『ローマ法王になる日まで』(2015年)の<ダニエレ・ルケッティ>が監督・脚本を手がけ2019年に製作され、イタリアで大ヒットを記録したコメディ『原題:Momenti di trascurabile felicita』が、邦題『ワン・モア・ライフ!』として2021年3月12日より全国で公開されます。
思いがけず人生のロスタイムを手に入れた中年男性の奮闘を通し、「幸せとは何か? 家族とは何か?」を描き出します。シチリア島パレルモで暮らす「パオロ」は、いつも通る交差点で交通事故に遭ってしまいます。死の瞬間、彼の脳裏によぎったのは愛する妻や子どもの姿ではなく、恋人に告げられた深すぎる言葉や客待ちタクシーの列の謎など、他愛のないことばかりでした。
予想以上に短い寿命に納得できず天国の入口で猛抗議すると計算ミスがあったことが発覚し、92分間だけ寿命を延長してもらえることになります。
地上に戻った彼はこれまでの自分勝手な生き方を改め、限られた時間の中で家族との絆を取り戻そうとします。
主演の「パオロ」は、『マフィアは夏にしか殺(や)らない』(2013年・監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト )など監督としても活躍する<ピエルフランチェスコ・ディリベルト>が演じています。
不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなったカップルの運命を描いた2019年にベルギー・デンマーク・アイルランド合作として製作されたサスペンススリラー 『ビバリウム』 が、2021年3月12日より全国で公開されます。
新居を探す「トム」と「ジェマ」のカップルは、ふと足を踏み入れた不動産屋で、全く同じ家が建ち並ぶ住宅地「Yonder」を紹介されます。内見を終えて帰ろうとすると、すぐ近くにいたはずの不動産屋の姿が見当たりません。
2人で帰路につこうと車を走らせますが、周囲の景色は一向に変わらないままです。住宅地から抜け出せなくなり戸惑う彼らのもとに、段ボール箱が届きます。中には誰の子かわからない赤ん坊が入っており、2人は訳も分からないまま世話をすることになります。追い詰められた2人の精神は次第に崩壊していきます。
『ソーシャル・ネットワーク』 (2010年・監督: デヴィッド・フィンチャー)の<ジェシー・アイゼンバーグ>と 『グリーンルーム』 (2015年・監督: ジェレミー・ソルニエ)の<イモージェン・プーツ>が主人公カップルを演じています。<イモージェン・プーツ>は第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭(2019年10月13日)で最優秀女優賞を受賞しています。
監督は、<ロルカン・フィネガン >が務めています。
謎のドラッグに手を出した画家の女性が悪夢のような事態に陥っていく姿を、独創的な映像表現と容赦ないゴア描写で描いた2019年アメリカ製作のホラー『原題:Bliss』が、邦題『BLISS ブリス』として2021年3月12日より公開されます。
画家の「デジー」(ドーラ・マディソン・バージ)はスランプで絵が描けなくなり、クライアントから援助の打ち切りを言い渡されてしまいます。家賃も払えず困り果てた彼女は現実逃避から、売人に勧められた合成ドラッグ「ブリス」に手を出してしまいます。
主演はテレビシリーズ『シカゴ・ファイア』の<ドーラ・マディソン>。『VETERAN ヴェテラン』(2019年) ・ 『マインズ・アイ』(2015年)の<ジョー・ベゴス>が監督・脚本を手がけています。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品です。
本日「NHK BSプレミアム」にて13:00より、1999年10月30日に公開されました『シックス・センス』の放映があります。
死者の姿が見える少年と彼を担当する小児精神科医の交流を衝撃的な展開で描き、<M・ナイト・シャマラン>監督の出世作となったサスペンススリラーです。
これまで多くの子どもたちを救ってきた小児精神科医「マルコム」ですが、ある夜、10年前に担当した患者「ビンセント」が「マルコム」の自宅を襲撃し、彼を銃撃した後に自ら命を絶ちます。完治したはずの「ビンセント」を救えなかったことは、「マルコム」の心に大きな影を落とします。
1年後、「マルコム」は8歳の少年「コール」のカウンセリングを担当することになります。「コール」は誰にも言えない秘密を抱えており、周囲に心を閉ざしていました。2人は交流を続けるうちに心を通わせていき、ついに「コール」は「マルコム」に秘密を打ち明けます。なんと「コール」は、死者の姿が見えるというのでした。精神科医「マルコム」を<ブルース・ウィリス>が演じ、少年「コール」役を務めた<ハーレイ・ジョエル・オスメント>はアカデミー助演男優賞にノミネートされ、天才子役として名をはせた作品です。
2009年アフガニスタンで圧倒的多数の敵兵に囲まれた米軍基地の兵士たちの実話を、<スコット・イーストウッド>、<ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ>、<オーランド・ブルーム>らの共演で映画化した2019年アメリカ製作の『原題:The Outpost』が、邦題『アウトポスト』として、2021年3月12日より全国で公開されます。
2009年10月3日、アフガニスタン北東部の山奥に置かれた米軍のキーティング前哨基地で、300人以上のタリバン戦闘員に対し、約50人の米兵が立ち向かった「カムデシュの戦い」を映画化しました。アフガニスタン北東部に位置するキーティング前哨基地は、米軍の補給経路を維持するための重要な拠点とされていましたが、四方を険しい山に囲まれた谷底に位置しており、敵に包囲されれば格好の的になってしまうという弱点がありました。
連日のようにタリバン兵から銃弾が撃ち込まれ、そのたびに誰かが命を落としていくという過酷な環境の中で、同基地に派遣されてきた「ロメシャ」二等軍曹らは、「いつ圧倒的多数の敵に囲まれてしまうか」という不安を抱きながら任務に就いていました。そしてついに、その恐れていた事態が現実のものとなり、タリバン兵の総攻撃が開始されます。
監督は、<サム・ペキンパー>の1971年の同名映画のリメイク『わらの犬』(2011年) ・ 『ザ・コンテンダー』(2000年)の<ロッド・ルーリー>(58)が務めています。
集英社『週刊ヤングジャンプ』で連載された<笠原真樹>原作の人気コミック『群青戦記』を、『踊る大捜査線』シリーズの<本広克行>が実写映画化した『ブレイブ 群青戦記』が、2021年3月12日より全国で公開されます。
スポーツ名門校で弓道部に所属する「西野蒼」は目立つことが苦手で、弓道場で練習に打ち込むばかりの日々を春馬>送っていました。幼なじみの「瀬野遥」は、そんな「蒼」のことを心配しています。
ある日、1本の雷が校庭に落ちた直後、突如として校庭の向こうに城が出現、校内には刀を持った野武士たちがなだれ込んできます。全校生徒がパニックに陥る中、歴史マニアの「蒼」は、学校がまるごと戦国時代、しかも{桶狭間の戦い}の直前にタイムスリップしてしまったことに気づきます。「織田信長」の軍勢に友人たちを連れ去られた「蒼」は、後に「徳川家康」となって天下統一を果たす「松平元康」と手を組み、野球部やアメフト部の選抜メンバーたちと共に立ち上がります。
主人公「蒼」を<新田真剣佑>、「瀬野遥」に<山崎紘菜>、「松平元康」(後の徳川家康)を<三浦春馬>、彼らの前に立ちはだかる「織田信長」を<松山ケンイチ>がそれぞれ演じています。
漫画家<水木しげる>(1922年3月8日~2015年11月30日)原作のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』新作映画の公開が、決定しています。
これは本日3月7日に開催されました、「水木しげる生誕99年」を記念する「水木しげる生誕祭」にて「水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクト」の1つとして発表されています。
2018年から2020年に放送されていた アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期 の映画化作品にあたります。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のタイトルで、鬼太郎の誕生に隠された謎が描かれます。「鬼太郎」役で<沢城みゆき>、「鬼太郎の父」役で<野沢雅子>が出演、声を当てます。
なお「水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクト」としてはそのほか、新アニメ『悪魔くん』の始動、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』全6シリーズを同時使用したキャンペーンプロジェクト『ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎』の実施、「水木しげる生誕100周年記念展覧会」の開催決定が発表されています。
30年にわたってドキュメンタリー映画を制作している<スー・ウィリアムズ>が監督を務めた『原題:DENISE HO: BECOMING THE SONG』が、「デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング」の邦題で6月に公開予定ですが、ポスタービジュアルが公開されています
本作は、香港の歌手<デニス・ホー>(43)のドキュメンタリーです。同性愛を公表する<デニス・ホー>が、2014年の{雨傘運動}や2019年の逃亡犯条例改正に反対するデモを通し、香港ポップスのアイコンだった彼女がキャリアの岐路に立たされる姿や、市民のアイデンティティと自由を守るために声を上げ、そして民主活動家へと変貌していくさまを映し出しています。
監督、脚本、プロデュースを務めた<スー・ウィリアムズ>は「私が気付いたのは、デニスの人生が、そのまま香港の歴史に重なるということだ。政治的な浮き沈み、締め付けを緩めようとしない中国共産党の動向が、その都度、反映されている」とコメントしています。
<ラドゥ・ジュデ>監督
第71回ベルリン国際映画祭がドイツ現地時間3月1日から5日にかけて開催されました。コンペティション部門の最高賞となる金熊賞には、ルーマニアの監督<ラドゥ・ジュデ>が手がけた『原題:Bad Luck Banging or Loony Porn(英題)』が輝いています。
ルーマニア・ルクセンブルク・クロアチア・チェコの合作映画である『Bad Luck Banging or Loony Porn』(英題)」は、インターネットに流出したポルノ動画から身元を特定された女性教師を巡る物語です。銀熊賞の審査員グランプリは、3つの短編で構成された <濱口竜介>のオムニバス作品「偶然と想像」 が獲得。銀熊賞の審査員賞は<マリア・スペス>の『Mr Bachmann and His Class』(英題)」、銀熊賞の監督賞は<デーネシュ・ナジ>による『Natural Light(英題)』に決まっています。
主演賞は『I’m Your Man(英題)』の<マレン・エッゲルト>、助演賞は『Forest - I See You Everywhere(英題)』の<Lilla Kizlinger>に与えられています。<ホン・サンス>は『Introduction(英題)』で脚本賞を獲得。芸術貢献賞は『A Cop Movie(英題)』を編集した<Yibran Asuad>が受賞しています。
<濱口竜介>監督(42)の新作映画『偶然と想像(英題:wheel of fortune and fantasy)』が、第71回ベルリン国際映画祭の世界各国から15の作品が出品されたコンペティション部門で審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞しています。
ヨーロッパ最大の映画産業都市で行われるベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭の1つとして知られ、これまでには<今井正>監督『武士道残酷物語』(1963年)や<宮﨑駿>監督『千と千尋の神隠し』(2001年)が最高賞に当たる(金熊賞)を受賞しています。
同映画祭への出品にともなう上映がワールド・プレミアとなった本作は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る<濱口竜介>監督初の短編集になります。いずれの作品も、偶然の出会いや出来事がきっかけで物語が大きく動き出すのが特徴で、ほとんどのシーンが2人の登場人物の会話だけで構成されています。
第1話『魔法(よりもっと不確か)』には<古川琴音>、<中島歩>、<玄理>、第2話『扉は開けたままで』には、渋川清彦>、<森郁月>、<甲斐翔真>、第3話『もう一度』には<占部房子>、<河井青葉>が出演しています。
自ら兵庫県神戸市を舞台とした 『ハッピーアワー』 (2015年・監督: 濱口 竜介)等のプロデューサー<高田聡>氏とともに企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作されました。脚本もすべて<濱口竜介>監督自身が手掛けています。撮影は3話ともに『うたうひと』(2013年・監督: 酒井 耕、 濱口 竜介) ・ 『ひかりの歌』(2017年・監督: 杉田協士)の<飯岡幸子>が担当しました。
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