『映画を愛する君へ』@<アルノー・デプレシャン>監督
1月
27日
フランスの名匠<アルノー・デプレシャン>が自身の映画人生を投影しながら、映画の魅力を観客の視点から語り尽くした自伝的映画『映画を愛する君へ』が、2025年1月31日より公開されます。
『そして僕は恋をする』・『あの頃エッフェル塔の下で』で<マチュー・アマルリック>が演じた「ポール・デュダリス」を主人公に、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、19世紀末の映画の誕生から現在に至るまでの映画史とともに描きだしています。
本編には映画史に功績を残した50本以上の名作が登場し、<アルノー・デプレシャン>監督が尊敬するアメリカの哲学者<スタンリー・カベル>やフランスの批評家<アンドレ・バザン>の言葉も引用しながら〈映画とは何か〉をひもといていきます。
主人公「ポール」役には成長に合わせて4人の俳優を起用し、<マチュー・アマルリック>が本人役で出演。『ママと娼婦』の<フランソワーズ・ルブラン>が「祖母」、『落下の解剖学』の<ミロ・マシャド・グラネール>が「14歳のポール」、『みんなのヴァカンス』の<サリフ・シセ>が「30歳のポール」を演じています。