『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』@<ペドロ・アルモドバル>監督
1月
26日
スペインの名匠<ペドロ・アルモドバル>による初の長編英語劇で、2024年・第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』が、2025年1月31日より公開されます。
<ティルダ・スウィントン>と<ジュリアン・ムーア>という当代きっての演技派の2人が共演し、病に侵され安楽死を望む女性と、彼女に寄り添う親友のかけがえのない数日間を描いています。
重い病に侵された「マーサ」は、かつての親友「イングリッド」と再会し、会っていなかった時間を埋めるように、病室で語らう日々を過ごしていました。治療を拒み、自らの意志で安楽死を望む「マーサ」は、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、〈その日〉が来る時には「イングリッド」に隣の部屋にいてほしいと頼みます。
悩んだ末に「マーサ」の最期に寄り添うことを決めた「イングリッド」は、「マーサ」が借りた森の中の小さな家で暮らし始めます。「マーサ」は「イングリッド」に「ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいない」と告げ、「マーサ」が最期を迎えるまでの短い数日間が始まります。
『フィクサー』(2007年)でアカデミー助演女優賞を受賞し、<ペドロ・アルモドバル>の短編英語劇『ヒューマン・ボイス』にも主演した<ティルダ・スウィントン>が「マーサ」を演じ、『アリスのままで』でアカデミー主演女優賞を受賞した<ジュリアン・ムーア>が親友「イングリッド」役を演じています。