたら、葉の上に体長15ミリほどの昆虫を見つけました。
距離1メートルほど先でしたが、ズームで何とか側面から1枚だけ撮影できました。後ろもしくは上部からの撮影にと体を動かした瞬間、飛び立たれてしまい、対象の全体像までの撮影には至らず、なんとも歯がゆい思いの記録となってしまいました。
翅形状から、トンボ類の不均翅亜目・バッタ目(直翅目)・甲虫目・カマキリ目・チョウ目(鱗翅目)・ナナフシ目(竹節虫目)・カメムシ目(半翅目)は除外できます。
ハエ目(双翅目)では、このような長い触角にはなりません。口吻が長いので、アブ類かなとも思えたのですが、やはり触覚や頭部の形が違います。ハチ目(膜翅目)では、このような長い口吻はいません。
ということで、残るはカゲロウ目,トビケラ目になり、どうやら各種の特徴から、トビケラ目の仲間ではないかと思うのですが、資料の少ない分野で、種の同定まではできませんでした。
別角度のもう1枚でも撮影できていればいいのですが、素早い動きの昆虫との出会いはいつも一瞬・一期一会の勝負ですので、今後の記録として残しておきます。