20世紀を代表する建築家<ル・コルビュジエ>がアメリカ大陸で設計した唯一の私邸で、アルゼンチン、ブエノスアイレス州都ラ・プラタに建つ「クルチェット邸」を舞台に、主人公と隣人とのもめごとをシュールな笑いと皮肉で描いた2009年アルゼンチン製作の『ル・コルビュジエの家』が、2012年9月15日より公開されます。
クルチェット邸に家族とともに住むデザイナーの「レオナルド」は、ある日、隣人の「ビクトル」がハンマーで壁を破る音で目を覚まします。驚いた「レオナルド」は話し合おうとしますが、「ビクトル」は日当たりを少し良くしたいだけだと主張して応じません。
自宅をのぞかれそうな位置に大きな穴をあけた「ビクトル」の行動や粗野な物言いに、「レオナルド」は脅威を感じ、次第にパニックに陥っていきます。
「レオナルド」に<ラファエル・スプレゲルフルド>、「ビクトル」に<ダニエル・アラオス>が扮し、監督は<ガストン・ドゥプラット &マリアノ・コーン>が務めています。
イランの<アッバス・キアロスタミ>監督が日本を舞台に描いたドラマで、デートクラブでアルバイトをする女子大生「明子」と、そこで出会った老教授「タカシ」、明子の恋人「ノリアキ」の人をめぐる日本・フランス合作製作の『ライク・サムワン・イン・ラブ』が、2012年9月15日より公開されます。
80歳を超え現役を退いた元大学教授の「タカシ」は、亡き妻に似た若い女性「明子」をデートクラブを通して家に招きます。しかし「明子」は、自分に会うために田舎から出てきた祖母を駅に置き去りにしてきてしまったことが気にかかり、「タカシ」が用意した食事にも手がつけられません。
翌朝、「明子」が通う大学まで車で送った「タカシ」の前に、明子の婚約者「ノリアキ」が現れます。「ノリアキ」が「タカシ」を明子の祖父だと勘違いしたことから、次第に運命の歯車が狂い始めていきます。
「タカシ」役に84歳にして映画初主演となる<奥野匡>が扮し、「明子」役に『侍戦隊シンケンジャー』の若手<高梨臨>、「ノリアキ」役を<加瀬亮>が演じています。 2012年製作/109分/
<デンゼル・ワシントン>、<ライアン・レイノルズ>主演で元CIAエージェントの逃亡劇を描くアクション『デンジャラス・ラン』が、2012年9月7日より全国で公開されます。
CIAを裏切り36カ国で指名手配を受け、10年間逃亡を続けていた元工作員「トビン・フロスト」が、南アフリカにあるCIAの収容施設に収監されます。しかし、その直後、謎の傭兵部隊が施設を襲撃。施設の管理を任されていた新人工作員の「マット・ウェストン」は、「トビン」を連れて別の収容施設へ避難することになります。
「トビン・フロスト」を<デンゼル・ワシントン>、「マット・ウェストン」を<ライアン・レイノルズ>が演じ、監督は、『イージー・マネー』(2010年)の<ダニエル・エスピノーサ>が務めています。
パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男「フィリップ」(フランク・クリュゼ)と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年「ドリス」(オマール・シー)の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとの『最強のふたり』が、2012年9月1日より全国で公開されます。
まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいきます。
【追記】2011年・第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞した作品です。また、第37回セザール賞で作品・監督・主演男優・助演女優・撮影・脚本・編集・音響賞にノミネートされ、<オマール・シー>が主演男優賞を受賞しています。
闇金融の世界をリアルに描いた<真鍋昌平>の同名人気漫画を、<山田孝之>主演で実写化した『闇金ウラジマくん』が、2012年8月20日より公開されます。
10日で5割(トゴ)という違法な金利で金を貸し付ける闇金業者〈ウシジマ〉こと「丑嶋馨」が、弱肉強食の社会の底辺で力強く生き抜く姿を描いています。
借金の回収のためにセレブたちのホームパーティに訪れた「丑嶋」は、イベント系サークル代表の「小川純」( 林遣都)と出会います。数日後、「丑嶋」の経営する「カウカウ・ファイナンス」に現れた「ジュン」は、イベントの資金調達のための借金を懇願します。
映画版のヒロインで、母親の借金を肩代わりしたことで受け追い詰められていく女性「鈴木未來」を「AKB48」の<大島優子>が演じています。監督は、<山口雅俊>が務めています。
<高倉健>が『単騎、千里を走る。』(2006年)以来の映画出演を果たした『あなたへ』が、2012年8月25日より全国で公開されます。
2014年11月10日に死去した<高倉健>にとって最後の主演作品映画です。
監督は、<高倉健>とともに『夜叉』(1985年)、『あ・うん』(1989年)、『鉄道員』(1999年)などを生み出してきた<降旗康男>が務めています。
北陸にある刑務所の指導技官「倉島英二」は、最愛の妻を53歳で亡くし、「故郷の海に散骨してほしい」と記された絵手紙を受け取ります。生前には口にしなかった妻の真意を知るため、「英二」は自家製キャンピングカーで妻の故郷・長崎へと向かいます。
<高倉健>とは『夜叉』以来27年ぶりの共演となる<ビートたけし>のほか、<田中裕子>、<佐藤浩市>、<草なぎ剛>、<綾瀬はるか>、<余貴美子>らが共演をしています。
『クリーン』(2004年)・『夏時間の庭』(2008年)などで知られる<オリビエ・アサイヤス>監督が、ベネズエラ生まれの伝説のテロリスト、<イリッチ・ラミレス・サンチェス>(通称カルロス)の半生を、約5時間30分の上映時間で描く大作『カルロス』が、2012年9月1日から全国で公開されます。
1974年、ロンドンでイギリス経済界の大物を襲撃した事件に始まり、日本赤軍によるハーグのフランス大使館占拠、ウィーンのOPEC総会襲撃など「カルロス」がかかわった実際の事件の多くを交え、1994年スーダンの首都ハルツームで逮捕されるまでの20年間をリアリティたっぷりに描き出しています。
主演は『ドミノ』(2005年・監督:トニー・スコット)・『チェ 28歳の革命』(2008年・監督:スティーブン・ソダーバーグ)の<エドガー・ラミレス>。、『ボスタ! 踊る幸福の赤いバス』(2005年・監督:フィリップ・アラクティンジ)の<ロドニー・エル・ハッダード>、『愛の涯 私は風になった』(2007年・監督:Achim Bornhak)の<アレクサンダー・シェアー>、『ずっとあなたを愛してる』(2008年・監督: フィリップ・クローデル)の<オリヴィエ・クリュヴェイエ>らが出演しています。
2010年カンヌ国際映画祭特別上映作品。フランスでは全3部作として製作・公開されています。
『エイリアン』(1979年)の<リドリー・スコット>監督が、同作の前日譚として描いたSF大作『プロメテウス』が、2012年8月24日より全国で公開されます。
地球上の古代遺跡で人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームが、その謎を解明するため宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れます。しかし、そこには人類が決して触れてはならない、驚きの真実が眠っていました。
出演は<ノオミ・ラパス>、<マイケル・ファスベンダー>、<シャーリーズ・セロン>、<ガイ・ピアース>らが名を連ねています。脚本を、アメリカ合衆国のABCで放送されていたテレビドラマ『LOST』の<デイモン・リンデロフ>が手がけています。
<イーアン・マッケンジー・ジェファーズ>の短編を基に製作されました『THE GREY 凍える太陽』が、2012年8月18日より公開されます。
2011年アメリカ製作のスリラー映画です。監督は<ジョー・カーナハン>が務め、出演は主演の「オットウェイ 」に<リーアム・ニーソン>、<フランク・グリロ>、<ダーモット・マローニー>、<ダラス・ロバーツ>、<ジョー・アンダーソン>、<ノンソー・アノジー>、<ジェームズ・バッジ・デール>などが共演しています。
石油採掘場に雇われた射撃のプロ「オットウェイ」は、休暇を過ごすために家族のもとへ帰る他の作業員とともに飛行機に乗っていましたが、その飛行機は嵐に巻き込まれ、アラスカの山中に墜落。生き残った「オットウェイ」らは、自分たちがオオカミの縄張りに来てしまったことに気付き、救助を待つよりも、その場から逃げたほうがよいと考えます。生きて帰るべく南へ向かう生存者を、厳しい自然が襲いかかります。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)の1994年19号から1999年43号まで連載された<和月伸宏 >の剣客漫画『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』、テレビアニメ化(1996年1月10日から1998年9月8日:フジテレビ系列・全94話)もされて人気を博し実写映画化された『るろうに剣心』が、2012年8月25日に全国でロードショー公開されます。
伝説の「人斬り抜刀斎」と名高い「緋村剣心」が明治維新以後、殺さずの誓いをたて、決して人を斬ることのできない「逆刃刀」を携えて町から町へ流浪の旅を続ける姿を描きます。
主人公「剣心」役に<佐藤健>、ヒロイン「神谷薫」役に<武井咲>。NHK大河ドラマ『龍馬伝』や『ハゲタカ』で知られる<大友啓史>監督がメガホンをとっています。
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