3日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。
3日朝の米債券市場で長期金利が(3.6%)台と前週末終値(3.83%)から低下して、株式の相対的な割高感が和らいでいます。金融引き締めへの警戒から前月末にかけて売り込まれたため、売り方の買い戻しを巻き込んで目先の戻り期待の買いが入りました。
ダウ平均株価は9月に(8.8%)下げ、月間では2020年3月以来の大きな下げ幅となりました。前週に一時(4%)台に乗せた米長期金利が3日朝は低下し、相対的な割高感が薄れた株式が買い直されています。ただ、米利上げペースを占う上で今後発表される経済指標を見極めたい市場関係者は多く、積極的な買いは見送られていますが、上げ幅は一時900ドルを超え「2万9647ドル79セント」の高値を付けています。
終値は大幅に反発し、前週末比765ドル38セント(2.66%)高の2万9490ドル89セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前週末比239.816ポイント(2.3%)高の1万0815.435でした。
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比174円33銭(0.67%)高の2万6111円54銭で前場を終えています。
前週末までの下落を受け、短期的に下げすぎているとみた投資家による買いが優勢となりました。足元で下げのきつかった自動車株をはじめ景気敏感株を中心に買われています。
前週末の米株安を受けて日経平均は下げて始まり、下げ幅が一時300円を超え「 2万5621円96銭」の安値を付ける場面がありましたが、その後は急速に切り返す展開となりました。
2万6000円の節目割れで短期的に下げすぎているとみた投資家による買いが入ったようです。年金基金などのロングオンリー(買い持ち専門)の長期投資家が買いに動いた可能性を指摘する声も出ています。
終値は反発し、前週末比278円58銭(1・07%)高の2万6215円79銭で取引を終えています。
30日の米ダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。
米連邦準備理事会(FRB)など世界の主要中央銀行の急激な利上げが景気を冷やし、企業収益の重荷になるとの懸念が強いままです。ただ、ダウ平均株価は9月に入って前日まで2284ドル(7.3%)安と月間では2020年3月以来の下落となっており、押し目買いも入って下げ幅は限られています。
朝方発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比(0.6%)上昇と7月(0.0%)から伸びが加速しています。投資家のインフレ警戒を強める内容でした。前日夕に発表した2022年6~8月期決算が嫌気され、スポーツ用品のナイキが(10%)を超える急落となったのもダウ平均の重荷になりました。
終値は続落し、前日比500ドル10セント(1,71%)安の2万8725ドル51セントで終え、(6月17日)に付けた年初来安値「2万9888ドル78セント」の年初来安値を更新しています。ダウ平均株価が2万9000ドルを割り込むのは2020年11月以来、約2年ぶりになりました。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、前日比161.887ポイント安の1万0575.619でした。6月16日に付けた年初来安値(1万0646.099)を下回っています。
S&p500種株価指数は前日比54.85ポイント安の3585.62で終え、こちらも同指数は連日で年初来安値を更新しています。
30日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比442円30銭(1.67%)安の2万5979円75銭で前場を終えています。取引時間中に下げ幅は一時600円を超え、「2万5805円59銭」の安値を付ける場面がありました。
米長期金利の再上昇をきっかけに前日の米株式市場で主要株価指数がそろって大きく下落しています。東京市場でも投資家心理が悪化し、リスクを回避する売りが広がりました。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は(1.54%)安の「2万9225ドル61セント」でした。ハイテク株を中心に売りが広がり、ナスダック総合株価指数や主要な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(2%超)下落しています。東京市場でも半導体関連や値がさ銘柄が売りに押されています。
終値は反落し、前日比484円84銭(1.83%)安の2万5937円21銭で取引を終えています。(7月1日)の「2万5935円62銭」以来およそ3カ月ぶりの安値となりました。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。下げ幅は一時680ドルを超え「2万8997ドル934セント」の安値を付ける場面もあり、前日に大幅上昇した「548ドル75セント」分を超え、節目の2万9000ドルを切り、年初来安値を下回る場面もありました。
前日に急低下した米長期金利が再び上昇に転じ、ハイテク株を中心に株式の相対的な割高感が意識されています。世界的な金融引き締めが景気を冷やし、企業業績の悪化につながるとの警戒感も相場の重荷となっています。
29日の米長期金利は(3.7%台後半)と前日終値(3.73%)を上回って推移しています。前日は英国中央銀行が一時的に長期債を買い入れるとの発表を受け、米国でも長期金利が低下しましたが、1日で流れが反転しています。米連邦準備理事会(FRB)が急ピッチの利上げを続けるとの見方に変化はありません。
29日発表の週間の米新規失業保険申請件数が「19万3千件」と前の週から「1万6千件」減り、市場予想「21万5千件」も下回りました。市場では労働市場は底堅く、賃金上昇を受けたインフレ観測が続くと受け止められています。
終値は反落し、前日比458ドル13セント(1.54%)安の2万9225ドル61セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに大幅に反落し、前日比314.130ポイント(2.8%)安の1万0737.506でした。
S&p500種株価指数は前日比78.57ポイント(2.1%)安の3640.47で終え、年初来安値を更新しています。
29日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比64円34銭(0.25%)高の2万6238円32銭で前場を終えています。
28日に英国中央銀行が国債の一時的な買い入れを発表したことをきっかけに、欧米の長期金利が低下。同日の米株式市場で主要な株価指数が上昇し、東京市場でも買いが先行しました。米株価指数先物が日本時間29日午前の取引で下落すると、日経平均先物にも売りが出て指数を押し下げました。
英国中央銀行は28日から英国債を買い入れ、10月上旬に予定していた保有国債の売却開始も同月末に延期します。欧米の長期金利が低下したことで、株式の相対的な割高感が薄れ、28日の米株式市場では幅広い銘柄に買い戻しが入りました。東京市場でも売りが続いていた主力銘柄の一角に買いが入っています。
イングランド銀行は10月14日まで残存期間20年超の国債を必要な分だけ金額無制限で購入するとしています。当面は欧米の金利の上昇が一服するとみられています。足元で続いていたバリュエーション(投資尺度)面での株価調整は一巡した可能性があります。
終値は反発し、前日比248円07銭(0.95%)高の2万6422円05銭で取引を終えています。
28日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は小幅に7営業日ぶりに反発して始まりました。
英国中央銀行が長期の英国債を購入すると発表したのを受け、米長期金利が低下。長期金利低下で株式の相対的な割高感が薄れ、買いを促しました。ただ、米企業業績の悪化懸念はぬぐえていません。
28日、英国中央銀行は長期の英国債を一時的に買い入れると発表しました。英長期金利が急低下したのにつれ、米長期金利も28日朝は(3.8%台前半)と前日終値(3.94%)を下回っています。ダウ平均は前日までの6営業日続落で1900ドル近く下げ、短期的に売られすぎとの見方が出ていただけに、英中銀の発表が押し目買いのきっかけになりました。
ただ、世界的な金融引き締めとインフレが景気を冷やし、企業業績が下振れするとの懸念は強く、スマートフォンのアップルが「最新機種のiPhone14の増産計画を断念する」と報じられ、投資家心理の重荷になり、アップルは(5%)近く下げる場面がありました。
終値は7営業日ぶりに反発し、前日比548ドル75セント(1.88%)高の2万9683ドル74セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比222.132ポイント高の1万1051.636でした。
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前引けは前日比587円36銭(2.21%)安の2万5984円51銭でした。
取引時間中に心理的な節目の2万6000円を下回るのは、(7月4日)の「2万6153円81銭」以来になりました。米ダウ工業株30種平均株価が6営業日下落で、東京市場でも運用リスクの回避が広がりました。日経平均の下げ幅は一時600円を超え「2万5938円36銭」の安値を付けています。
27日の米市場でダウ平均は(0.43%)安の「2万9134ドル99セント」と連日で年初来安値を更新しています。金融引き締め観測を背景に長期金利が約12年ぶりの水準まで上昇し、景気下押し懸念が高まった。東京市場でも海運株や自動車株といった景気敏感株を中心に売りが強まっています。
終値は反落し、前日比397円89銭(1.5%)安の2万6173円98銭で取引を終えています。
今晩は米国で、ボスティック・アトランタ連銀総裁の討議参加が予定され、また、8月の米仮契約住宅販売指数が発表される予定です。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反発して始まりました。
米長期金利の上昇が一服し、投資家心理の悪化にひとまず歯止めがかかっています。機関投資家が運用指標にするS&p500種株価指数が前日に3カ月ぶりに年初来安値を更新し、目先の売りの達成感から押し目買いが優勢になっています。
27日朝の米債券市場で長期金利は(3.8%)台後半と26日終値(3.92%)を下回っています。前日に「3655.04」で終えましたS&p500種は「3700」台を回復しています。ダウ平均株価も過去5営業日で1800度ル近く下げ、連日で年初来安値を更新しており、短期的な自律反発を狙った買いが入りやすい背景でした。
その後、27日の米債券市場で長期金利は一時(3.99%)と2010年4月以来、12年ぶりの水準に上昇しています。インフレ抑制のため、欧米の主要中央銀行が大幅利上げを続けるとの見方から欧米で長期金利の上昇が続いています。金融引き締めが景気を冷やすとの懸念や、ドル高が外需企業の収益を圧迫するとの見方も株式相場の重荷となっています。
終値は6営業日続落し、前日比125ドル82セント(0.4%)安の2万9134ドル99セントで取引を終えています。年初来安値を3営業日連続で更新し、2020年11月以来の安値でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反発し、前日比26.582ポイント(0.2%)高の1万0829.504でした。
S&p500種株価指数は6日続落し、前日比7.75ポイント(0.2%)安の3647.29と連日で年初来安値を更新しています。
27日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比220円05銭(0.83%)高の2万6651円60銭で前場を終えています。
前日に「722円28銭」下落した後とあって、短期的な相場の戻りを見込んだ買いが幅広い銘柄に入りました。日経平均は上げ幅を250円程度に広げ「2万6680円20銭」を付ける場面もありましたたが、上値の重さも目立っています。
英ポンドは26日に対ドルで「1ポンド=1.0ドル」台と1985年に付けた水準を下回る最安値を付けた後は持ち直しています。米株価指数先物も日本時間27日午前の取引で上昇するなど、一段のリスクオフムードは回避されたとの見方が買いを誘いました。
一方、欧米の利上げ加速による景気後退や、欧州の財政悪化に対する警戒感は相場の上値を抑えています。
終値は4営業日ぶりに反発し、前日比140円32銭(0.53%)高の2万6571円87銭で取引を終えています。
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