「1ドル=154円65銭」
5月
16日
15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比1円55銭円高・ドル安の「1ドル=154円85〜95銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=154円70銭」、安値は「1ドル=155円80銭」でした。
15日朝発表の4月の消費者物価指数(CPI)を受け、米長期金利が低下(債券価格は上昇)しました。日米金利差の縮小観測を背景に円買い・ドル売りが優勢となりました。
4月の(CPI)は前月比の上昇率が(0.3%)と、市場予想(0.4%)を下回りました。エネルギーと食品を除くコア指数は前月比(0.3%上)昇と3月の(0.4%)から減速しています。インフレが再加速し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始が遅れるとの観測が後退しています。
15日発表の4月の米小売売上高と5月のニューヨーク連銀製造業景況指数はいずれも市場予想を下回りました。米景気の先行きに対する警戒も円買い・ドル売りを促しています。