「1ドル=155円84銭」
5月
17日
17日午前の東京外国為替市場で円相場は大幅に下落しました。12時時点は「1ドル=155円87〜89銭」と前日17時時点と比べて1円46銭の円安・ドル高でした。
11時半すぎには一時「1ドル=155円93銭」近辺まで売られています。日銀が17日の定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で購入予定額を据え置いています。日銀が正常化に慎重との受け止めが広がって、円売り・ドル買いが増えました。
日銀は国債買いオペで残存期間「5年超10年以下」など4本の購入予定額を据え置いています。13日のオペでは「5〜10年」を減額し、外為市場で円買い・ドル売りが増える場面がありました。きょうのオペも一部で減額の思惑があり、据え置きを受けて(国債買い入れの減額に対する)日銀の慎重な姿勢が確認されています。
このところの米長期金利の低下が一服しているのも、日米金利差が開いた状態が続くとの見方から円相場を下押ししました。16日は米連邦準備理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見方を示し、米長期金利が上昇しています。