ダウ平均株価(5月15日)終値3万9908ドル00セント
5月
16日
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。朝発表の4月の米消費者物価指数(CPI)は「3.4%」上昇とおおむね市場予想の範囲にとどまりました。インフレが再加速し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ転換が遅れるという警戒が和らぎ、(3月28日)に付けました最高値「3万9807ドル37セント」に迫る伸びを見せています。
4月の(CPI)は前月比の上昇率が(0.3%)と市場予想(0.4%)を下回りました。エネルギーと食品を除くコア指数は前月比(0.3%)上昇と市場予想に一致しています。コア指数は前年同月比の上昇率が市場予想と同じ(3.6%)となり、3月(3.8%)から伸びが鈍化しています。
米債券市場では長期金利が大幅に低下しています。一時は前日比(0.10%)低い(4.34%)と、およそ1カ月ぶりの低水準を付けています。金利の低下で相対的な割高感が薄れたとして、ハイテク株を中心に買いが入っています。
一方、米景気の減速感が強まっていることは、株式相場の上値を抑えています。15日発表の4月の米小売売上高は前月比で横ばいと、市場予想(0.4%増)に届きませんでした。前月分は(0.7%増)から(0.6%増)に下方修正されています。同日発表の5月のニューヨーク連銀製造業景況指数は(マイナス15.6)と、市場予想(マイナス10.0)を下回りました。
ダウ平均株価は、前日比349ドル89セント(0.88%)高の3万9908ドル00セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比231.21ポイント(1.40%)高の1万6742.39でした。
S&P500種株価指数は、前週末61.47比ポイント (1.17%)高の5308.15でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比231.21ポイント(1.40%)高の1万6742.39でした。
S&P500種株価指数は、前週末61.47比ポイント (1.17%)高の5308.15でした。