白色の小さなな花を咲かせえる <ニラ(韮)> は全草に独特の匂いがあり、これを嫌うひとも多いようですが、癖のある味わいはわたしの好物です。
今宵の肴は、「ニラ玉」(250円)にしました。
酒呑み仲間の <ベートーベン> さんが、「ニラ玉」を注文、「ニラ少なめ」と言われましたので、わたしは「ベートーベンさんの分、こちらに入れて」と注文、確かに多く入っていました。
<ニラ>は、『古事記』では<加美良(かみら)>、『万葉集』では<久々美良(くくみら)>との記載があり、古くから<みら>と呼ばれていたようですが、転訛して<ニラ>になり、現在に至るようです。
禅宗などの精進料理では陰陽思想により匂いで忌避され、禁葷食として<ネギ・ラッキョウ・ニンニク・玉ねぎ・ニラ>の五つがありますが、どれも好物なだけに残念です。
たまに顔出しします <飲食・カラオケ「やす」> のオネイサンに、<ミキティー>がいます。
非番の日は別の居酒屋で働いているということで、場所を教えてもらい出向いてきました。
シンプルな生なりの暖簾が掛かかり、少しばかり高級感が漂う雰囲気の店構えでした。
扉を開け、カウンター内にいる彼女を見つけてひと安心、柄模様の作務衣姿が、<ミキティー>という名前に似合わず似合っておりました。
刺身の素材が何種類かあり、自由な組み合わせで、「三種盛り」(890円)「五種盛り」(1290円)と選べるのはありがたく、<ヒラメ・たちうお・タコ>を選び、「シシャモの大葉巻き」(490円)と「じゃが芋明太子マヨチーズ焼き」(590円)で締めくくりです。
どれも丁寧な仕事で、面白そうなメニューも多くありましたので、チョイ飲みにいいお店でした。
以前は黄色のテントが張られた立ち呑み屋さんでしたが、赤朱色の目立つ色に替わり、目に止まりました。
福原という夜の歓楽街の中のお店ですので、「呑み処・食べ処」とテントに書かれていますが、カレーが主体のお店のようで、それではと顔出しです。
店内は以前の立ち呑み屋のカウンターを引き継がれていますのが、折り畳みの椅子が用意されていました。
「カツカレー」・「エビカレー」・「牡蠣カレー」等が(640円)ですが、一番基本の「こだわりカレー」(並:390円)にしました。
すじ肉を良く煮込んだカレールーで、辛さはありませんが、スジのコクと旨みが味わえました。
廉価ですので、小腹が空いたチョイ食べにはいいかもしれません。
10インチのピザの8分の一の大きさの 「カルボナーラピザ」 に続いて、今回は種類を変えて「ウインナベーコンピザ」(200円)です。
ピザ生地の上にピザソースが塗られ、<チーズ・ウインナ・ベーコン・玉ねぎ・ピーマン・コーン>がのせられています。
オーブンで温め、ハバネラソースをたっぷりと振りかけていただきました。
「カルボナーラピザ」に比べて具材の種類も多く、また<ウインナ・ベーコン>の脂がチーズと合わさり、おいしくいただけました。
前回いただいた 「牡蠣フライ定食」(800円) のタルタルソースが、ソース派のわたしにもおいしくて印象的でしたので、再度【だるまどう】さんに足を向けました。
本来は串かつが主体のお店ですので、「串かつ定食」を頼むのが普通だとおもいますが、あえてサイドメニューからの制覇を目指しています。
本日は、薩摩の <茶美豚> を使用した「かつ丼」(680円)で、並盛も大盛りも同じ値段でしたが、並盛でお願いしました。
玉子を二個使用していますので見た目よりもボリューがあり、肉厚な「豚かつ」は濃厚な肉の旨みが凝縮された味わいで、とてもいい塩梅でした。
遅めの顔出しになり、本日のおすすめメニューの「手羽先の煮付け」(300円)が残り2人前しかなく、あわてて<中川店長>に温めてもらいました。
油で揚げた<茄子>と、<手羽先>を煮込んでいますが、隠し味の鷹の爪がいい味を引き出しています。
「ファルコンさん、辛くなければ七味で調整してくださいね」と、店長さんから言われました。
お客さんによっては味付けが「辛すぎる」という方もおられ、店長さんも味の調整に苦慮されている様子、あとから調整が効く控えめな味付けが、まずは無難なようです。
ソーセージの基準は、太さとケーシングに使われている腸の種類で、「ウインナソーセージ」・「フランクフルトソーセージ」・「ボロニアソーセージ」の3種類にJAS規格として定められています。
朝食で食べた「MVフランク」(130円)ですが、「MV」は店名の【マックスバリュ】だとおもいますが、「フランク」の表示は微妙なニュアンスの表示だと気になりました。
「ウインナソーセージ」は太さ20ミリ未満で羊の腸を使用しており、「フランクフルトソーセージ」は太さ20ミリ以上36ミリ未満で豚の腸が使われています。
このパンに挟まれたソーセージ、20ミリ前後とかなり微妙な太さで、手元に定規があれば計ってみたのですが、決して「フランクフルトソーセージ」とは表示されておりません。
ソーセージは、焼いて熱をかければ縮むだろうし、単なるパンの名称かもしれないなと、色々と考えながらいただいておりました。
長さ20センチばかりの調理パン、「明太子ポテト」(100円)です。
洋風のパンに似合わず、和食の「明太子」とサイコロ切りされた「じゃがいも」の上に、刻み海苔が降りかけられています。
パン生地とミスマッチのようですが、なかなかおいしくいただけました。
「辛子明太子」は、元々は山口県下関市で誕生した食品ですが、今では博多の名産品として有名になり、「辛子明太子」を使用した各種製品が出ているようです。
中国語でスケトウダラを「明太(ミンタイ)」といい、その子(卵巣)」だから「明太子」と表記されていますが、意味を知らない人も案外多いのではないでしょうか。
鴨鍋・鴨南蛮・治部煮等、脂ののった鴨肉料理はどれも好物ばかりです。
今宵の肴は「合鴨ロース」(300円)を、「焦がしたらあかんで」と念を押し、<かずちゃん>に軽く炙っていただきました。
野生の「マガモ」と家禽化された「アヒル」との交雑交配種が「合鴨」で、鴨肉と比べますと一般的に脂身が多く、赤い身は癖が無く柔らかいのですが、旨みはやや劣る感じです。
農薬をあまり使用しない「合鴨農法」が、ここ20年ばかり伸びてきていますが、人間が造り出した雑種の家禽ですので、働いて稲作が終わりましたら、他の鳥と交配が進まないように食用にされる運命が待ち受けています。
「鴨鍋」は合鴨肉と白ネギが一般的ですが、江戸時代には「セリ(芹)」が使われていました。
江戸時代の川柳の句集『柳多留』には、< 芹の上 鴨昼寝して うなされる >というのがあり、当時の食べ方が表れています。
ラップ越しに見たときには、ピザかなとおもいましたが、お好み焼の「スジネギ焼き」(350円)でした。
スジ肉がたっぷりと入っており、ボリューム満点です。
地元長田の名産<バラソース>をかけ、一味を振りかけていただきました。
板宿駅から【えっちゃん】のお店まで歩いてくる間に、「お好み焼き屋」さんが何軒かあり、落ち着いた造りのお店が気になっていましたので、「・・・の味はどうですか?」と<えっちゃん>に聞けば、お客さんも同時に「んん~」というご返事です。
それではこの辺ではどこがいいのかなと問えば、板宿西部市場の東側にある「徒々路(ととろ)」というお店を紹介していただきました。情報源として、立ち呑み屋さんは貴重です。
「山芋のお好み焼が、おいしいよ」と、<えっちゃん>と<みずきちゃん>のご推薦ですので、また覗いてみたいと思います。
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