「1ドル=156円24銭」
5月
14日
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比45銭円安・ドル高の「1ドル=156円20〜30銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=156円26銭」と1週間半ぶりの円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「1ドル=155円69銭」でした。
米国のインフレ懸念が強く、日米の金利差が開いた状況が長引くとの観測から円売り・ドル買い優勢でした。
ニューヨーク連銀が13日発表しました4月の消費者調査で、1年後の予想インフレ率が(3.3%)と3月(3.0%)から上昇しています。前週末にミシガン大学が発表しました5月の米消費者調査でも1年後の予想インフレ率が4月を上回っていたため、相場は敏感に反応しています。
円は売り一巡後は下げ渋っています。今週は14日に4月の米卸売物価指数(PPI)、15日に4月の米消費者物価指数(CPI)と米小売売上高の発表を控えています。14日には<パウエル(FRB)議長>の発言機会も予定されており、内容を見極めたい雰囲気もありました。