「1ドル=145円47銭」
12月
13日
12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前日比75銭円高・ドル安の「1ドル=145円40~50銭」で取引を終えています。米長期金利が低下し、日米金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢でした。
米長期金利が朝方に前日比(0.08%)低い(4.15%)に低下し、円も買われ、「1ドル=144円75銭」まで上昇しています。同日の米30年物国債入札が「好調」だったこともあり、米長期金利は低下して終え、円を支えました。
12日発表の11月の米消費者物価指数(CPI)は前月比(0.1%)上昇と、市場予想の(横ばい)を上回りました。一方、前年同月比では市場予想と同じ(3.1%)の上昇でした。全般にインフレは減速しているものの、鈍化ペースの緩やかさも意識されました。(CPI)を受けて10年債利回りが一時(4.25%)まで上昇し、円は伸び悩んでいます。
13日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、14日に欧州中央銀行(ECB)理事会、来週に日銀の金融政策決定会合を控え、相場の方向感が定まりにくいい状況で、この日の円の安値は「1ドル=145円85銭」でした。