23日18:00、閑寂数3万3206人の横浜スタジアムにて「DeNAー阪神」9回戦が行われ、阪神は「1-3」で負け、〈鬼門〉の横浜スタジアムで球団ワーストとなる11連敗を喫し、首位攻防第1試合目を落としています。2位・DeNAとの差は「1・5」ゲームに縮まっています。
先発投手予告通り、先発転向2試合目の<ビーズリー>は、3回71球5安打1三振3死球2失点【自責点2)で降板。二回1死一、三塁のピンチは切り抜けましたが、三回につかまりました。簡単に2死を奪った後、3番<佐野>に右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、4番<牧>には中前に落とされ先制点を奪われ、5番<宮崎>にも左中間を破る二塁打を許して、3連打で2点目を献上しています。
四回からは今季初昇格の<馬場皐輔 >が初登板。2イニング連続三者凡退で1人のランナーも出さず、二回無失点の完璧なリリーフを見せました。だが、3番手の<K・ケラー>は代わりばなの六回無死、<ソト>に滞空時間の長い5号ソロを左翼スタンドに放り込まれて、今季初被弾で手痛い3点目を奪われました。
打線は初回に先発<今永>から<中野拓夢>が二塁打を打ち、1死二塁の得点機を生かせず。その後は七回まではヒット2本に封じこめられました。八回1死から代打<原口文仁>と<近本光司>の初めての連打でチャンスを作るも、後続が倒れています。
完投完封勝利を狙った<今永>は9回も続投で登板でしたが、九回先頭の<大山悠輔>が阪神ファンが陣取る左翼席へ、13試合ぶりの8号ソロ本塁打を放ち、なんとか今季8度目の完封負けだけは免れています。
19日、阪神が先発ローテーションを再編しているようです。リーグ戦が再開する23日のDeNA戦(横浜)に来日未勝利の<ジェレミー・ビーズリー>投手を起用。24日は<伊藤将司>、25日は<才木浩人>と続くようです。
<ジェレミー・ビーズリー>は5月下旬に中継ぎから転向し、16日のソフトバンク戦(甲子園)で初先発。力みもあり初回に失点し、4回4安打1失点で交代しています。エース格を当てるケースが多いカード初戦にまさかの抜てき。これにより、<伊藤将司>は余裕のある中8日となります。相手の対応が難しい右→左→右の並びとなっています。
さらにリーグトップの防御率「1・13」の<大竹耕太郎>、5勝3敗、同「1・75」で先発を引っ張る<村上頌樹>の出番は次カードの中日戦(甲子園)。2位との直接対決にぶつけることも可能ですが、<大竹耕太郎>は中10日で28日、<村上頌樹>は中15日で29日へ。27日に中12日の<西勇輝>を含め、4月前半からローテを守ってきた3人をリフレッシュ休暇させるとみられます。
交流戦は借金3(7勝10敗1分け)に終わり、DeNAとのゲーム差は最大「6・5」から「2・5」に迫られています。9連戦も強いられ、ナインの疲労はいがめません。選手の回復に目を向け、全休したチーム全体の練習再開も21日からです。20日も調整を行う先発陣と2軍戦に出場する一部の野手以外は連休。目先の勝負よりも長丁場を見据えた配慮優先体制のようです。
18日14:02、今季最多を更新する観客数4万2640人の阪神甲子園球場にて、最後のセ:パ交流戦として「阪神ーソフトバンク」3回戦が、阪神「父の日」仕様の帽子とユニフォーム行われました。
阪神は4時間23分の試合時間でしたが、「0-9」の大差で今季7度目の完封負けで2連敗。4カード連続負け越しで、セ・パ交流戦1位(11勝6敗)の2位・DeNAにゲーム差「2」差と迫られています。セ・パ交流戦の阪神は、7勝10敗1分けでした。
両軍無得点の七回1死一、三塁で3番手の<加治屋蓮>投手が今季初自責点となる適時打を浴びると3失点で交代、<及川雅貴>投手、<浜地真澄>投手、<カイル・ケラー>投手3人が2失点ずつを許して、9点を失いました。
先発<才木浩人>投手は5回102球2安打7奪三振4四球の無失点で、交流戦では3試合21回を投げ、2015年の<メッセンジャー>、昨年の<青柳晃洋>(ともに阪神)、<加藤貴>(日本ハム)に次いで4人目の防御率「0・00」でした。
17日14:01、観客数は今季最多を更新する4万2635人の阪神甲子園球場にてセ・パ交流戦「阪神ーソフトバンク」2回戦が行われ、阪神は「4-6」の逆転負けを喫し、1試合を残して交流戦の負け越しが決定(7勝9敗1分け)、2位・DeNAとのゲーム差は「3」に縮まっています。
打線は二回無死一、三塁で、<坂本誠志郎>が1ボールから意表を突くセーフティースクイズで先取点を奪いました。<坂本誠志郎>は四回1死一、三塁の好機でも三塁線を破る適時二塁打をマーク。その後の2死満塁で<近本光司>が右前適時打を放ち、さらに2点を追加し、終始試合を優位に進めていたのですが、9回2死からまさかの逆転劇が待ち受けていました。
先発の<大竹耕太郎>は古巣・ソフトバンクに対して6回97球4安打7奪三振1失点(自責0)の好投で勝ち投手の権利をもって降板でしたが、今季7勝目はならず、残念なことに20人目の<西勇輝>(阪神)に続いて21人目の全12球団からの勝ち星となる記録を残せませんでした。
七回に登板した<及川雅貴>が代打<野村勇>に浴びた1点差に詰め寄られる1号2ラン本塁打が悪夢の序章でした。1点リードの九回、1死から<岩崎優>が代打<嶺井>の二塁打と四球などで2死一、二塁のピンチを招くと、<中村晃>に左中間を破られる逆転の2点適時二塁打を打たれ、負け投手〈2勝1敗10セーブ〉となりました。5番手<石井大智>も<今宮>に適時打を許して、勝利まであと1球コールから3失点です。
15日のオリックス戦では<湯浅京己>が1点リードの九回にソロ本塁打2本を浴びて逆転負けを喫して2軍降格となっています。8日の楽天戦でも、<湯浅京己>が1点リードの九回に逆転サヨナラ3ランを浴びるなど、終盤で試合をひっくり返されるケースが目立ち、今季10度目の逆転負けでした。
16日18:00、今季最高の観客数4万2631人の阪神甲子園球場にてセ・パ交流戦「阪神ーソフトバンク」1回戦が行われ、阪神が「4-1」の逆転勝ちで連敗を逃れ、チームは貯金を「16」とし、交流戦7勝8敗1分けで、残り2試合で勝ち越しの可能性を維持しています。
来日初先発となった<ビーズリー>は4回4安打1失点で降板。初回2死一、二塁で<牧原大>に先制の右前適時打で先制点を献上。その後は2度得点圏に走者を背負うも切り抜けましたが、球数は79球を要し、四回を投げきったところでマウンドを降りています。
試合の流れを安定させたのは中継ぎ陣でした。五回から登板した2番手<島本浩也>は2回1安打無失点。直後に味方が勝ち越し、今季2勝目を手にしています。3番手<加治屋蓮>は得点圏に走者を背負いながら7回を無失点。4番手<岩貞 祐太>も8回を三者凡退に抑える好投でした。9回は<岩崎優>が打者3人を打ち取り10セーブ目を挙げています。
打線は、三回までは先発<和田>にパーフェクト投球を許して攻撃の糸口をつかめませんでしたが、四回無死満塁から<ミエセス>が同点中犠飛。七回2死一塁では代打<原口>が左中間フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打を放ち、「2-1」と逆転しています。続いて2死二塁の好機に、<佐藤輝明>がソフトバンク先発<和田>のチェンジアップを捉え、今季9号となる2ランを右翼席ポール横に打ち込んで「4-1」としています。自己最長ブランクとなる95打席ぶりの本塁打でした。
15日18:00、観客数4万2618人の阪神甲子園球場にて、セ・パ交流戦「阪神ーオリックス」3回戦が行われ、阪神は「2-3」の悪夢の逆転負けでカード「1勝2敗」で負け越し、2回終了時点で降雨ノーゲームでした2位・DeNAとのゲーム差は「3」となっています。
打線は四回、先発の<伊藤将司>が適時打を放ち、先発としても7回105球4安打5奪三振3四球の1失点(自責点1)の好投でしたが、甲子園12連勝はなりませんでした。
悪夢は九回でした。<湯浅京己>が1点リードの状況で八回を抑えた2番手<岩崎優>に続きクローザーとしてマウンドへ上がりましたが、1死から<頓宮>には左翼席へ5号同点ソロ本塁打。さらに2死、フルカウントから<杉本>に勝ち越し10号ソロ本塁打を打たれてしまいました。
<湯浅京己>は8日の楽天戦でも逆転サヨナラ3ランを被弾していますが、この試合の先発も<伊藤将司>でした。11日の日本ハム戦はセーブを挙げましたが、またも敗戦投手となり、〈0勝2敗8セーブ〉となっています。
14日18:01、観客数4万2620人の阪神甲子園球場にてセ・パ交流戦「阪神ーオリックス」2回戦が行われ、前夜完封負けから一転「8-3」で快勝しています。2位DeNAが日本ハムに「2-1」で勝っていますので、ゲーム差は「3.5」のままです。
先発の<西勇輝>は、6回94球5安打3奪三振2四球1死球で2失点(自責点2)で4勝目(4敗)を挙げ通算防御率を「4.18」としています。阪神移籍後、通算3度目の先発で古巣オリックスから勝ち星を挙げ、日本プロ野球史上20人目の全12球団からの勝利を果たしてています。2番手の<加治屋>は23試合目で初失点(自責点0:通算防御率0.00)でしたが最少失点に抑えています。この日1軍登録に復帰した<岩貞祐太>は3番手で登板し、三者凡退に抑え、4番手<及川雅貴>に引き継いでいます。
初回からオリックスの先発<曽谷>を攻略しました。1点先制された直後、<近本光司>が22打席ぶりの安打で出塁すると、<中野拓夢>が四球、<ノイジー>が死球で無死満塁とし、<大山悠輔>の犠飛で「1-1」の同点に追いつきました。
なおも1死一、二塁で来日後初の5番に座った<ミエセス>が中前適時打で「2-1」。さらに<佐藤輝明>も16打席ぶりの安打が2点適時打となり「4-1」とこの回一挙4点を奪い逆転しました。
2点リードの四回には四球と犠打で2死二塁の場面で、<近本光司>が右中間へ適時三塁打を放ち1点追加で「5-2」。ここで<曽谷>を引きずり下ろし、代わった<本田>からも<中野拓夢>が四球を選び2死一、三塁になり、<ノイジー>の左線への二塁打でさらに2点を加えて「7-2」としています。
1点を返された直後の七回には4番手<宇田川>から2者連続四球などで2死一、三塁。<木浪聖也>の適時打で再び5点差とダメを押しました。
13日18:01、観客数4万2625人の阪神甲子園球場にてセ・パ交流戦「阪神ーオリックス」1回戦が行われ、阪神はオリックスのエース<山本由伸>に8回2安打に封じられ、「0-2」の今季6度目の完封負けを喫しています。
また、今季ワースト1試合3失策も喫し、交流戦の失策数は12球団ワーストの13となっています。
阪神先発の<村上頌樹>が、オリックス<山本由伸>との緊迫の投手戦を繰り広げる中、味方のミス連発に足を引っ張られて先制点を奪われました。四回先頭の<宗>の当たりを、<大山悠輔>が捕球しきれず失策し、続く<杉本>には中前打。無死一、三塁から<頓宮>のゴロを捕球した<渡辺諒>は、体勢を崩しての二塁悪送球でアウトを取れず。無死満塁にピンチが広がると、<中川圭>に先制右適時打を浴びました。七回にはゴンザレスに8号ソロを右翼席に打ち込まれ、8回112球4安打9奪三振2失点(自責1)で降板で5勝3敗となっています。
<山本>の快投に阪神打線は、四回2死から<ノイジー>が四球を選び初めて出塁するも、<大山悠輔>は見逃し三振。五回には2死から<坂本誠志郎>が中前に運んで初安打を打ちましたが、<木浪聖也>が二ゴロに倒れています。
七回、最大の好機が訪れます。2死から<前川右京>の四球と<渡辺諒>の一塁失策で、初めて得点圏へ走者を進めました。続く<坂本誠志郎>の三塁線への鋭い直飛は、<宗>が直接捕球しきれず、一塁へワンバウンド送球となり、リプレー検証の末に判定変わらず、内野安打となって二死満塁の絶好機を作りましたが、<木浪聖也>の遊ゴロで終えました。この日の安打は<坂本誠志郎>の2安打だけに抑えられ12三振を奪われ、2時間35分の試合を終えています。
<阪神タイガース>は、13日から甲子園でオリックス3連戦に臨みます。2005年からのセ・パ交流戦では通算31勝31敗3分けの拮抗した成績です。
初戦はエース<山本由伸>投手(24)が登板です。優勝を飾った今春のWBC先発陣では今季、DeNA<今永>とロッテ<佐々木朗希>に黒星を付けていますが、NPB組の侍3本柱を〈総ナメ〉にできるでしょうか。
<山本由伸>は、最速159キロの直球に、多彩な変化球はどれも一級品で右腕攻略は、容易ではありません。
ただ、今季の阪神も粘り強さを見せています。チーム打率2割4分4厘はリーグ3位ながら、集中打や12球団トップの214四球(敬遠四球は除く)が示す出塁は好機につなげています。
5月12日のDeNA6回戦では、今季初対戦の<今永>を4回5失点でKO。6月4日のロッテ2回戦は<佐々木朗希>に6回1安打1失点と抑えられましたが、5四死球などで苦しめて今季初黒星をつけています。
3連戦の舞台が甲子園だけに、声出し応援が4年ぶりに解禁され、最大4万2000人超の声援はすさましく、選手には大きな力となっています。主催試合では12球団トップの貯金13を生み出しています。
試合開始は<18:00>、9連戦の休養が取れていればいいのですが。<阪神タイガース>(777)は勝利で飾りたいものです。
11日13:00、観客数3万2087人のエスコンフィールドにてセ・パ交流戦「日本ハムー阪神」3回戦が行われ、阪神が「1-0」の今季9度目の完封勝ちで連敗を3で止めて、9連戦4勝4敗1分けで終えています。
2回1死三塁で<渡辺諒>が先制打を放っています。3試合無安打でした5番<佐藤輝明>がスタメンから外れ、代わって三塁で起用された6番が、5番<前川右京>の右三塁打に続き、中堅に打ち返し1点を挙げています。
先発の<才木浩人>が走者を許しながらも7回106球4安打5奪三振2四球の無失点の投球で自身4連勝の5勝目(3敗)を挙げ、通算防御率を「1.53」としています。
<才木浩人>は初回から3イニング連続で先頭打者を出塁させましたが、得点を許しませんでした。六回1死一、二塁のピンチでは<万波>を併殺打に仕留め、途切れることなくスコアボードにゼロを刻み、8回<岩崎優>(H)→9回<湯浅京己>(8セーブ)とつないで日本ハム打線を完封しています。
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