ビールをベースにしたカクテルは数多くあり、ジンジャエールを使えば「シャンディガフ」、コーラを使えば「コークビア」、ソーダとレモンで「パナシェ」等がおもいつきますが、良く知られているのがトマトジュースで作る「レッド・アイ」だとおもいます。
アルコール度数が低くなり、ビールの苦みも押さえられますので飲みやすくなりますが、これに「ウオッカ」をいれれば「レッド・バード」となり、羽ばたく気分に浸れます。
本来の「レッド・アイ」は、トマトジュースとビールだけでなく、「生卵」を割り入れ、グラスの底に黄身が見えて赤い眼のように見えるのが名前の由来です。
トム・クルーズが主演した『カクテル』(1988年)の映画の中でも、バーのマスターが「生卵」を割り入れ、胡椒やタバスコを振りかけ「バーテンダーの朝食だ」という場面が出てきます。
お隣で「レッド・アイ」を飲んでいた女性に、それは「トマトビール」だねと言いたいのを我慢しながら、眺めておりました。
定食などを頼みますと、小鉢の一品としてよく「切り干し大根」が出てきますが、一度に多くの量が調理ができる「ひじき」と同様に、飲食店にとっては使いがってのいい料理のようです。
今宵の【やす】の「突き出し」は、「切り干し大根」でした。
秋の終わりから冬にかけて収穫した大根を細切りにし、天日干しをする乾物ですので常温保存ができますが、夏季には茶色く変色してしまうため、冷蔵庫での保管が望ましい材料です。
水に浸け戻しただけで、醤油や酢をかけてそのまま食べる人もいるようですが、人参や薄揚げなどと煮て出汁の味がよくしみ込んだ「切り干し大根」は、本来は家庭の味だと思いますが、今では居酒屋の定番メニューになってしまいました。
午前11時から食事ができますので、早や目のお昼ご飯には助かる【昼ごはんの店】です。
本日も色々なおかずが並んでいましたが、選びましたのは「2枚のチキンカツ」(200円)と「麻婆豆腐」・「厚揚げ煮」(各100円)です。
女将さんが、電子レンジで温めた「チキンカツ」を食べやすく切ってくれました。
これだけのボリュームで(200円)は、付け合わせもあり超お値打ちなおかずです。
「麻婆豆腐」もラー油と唐辛子がよく効いており、厚揚げの味付けも申し分ありません。
いつも通り「中ご飯と味噌汁(素麺入り)」を頼んで、本日の会計は(650円)です。
お店に顔を出すなり<かずちゃん>から、ブログで 「不器用」 だと書いたコメントに対して、「わたし、そんなことないやろ」と笑いながらの反論がありました。
なんやかんやと言いながらも 「鰹の甘酢煮」 のおこぼれを、おすそ分けとして出してくれる気のいい<かずちゃん>です。
おすそ分けとしてそのままで頂いたときには、少し酢の味が強いかなと感じましたが、温めていただきますと、ちょうどいい味わいでした。
今宵の煮物料理は、「鰹の甘酢煮」(280円)です。
毎日何がしかの煮物料理が一品ありますが、忙しいオネイサン達は「あたためねぇ~」と言うだけで、肴の名前を言わなくても通じてしまいます。
お昼ご飯は、久し振りの訪問になりました【吉珍】の「吉珍おまかせ定食」(600円)です。
本日のメイン料理は<鶏肉のあんかけ>で、小鉢物のおかずが3種類ついていました。
女性スタッフだけで切り盛りされているお店ですので、いつも家庭的なおかずが並び、バランス良く盛合せてくれているのは、外食が多い立場として安心して顔出し出来るお店のひとつです。
セットとして、食後のコーヒーが付いています。夏場はいつも「アイスコーヒー」を頼むのですが、今日は「ホット」にしました。
オネイサン、好みを覚えていてくれたようで、「ブラックでしたよね」の一言には驚きました。
今宵「えっちゃん」での「キリンビール」の肴は 「鰯の天ぷら」 でした。
<えっちゃん>が、「ファルコンさん、お魚好きなんですね」と、5センチばかりの【子鮒甘露煮】を、おすそ分けとして出していただきました。
コイ科フナ属の「フナ(鮒)」は、一般的に「ギンブナ」や「ゲンゴロウブナ」、滋賀県の郷土料理の「鮒寿司」に使われている「ニブロブナ」などの名称で分類されていますが、生物学的な同定が難しい魚として有名で、姿・形・色だけで別種だと見分けることが出来ません。
「フナ」は川魚として骨が太いので、甘露煮といえども「酢」を用いる場合が多く、普通の甘い甘露煮とはまた違った味わいが楽しめました。
今宵は、ママの<えっちゃん>と元気な娘さんの<みずきちゃん>がお出迎えです。
カウンターに並べられた肴を見て、<みずきちゃん>に「大きなイワシだね」と言えば、「???」という顔でしたので、「えっ、わからんのかいなぁ」と笑いながら、「この鰯のフライちょうだい」といえば、「これ天ぷらです!!」と切り返され、一本取られてしまいました。
<えっちゃん>が、「ファルコンさん、天つゆもあるけど」と言われましたが、B級グルメ派としては、ウスターソースでいただきます。
先週、 <空き缶のピラミッド> を作られたご仁のひとりが横におられ、「兄さん、このあいだは空き缶の協力、ありがとうな。今度は下の列は5個から始めようぜ」と意気込んでおられました。
今宵のビールの肴として選んだのは、「鯛のあら煮」(380円)です。
魚の下ろし身を取ったあとに残る頭部・骨・エラ・ヒレ、それに付着した肉を「あら(粗)」と呼んでいますが、<鯛>や<鰤>は有名どころです。
<鯛>の「あら」は、血液をサラサラにするEPAなどの不飽和脂肪酸や、肌の弾力に影響されるといわれているコラーゲンを豊富に含んでいます。
寿司屋さんなどで酒の肴にするときは煮込みに時間がかかりますので、茶碗蒸しと同様に、まず最初に頼んでおく一品です。
甘露煮のように濃い味付けの「あら煮」もありますが、<中川店長>の味付けは、日本酒の隠し味が生きたあっさり系で、好きな牛蒡ともどもおいしくいただきました。
帰宅してご飯を炊くのには遅い時間になりそうで、【米米亭】でお弁当を買い込みました。
たまに覗きますと【米米亭】さんは、季節の炊き込みご飯を盛り込んだ幕の内弁当があり、今迄に 「あさりご飯」 や 「松茸ご飯」 などを食べてきています。
今宵は、「かき揚げ」や「釜飯」などがおいしい「小柱」を炊きこんだ「小柱ご飯幕の内弁当」(590円)がありました。
周囲に詰められたおかずの種類も多く、「小柱」も予想外にたくさん入っている炊き込みご飯で、おいしくいただきました。
<えっちゃん>ご推薦のお好み焼「徒々路」で、 「山いも焼」 を食べてきた報告を兼ねて、お店に顔出しです。
「山いも焼、おいしかったですよ」と伝えれば、「あのポン酢しょう油が良かったでしょう」と言われ、「・・・」です。
そう言えば、お兄さんがしょう油を持ってきてくれましたが、ソース派のわたしは何も考えずに断ってしまい、残念なことをしてしまいました。次回に再挑戦です。
前回、お客さんが「赤ワイン」(300円)を頼まれたとき、<えっちゃん>がグラスに氷を入れて出したのをきっかけに、氷を「入れる・入れない」で、ワイン談義が盛り上がりました。
今宵は「チャンジャ」と「山芋のキムチ漬け」を肴に、チリ産の赤ワイン「コセチャ・タラパカ」で一杯です。
「山芋のキムチ漬け」は初めてでしたが、病みつきになりそうな味わいで、<えっちゃん>のお手製とは驚きです。
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