11月1日18:01、観客数4万1050人の阪神甲子園球場にて日本シリーズ第4戦「阪神ーオリックス」が行われ、阪神は同点の九回、4番<大山悠輔>がサヨナラの左前適時打で「4-3」のサヨナラ勝ちで4時間6分の試合を制し、2勝2敗と五分に戻しています。
九回1死から<近本光司>が四球で出塁すると、<中野拓夢>への3球目がバッテリーエラーとなり二塁まで進んだ。さらにカウント2-2から再びバッテリーエラーで三塁に進んだ<近本光司>でした。ここで<中嶋>監督は<中野拓夢>と<森下翔太>と連続で申告敬遠、1死満塁となって打席は<大山悠輔>。<ワゲスパック>は制球が定まらず、カウント3ボールからフルカウントになり、<大山悠輔>は内角直球をはじき返し、三遊間を破るサヨナラ適時打で、4番の貫禄を見せての勝利でした。
先発の<才木浩人>は、5回95球5安打6奪三振3四球で1失点(自責点1)の力投でしたが、七回<佐藤輝明>の失策からゲーム展開が変わる今シリーズを象徴するような試合展開となりました。
阪神は2番手<桐敷拓馬>の2失点(自責点1)以降強力救援陣〈石井大智→島本浩也→湯浅京己→岩崎優〉がオリックスにリードを与えることなく、価値ある1勝を挙げています。
10月31日18:03、観客数4万0994人の阪神甲子園球場にて日本シリーズ第3戦「阪神ーオリックス」が行われ、阪神は「4-5」で逆転負けを喫して、シリーズ1勝2敗と黒星先行となっています。
先発の<伊藤将司>は、今季ワーストとなる5回83球5安打2奪三振4失点(自責点2)で降板。四回までは1失点でしたが、五回につかまりました。
初回は2死から<森>に中前打を許しましたが、続く<頓宮>を中飛に抑え、計14球で3アウトを取っています。二、三回は三者凡退と快調に投げ進めていましたが、1点リードの四回に<頓宮>に中堅左に同点ソロを打たれています。
投手戦が続くとみられましたが、五回に<伊藤将司>がつかまります。無死一、三塁から<広岡>の遊ゴロ併殺崩れの間に勝ち越しを許すと、投手<東>の投前に転がった送りバントを二塁に悪送球。<中川圭>は二飛に仕留めましたが、ここまで10打数無安打の<宗>に日本シリーズ初安打となる右中間への2点適時二塁打を許して一挙3失点となりました。<伊藤将司>の4失点は今季ワーストタイでした。
打線は二回に<坂本>の併殺崩れの間に先制点を奪いましたが、相手先発<東>を打ち崩せず、好機を作りながらも、本塁が遠い展開でしたが、4点を追う七回、1死満塁で<中野拓夢>の一ゴロの間に三走が本塁に生還で「2-5」。なおも2死二、三塁で<森下翔太>が日本シリーズ初打点となる右前2点適時打を放ち、「4-5」と1点差に詰め寄りましたが、八回は<宇田川>、九回は2つの四球で2死一、二塁の好機で<大山悠輔>が<平野佳>に三振に打ち取られ、3時間51分の試合終了でした。
29日18:33、観客数3万3584人の京セラドーム大阪にて日本シリーズ第2戦「オリックスー阪神」が行われ、阪神は昨日の「8-0」の勝利と真逆の「0-8」の完封負けを喫しています。
阪神先発<西勇輝>がオリックス打線に捕まりました。両軍無得点の3回、2番に入った<西野>に右中間への適時三塁打を許し、先制点を奪われました。4回には7番<紅林>から4連打を浴び、3失点。3回2/3を68球投げ6安打2奪三振4失点(自責点4)で2番手<ビズリー>に引き継ぎました。
4点ビハインドの7回には3番手の<岡留英貴>が2死満塁のピンチをつくって降板。救援した<島本浩也>が代打<ゴンザレス>に左中間フェンス直撃の走者一掃3点適時二塁打を浴び「0-7」となり、トドメを刺されました。
第3戦は、31日から1勝1敗で互角の状況から甲子園で仕切り直しの3連戦です。仮に甲子園で3千3勝なら、本拠地で38年ぶり日本一の胴上げが可能なだけに、奮起を期待しています。
28日18:34、観客数3万3701人のキョウセラドーム大阪にて59年ぶりの関西対決となりました日本シリーズ「オリックス―阪神」1回戦が行われ、阪神は1985年の初戦以来となる「8-0」で「日本シリーズ」完封勝ちとし、1985年11月2日に球団唯一の日本一を達成して以来、「日本シリーズ」での敵地勝利としています。
打線は、四回先頭の<佐藤輝明>が中前打で出塁。次打者<ノイジー>の初球で<佐藤輝明>が二盗に成功。1死三塁から「7番・DH」の<渡辺諒>が先制打を放っています。オリックス<山本由伸>には通算8打数1安打でしたが、期待に応えました。さらに、2死一、二塁から<近本光司>が2点三塁打、<中野拓夢>が左前適時打と続き、一挙4得点を奪いました。
勢いは止まらず、六回2死一、三塁で<木浪聖也>が左前適時打、<坂本誠志郎>が左翼線二塁打と続き、<山本>を六回途中103球計10安打、6失点でマウンドから引きずり降ろしました。
先発<村上頌樹>は4回まで無安打投球。五回は先頭<森>に天井直撃の二塁打を許しましたが、無失点で切り抜けています。100球を投じ、7回2安打1四球の無失点で白星を挙げています。8回<加治屋 蓮>→9回<岩貞祐太>が共に3人で打ち取り無得点に抑えています。
前年まで0勝の投手が、シーズン2ケタ勝利(10勝6敗/防御率1.75)と日本シリーズ初戦先発勝利は来日1年目だった1995年のヤクルト<ブロス>以来2人目。新人や外国人投手を除けば、史上初の快挙を成し遂げています。
27日、11月23日に神戸と大阪で同日開催されるプロ野球<阪神タイガース・オリックス・バファローズ>の優勝パレードについて、兵庫県、大阪府などでつくる実行委員会は当日のコースとスケジュールの詳細を発表しています。
パレードは、企業からの協賛や個人からの寄付を募って行うとしていて、11月30日までクラウドファンディングで資金を募るということで、目標額を「5億円」に設定して18日からスタートさせていますが、25日までに集まったのは「3242万円」で目標のわずか「6%」と苦戦しています。
神戸・三宮発の兵庫会場は午前11時に阪神、午後2時にオリックスが登場。フラワーロード周辺でパレードを展開します。
大阪会場は御堂筋の北浜3交差点から新橋北交差点までのを約1・7キロにおいて、午前にオリックス、午後に阪神がパレードする予定です。
兵庫会場は東遊園地前をスタートし、フラワーロードを北上。神戸国際会館前の交差点で西へ折れ、大丸神戸店前のスクランブル交差点まで進んだ後、ゴール地点のメリケンパークまで南下します。距離は約2キロ。両球団の選手たちはパレード車に乗って、同じコースを通ります。
阪神の神戸パレードは、2003年のセ・リーグ優勝時以来20年ぶり。2003年は<星野仙一>監督(優勝当時)や選手たちを一目見ようと、約25万人が沿道に詰めかけました。
<オリックス>の神戸パレードは<仰木 彬>監督がイチロー選手(当時)らを擁して19年ぶりにグリーンスタジアム神戸にて巨人を倒し日本一になった1996年以来27年ぶりとなります。
26日午後5時前、都内ホテルにて「プロ野球ドラフト会議」(正式名称: 新人選手選択会議)が行われました。去年まで新型コロナの影響で12球団が別々の部屋に入りオンラインで行われましたが、ことしは4年ぶりに関係者が一堂に集まり観客も入る中での開催となりました。
阪神はドラフト1位で青学大の<下村海翔>投手(兵庫県西宮市出身)の一本釣りに成功するなど、独自路線で投手4人、内野手2人を指名しています。
今年も異色のドラフトとなりました。<岡田彰布>監督が望んだ即戦力右腕を1位で一本釣りすると、2位はリリーフで剛腕タイプの<椎葉剛>を指名。3位で仙台育英の<山田脩也>、4位で東海大熊本星翔の<百崎蒼生>と今夏の甲子園を沸かせた高校生内野手を指名しています。
5位でもリリーフタイプのJR西日本<石黒佑弥>、6位では伸びしろ期待の大経大<津田淳哉>と投手を指名。2位の<椎葉剛>をのぞく3投手はいずれも上背が180センチに満たない投手となっており、独自の指名基準が色濃く出た形となりました。
21日18:00、観客数3万5804人の京セラドーム大阪にてクライマックスシリーズ:パリーグ・ファイナルステージ「オリックスーロッテ」第4戦が行われ、オリックスが「3-2」で勝ち、3年連続日本シリーズ進出を決めています。3勝1敗(アドバンテージ1勝を含む)で迎えた4戦目は<森友哉>が特大2ランを右翼席へ運び、先制。先発<宮城大弥>は6回76球4安打4奪三振無四球無失点と好投でした。
初回1死一塁、<森>がロッテ<種市>の直球を捉え、先制2ラン。六回1死三塁では5番<杉本裕太郎>が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放っています。7回2死二塁では、今季CS最終S初出場となる「T―岡田」が代打で出場。中前打を放っています。
<宮城>は二回1死から<茶谷>に中前打を許すものの、<安田>、<山口>を連続三振。六回は先頭<荻野>に二塁打を浴び、なおも1死三塁。<石川慎>を三ゴロ、<ポランコ>を空振り三振に封じています。八回、<山崎>が先頭<藤原>に右翼席へソロを被弾。2戦連続の完封リレーとはなりませんでしたが、しっかりと後続を打ち取っています。
日本シリーズでの関西対決は、1964年の阪神と南海(現ソフトバンク)以来59年ぶり。オリックスと阪神では初めて。28日の日本シリーズ第1戦は本拠地の京セラドームで開幕です。
20日18:00、観客数4万2642人の阪神甲子園球場にてクライマックスシリーズ:セリーグ・ファイナルステージ「阪神ー広島」第3戦が行われ、阪神が「4-2」で勝ち、3連勝で球団としては2014年以来、9年ぶりとなる日本シリーズ進出を決めています。
先発の<大竹耕太郎>は、五回106球7安打3奪三振1四球2失点(自責点2)で降板、六回・七回は<桐敷拓馬>、2点リードで迎えた八回には<岩貞祐太→石井大智→島本浩也>と一気に3人をつぎ込み、最終回は守護神の<岩崎優>が1死一、二塁のピンチを招くも無失点に抑え、勢いに乗って勝ち上がってきた広島に3試合とも逆転勝ちで3連勝でした。
打線は三回まで広島先発<床田>に対し無安打でした。しかし先制された直後の四回、<中野拓夢>がクライマックスシリーズ初安打でチャンスメークすると、<大山悠輔>が四球を選択。2死一、二塁で<ノイジー>が右前適時打を放ち同点に追いつくと、<坂本誠志郎>も左前適時打を放って「2-1」と勝ち越しに成功しました。
直後の五回に同点に追いつかれましたが、六回2死では<佐藤輝明>が中前打で出塁。<ノイジー>が四球でつなぎ、再び<坂本誠志郎>が右前適時打を放って「3-2」と勝ち越し、七回は代わったばかりの<矢崎>から先頭<木浪聖也>が左前打。代打<小幡>が犠打、<近本光司>が申告敬遠、<中野拓夢>が四球で1死満塁になり、<森下翔太>が四球を選び押し出しで「4-2」とダメを押しました。
19日18:01、観客数4万2630人の阪神甲子園球場にてクライマックスシリーズセリーグ・ファイナルステージ・第2戦「阪神ー広島」が行われ、阪神が「2X-1」でサヨナラ勝ちを収め、アドバンテージを含む3勝0敗とし、9年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけています。
阪神は1点を追う2回1死から<佐藤輝明>が右前打で出ると、続く<ノイジー>の右前打を右翼<末包>が後逸。一塁から<佐藤輝明>が生還し、ラッキーな形で「1-1」の同点としました。
9回1死から<大山悠輔>が二塁打、続く<佐藤輝明>は三振、<ノイジー>が申告敬遠、<坂本誠志郎>が四球で2死満塁の好機に、今季満塁では18打数8安打1本塁打19打点の打率4割4分4厘の<木浪聖也>が登場。6球目のカットボールを右前に運んで試合を決め、2夜連続の逆転勝利を飾っています。
投げては先発<伊藤将司>が再三走者を背負いながらも初回の1失点のみで粘りの投球を見せています。6回には2死一、二塁の危機を招くも、5番<西川>を遊直に打ち取りました。7回99球5安打3奪三振2四球の1失点(自責点1)で引き継ぎ、8回は<石井大智>→<島本浩也>→<ブルワー>の継投で2死一、二塁のピンチを切り抜け、9回は<岩崎優>が2三振と二飛の3人で抑え勝利投手になっています。
18日18:00、観客数4万2641人の阪神甲子園球場にてクライマックスシリーズセリーグ・ファイナルステージ・第1戦「阪神ー広島」が行われ、阪神が「4-1」でファーストステージを勝ち上がってきた2位・広島を逆転で下し、アドバンテージを含めて2勝としています。
ファイナルステージ開幕投手の大役を任された<村上頌樹>投手が、投打の活躍で、価値ある白星を挙げています。
立ち上がりから安定感抜群の投球を披露。四回こそ先頭の<小園>に右翼フェンス直撃の三塁打を浴び、1死後に<秋山>に右犠飛を打たれ先制点を許しましたが、追加点は与えませんでした。
その裏に3番<森下翔太>が、<九里>から左翼席へソロ本塁打を放ち、試合を振り出しに戻しました。そして同点の五回。7番<坂本誠志郎>の死球、8番<木浪聖也>の右前打で1死一、三塁の好機を作ると、代打を送られることなく打席に入った9番<村上頌樹>が、<九里>の初球を完璧にとらえて一塁線を痛烈に破る2点適時打となる二塁打を放って「3-1」と勝ち越し、さらに1番<近本光司>の中前打で二塁から激走生還し、3点リードを奪いました。
先発<村上頌樹>は投げても6回101球3安打6三振3死球1失点(自責点1)の好投でした。七回から登板の2番手<桐敷拓馬>は<坂倉・田中・堂林>を3者連続奪三振、八回は<石井大智>→<島本浩也>が抑え、最終回は守護神の<岩崎優>が先頭打者<小園>に中安で走者を出しながらも<西川・秋山・代打:上本>を三者連続三振で締めくくりました。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ