『Brotherブラザー 富都のふたり』@<ジン・オング>監督
1月
26日
マレーシアの首都クアラルンプールを舞台に、最下層の街で支えあって生きてきた兄弟の過酷な運命を描き、世界各地の映画祭で数々の賞に輝いたマレーシア・台湾合作映画『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』が、2025年1月31日より公開されます。
クアラルンプールのプドゥ地区にあるスラム街。不法滞在者2世などさまざまな国籍や背景を持つ貧困層の人々が暮らすこの地域で、身分証明書を持たない「アバン」と「アディ」は兄弟として育ちました。ろう者の「アバン」は市場の日雇い仕事で堅実に生計を立てていますが、「アディ」は裏社会とつながっており危険と隣りあわせの日常を送っています。
そんなある日、「アディ」の実父の所在が判明し身分証明書発行の可能性が出ますが、ある事件が兄弟の未来に暗い影を落とします。
台湾の人気俳優<ウー・カンレン>が兄「アバン」を熱演し、2023年・第60回金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞。マレーシアのスター俳優<ジャック・タン>が弟「アディ」を演じ、『ミス・アンディ』などの社会派作品をプロデュースしてきた<ジン・オング>が長編初監督・脚本を手がけています。