『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』@<エレネ・ナベリアニ>監督
1月
3日
ジョージアの新進女性作家<タムタ・メラシュビリ>の大ヒット小説を原作に、新しい人生を踏みだそうとする中年女性の葛藤を、ポップかつオフビートに描いた異色の『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』が、2025年1月3日より公開されています。
東ヨーロッパ、ジョージアの小さな村に住む48歳の寡黙な女性「エテロ」は、今まで一度も結婚したいと思ったことがありません。両親と兄を亡くし、日用品店を営みながらひとりで生きてきた彼女は、自分でブラックベリーを摘んでつくるジャムと同じくらい現在の暮らしを愛しています。
しかし彼女が独身でいることは、村の女性たちの噂の的となっていました。そんなある日、ブラックベリー摘みの最中に崖から足を踏み外し、危険な目に遭います。そのときに死を意識した「エテロ」は、突発的に人生で初めて男性と肉体関係を持ちます。そしてそれ以来、彼女の人生は大きく変わりはじめます。
ジョージアで舞台を中心に活躍してきた<エカ・チャブレイシュビリ>が主人公「エテロ」を演じ、『花咲くころ』の<テミコ・チチナゼ>が共演、監督は<エレネ・ナベリアニ>が務めています。
本作は2023年に題73回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品されたほか、スイス映画賞で作品賞・脚本賞ほか、サラエボ映画祭で作品賞・最優秀主演女優賞を受賞。日本では2024年・第19回大阪アジアン映画祭で上映されました。