山陽板宿駅構内の<生け花>、今回は<柳田純美甫>先生のご担当です。
早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くのつぼ状の花を付ける「アセビ」が生けられ、大輪で桃色の「オリエンタルユリ」、赤紫色の 「リモニウム(スターチス)」 が、どっしりとした感じでまとめられていました。
黒色の花器と、華やかな花色が合い、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
まだ「オリエンタルユリ」の蕾も残されており、次々に開花していきますと、ますます華やかさを感じさせてくれそうです。
昨日28日(金)から、80周年を迎えるプロ野球が開幕しました。
残念ながら阪神タイガースは、開幕第一試合目にもかかわらず讀売巨人軍に惨敗です。
オフシーズンでも阪神電車の先頭・後部車両には、「タイガース」の掲示板が掲げられていますが、高校野球の期間だけは、写真のように「センバツ」に取り替えられています。
春休みに入り、甲子園球場のある「甲子園駅」も賑わっていることだとおもいます。
第86回選抜高校野球もベスト8が決まり、試合も残りわずかですが、元の「タイガース」の掲示板に取り替えられるときには、気持ちよく眺める成績でいてほしいものです。
居酒屋さんの店先でよく見かける信楽焼きの<狸>ですが、ルーツは「酒買い小僧」で、最初に信楽焼として作成したのは、「狸庵」の初代<藤原銕造>です。
<狸>の多くは通帳を持っており、「まる八」の文字が書かれていますが、尾張徳川家の裏紋の意味があり、<石田豪澄>が「まる八」紋に合わせて詠んだ『信楽狸八相縁起』が、商売繁盛の基として広まりました。
今回は、お酒に関わるお店の<狸>を集めてみました。
A : 居酒屋「くすのき」・・中央区多聞通1丁目
B : 貝つぼ焼 「大谷」 ・・兵庫区福原町10-15
C : ガソリンスタンド「昭和シェル」・・長田区三番町5
D : 角打ち店「延命寺昭酒店」・・兵庫区上沢通1丁目
E : 酒房・やきとり 「丸萬」 ・・メトロこうべ(新開地タウン)
F : 割烹・喫茶 「大力」 ・・兵庫区水木通1丁目
『信楽八相縁起』には、<笠・目・顔・通帳・徳利・腹・金袋・尾>にそれぞれ意味を持たせていますが、さすがに飲酒運転への配慮か、ガソリンスタンドの<狸>には「徳利」をぶら下げていませんでした。
花姿や全体の感じは 「ハコベ」 に似ていますが、本種の方が大型であるために「ウシ」を付けられて【ウシハコベ(牛繁縷)】と呼ばれています。
麦の栽培と共に渡来した「史前帰化植物」のひとつで、路傍や空き地なので繁殖しています。
「ハコベ」と同様にナデシコ科ですが、雌しべの柱頭の先が3つに分かれているのがハコベ属で、5つに分かれていることによりウシハコベ属として分類されている越年草・多年草です。
茎は枝が多く、下部は地を這い上部は斜上して草丈50~60センチにまで成長、円柱形の茎で節の部分は紫色を帯び、上部は腺毛が生えています。
花は上部の葉脇に集散花序をつけるか単生、花弁は白色で5枚ですが、基部まで深く2裂し、あたかも10弁花のように見えています。
「ミステリの女王」と呼ばれた<アガサ・クリスティー>の生誕120周年を記念して、2010年に創設された「第1回アガサ・クリスティー賞」を受賞した作品です。
主人公は24歳で大学教授の<黒猫>と呼ばれている美学理論を駆使する天才で、同じ大学の研究室にて「エドガー・アラン・ポオ」を研究している博士課程の女性が「付き人」として登場します。(ポオは、著者が文中で使用されている表現で「ポー」との表記もあるとおもいます)
6話の短篇構成ですが、謎解きの過程で持ち前の美学の理論を駆使しながら「アラン・ポオ」の作品を分析、日本文学から映画の世界など、著者の博識な知識が繰り広げられています。
「付き人」の<黒猫>に対する淡い恋心も伏線として描かれており、クリスティー賞にふさわしい内容でした。
続編も単行本として出ているようで、文庫本化されるのが待ち遠しくなる<黒猫>シリーズです。
<中川店長>は小松菜が好きなようで、割と多くの小松菜料理が出てきています。
主な肴に、「油揚げ地小松菜の煮物」 ・ 「小松菜の煮びたし」 ・「小松菜中華風炒め」 ・ 「鯵と小松菜の和え物」 と続き、今宵は「小松菜としめじの煮びたし」(230円)でした。
家庭料理と違い大きな鍋にまとめて調理されますので、それぞれの素材の持ち味がよく出ている一品です。
あっさりとした上品な味わい、ビールの肴としておいしくいただきました。
今宵のおすすめ料理は、「モツ煮込み」(300円)でした。
牛すじとコンニャクを醤油味で煮込んだ「ぼっかけ(スジコン)」もおいしいですが、「モツ煮込み」も味噌味や醤油味があり、お酒の肴として楽しめます。
<モツ(ホルモン)>は、鳥獣の臓物(内臓)全般を指す言葉ですが、「モツ煮込み」となれば、「大腸(テッチャン)」か「小腸(コテッチャン)」の煮込み料理を指す場合が多いとおもいます。
出来たての「モツ煮込み」、<はまちゃん>が「味見しとかんと、お客さんにすすめられへん」と言いながら、わたしにも味見役が回ってきました。
3月後半の西日本の【餃子の王将】のサービス料理は、山東料理の「鶏の味噌炒め(醤爆鶏丁:ジャンバオヂィティン)」で、(504 → 420円)です。
合わせて「小ライス」(136円)と「餃子」(210円)を頼み、本日のお昼ご飯としました。
一見少なそうに見えた鶏肉ですが、身が重なっているのが分かり、これが結構なボリュームがありました。
鶏肉の半面しか衣が付いておらず、片面は肉が素のままという調理で、どうして鶏肉全面に衣を付けていないのかが分かりませんでした.
玉ねぎやピーマン、筍の野菜と合わせて、最後までおいしくいただいてきました。
前回の<佐々木房甫>先生の作品は、二重切りの竹筒に 「サンシュユ」 の枝のみの構成でしたが、今回もすっきりとした生け方でした。
使用されている素材は、赤朱色の「ガーベラ」と細長い「アイリス(オクラレルカ」の葉です。
「ガーベラ」の花は3本で、三角形にバランスよく配置され、「アイリス」の葉の緑に映えています。
なにげないシンプルな構成ですが、黒色の花器が引き締め役となり、安定感を感じさせてくれる姿です。
全体的に花弁に筋が入り、花の中心部は黄色をしています【コモサ】という品種です。
カタバミ科カタバミ(オキザリス)属に分類され、属としては世界中に800~850種が分布しており、日本では「ミヤマカタバミ」など6種ほどが自生しているほか、 「ムラサキカタバミ」 のような帰化植物も7種ほどが見受けられます。
花は筒状で先端が数枚の花弁に分かれ、温度や光に敏感で、蕾は日が射している暖かい日だけに開花、天気の悪い日や夜などはねじれた形で閉じています。
道端などに咲くときは「カタバミ」と野草扱いにされ、大きな花の園芸品種では<オキザリス>と呼ばれる二面性があり、少しかわいそうな気がしてしまいます。
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