7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反落し、前日比1円40銭円安・ドル高の「1ドル=143円75〜85銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=144円00銭」、高値はs「1ドル=142円91銭でした。
貿易問題を巡る米中の対立緩和への期待などから米国株など価格変動の大きいリスク資産が上昇し、低リスク通貨とされる円が売られました。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急がない姿勢を示したことがドル買いを誘っています。
米政権が6日夜、
<ベッセント米財務長官>などが今週スイスを訪問し、中国の代表と貿易問題を巡って正式に協議すると発表しました。話し合いは10日に始まる予定です。<ベッセント財務長官>は、6日夜のFOXニュースのインタビューで、緊張の緩和につながるものになると述べています。<トランプ米大統領>が午後に交渉を進展させるための早急な対中関税引き下げは考えていないと述べるなど米中協議を巡っては依然として不透明感が強く、ただ、対話が本格的に始まることがリスク資産に対する投資家心理の改善につながりました。
為替市場では「パウエル議長から利下げに前向きなハト派よりの発言があまり聞かれず、ドル買いを誘ったようです。