白色の花弁の表面に黄橙色の突起物ができ、その部分を囲むように青紫色の模様が入る、清楚な花の【シャガ】です。
花としては、3枚の外花被(蕚)と内花被(花冠)とからなる構成で、花弁の色としては白色と淡青色の2種類しか存在しません。
花弁の縁にはフリルがあり、ギザギザの形状があります。
アヤメ科アヤメ属の常緑多年草で、葉は艶のある緑色で左右から扁平になっている単面葉です。
学名には<japonica>と付いていますが、原産地は中国です。
かなり昔に日本にもたらされたようで、帰化植物として繁殖しています。
【シャガ】は「三倍体(3n)」の植物ですので種子ができず(不稔性)、日本に存在するすべての花は同一の遺伝子を持っています。
清楚な花らしく、一日花としてしぼんでしまいますが、次々に新しい花を咲かせて楽しませてくれます。
別名としては「胡蝶花」、俳句の世界では「著莪」と表記されています。
累計発行部数1000万部を突破する<小畑友紀>の人気少女漫画を、 前篇(2012年3月17日公開) ・後篇の2部作で実写映画化された『僕等がいた 後篇』が、2012年4月21日より全国で公開されます。
東京へ引越した矢野との再会を夢見て大学進学を果たした「七美」(吉高由里子)でしたが、待っていたのは最愛の人の消息不明という事実でした。苦渋の決断の末に姿を消した「矢野」(生田斗真)と「七美」は数年後、思いがけない再会を果たしますが。
前篇に続き<生田斗真>と<吉高由里子>がダブル主演する純愛ストーリーの完結篇になります。
監督は、 『ソラニン』 (2010年)で長編初デビューの<三木孝浩>が務めています。
これは小説ではなく、「戯曲」です。
精神科医になっていた高校時代の仲間が殺人事件で亡くなり、当時の映画研究会の同窓生男女5人が、葬式の帰りに集まります。
いまは映画監督として活躍している<タカハシ>の依頼で、エキストラの出演依頼で集まったメンバーでもあります。
久しぶりに集まった仲間ですが、誰かが席をはずすと、その人物のうわさ話に花が咲くというお決まりの流れの中で、高校時代の文化祭で起こった食中毒事件が話題となり、犯人捜しに興味は移るのですが・・・。
登場人物の5人を通して、人間の懐疑心と嫉妬の錯綜する構成ですが、読後感は「んん~」でした。
「戯曲」というのは、台詞とト書きの合間の「間」を想像する力が必要で、落語を文字で読んでも面白くないのと同様、台詞の意味合いを考えながらの読書は、疲れる作業でした。
おそらく著者の作品として初めての作品ですから、三島由紀夫や安部公房・井上ひさしのように、多くの作品を読んでいる延長として「戯曲」を読むと、著者のイメージに近付けたかもしれません。
馴染みの立ち呑み屋【鈴ぎん:福寿】の <川本店長> さん、いつもわたしのブログを見ていてくれます。
先日 「千とせ:肉うどん」 を取り上げましたが、厳しい採点のわたしが珍しくほめていましたので、どのような味なのかと興味を持たれました。
本日お土産として差し入れ、わたしもビール片手に<こそっと>いただいておりました。
<川本店長>さん、「なんともいえぬ麺の味で、おいしかったです」との感想で、ひと安心です。
やはり関西人としては、カツオと昆布出汁の味が、落ち着くようです。
洋食を食べたい気分になり、洋食 「ふつき」 さんが閉店されていますので、板宿近辺の洋食店は限られてきます。
「ふつき」さんのマスターが使われていた洋包丁、長年カツ類を刻んできたために、真ん中の刃がすり減ってへこんでいたのが、懐かしいです。
板宿駅を中心に、北に「ポップボーイ」、西に「キャベツ」、そして東の「おくひら」と、黄金の三角地帯の中で悩みます。
金曜までは「サービスランチ」(700円)がありますので、ご近所の方で混んでいる【おくひら】さんですが、土曜日ということでのぞいてみました。
運よくカウンター席に座れ、「チキンカツ定食」(800円)を注文です。
小鉢は好物の「きんぴらごぼう」で、それだけで嬉しくなっておりました。
ジューシーなチキンカツ、上品な味わいのソースと共においしくいただいてきました。
2008年11月17日から5日間、阪急電鉄が大阪万国博覧会以来38年振りに、<神戸三宮駅~嵐山駅>間に、直通特急を運行させました。
それ以降人気があるのか、ゴールデンウィークや秋の紅葉の時期などに、直通特急を期間限定で運行させています。
今年も3月31日(土)から5月6日(金)の土・日・祝日に、一日一往復ですが、<高速神戸駅~嵐山駅>間を運行しています。
上りは<高速神戸(10:42)~嵐山(12:13)>、下りは<嵐山(16:16)~高速神戸(17:47)>の運行スケジュールで、<塚口・十三・淡路・桂・上桂・松尾>に停車します。
運よく、高速神戸駅で停車中の<臨時直通特急「あたご」>と遭遇いたしました。
一日一往復しかありませんが、阪神間から乗り換えなしに行けるのは便利です。
思わず飛び乗り、のんびりとした時間を持ちたいものだと思いますが、仕事のことを考えますと、嵐山で楽しむというよりは<嵐>に遭いそうなので諦めました。
ブラシ状の花穂を付ける植物として、名前通り 「ブラシノキ」 があり、また 「キャットテイル」 も良く似た形状をしています。
【アカシア・モニカ】は矮性で、もっとも小さなアカシアの品種になります。
マメ科アカシア属の植物で、原産地は「ブラシノキ」と同じオーストラリアです。
黄色い鮮やかな花穂と形状ですので、とても良く目だっていました。
アカシアと名のつく仲間は、南半球の熱帯から亜熱帯に多数分布しています。
この【ギンヨウアカシア】は、オーストラリア南東部原産で、マメ科(ネムノキ科)アカシア属に分類されている、常緑性小高木種です。
駅までの途中のお家で、ブロック塀からはみ出した枝が、小さな黄色い花を密集させる総状花序で、枝垂れ咲いていました。
銀色がかった色の葉をしていますので、「銀葉アカシア」と呼ばれる所以です。
別名、「ミモザアカシア」とも呼ばれています。<ミモザ>にはふたつあり、ひとつは学名そのものの「ミモザ」と称するブラジル原産の「オジギソウ」とか「ネムリソウ」とか言われている植物で、夏から秋のか開花で、俳句の季語として「夏」です。
春の花の盛りには、木々全体が真っ黄色くなりますので、壮観な眺めを見せてくれます。
よく似た花に「房アカシア」がありますが、こちらの方が「葉」の長さが長いとこいうことでしか、見分ける方法がないようです。
表題作の『マザコン』を含む、8編からなる短篇集です。
大人になった娘たちや息子たちから見た、母親へのさまざまな感情が交差する心の動きを描き、切ないまでの親子関係をさらけ出してくれています。
同性であるが故の母と娘の人間関係は、身体的な同一化が深く関わってていることを感じ取りました。この「母ー娘」の関係は、女性にしか描ききれないのかもしれません。
著者は各短篇の中で、その主人公たちが持つ母親というイメージを、徹底的にさらけ出してゆきます。
・・・おれと兄貴のランドセルなど、卒業アルバムだの、七五三の衣装だの、八年前に死んだ父親のネクタイの束など、そんなのどうでもいいものばかりがゴロゴロ出てきて、次第に気が滅入ってきた。
・・・潔癖症なうえ排他的で、猜疑心強く、人を信用せず、執念深い母の性質を、母の寝静まった台所で私たちは具体的に言い合った。そういう人が、慣習も常識も環境も違う場所で暮らしてゆけるはずがなかった
・・・私が結婚をしないのは母を見ていたからだった。結婚というものがいかに人を不幸にするか母にくりかえし教えられたからだった。
・・・私の母は週に一度電話をしてきては、定年後の父の立ち居振る舞いについて、放っておけば一時間は愚痴り、さらに放っておけば私に子どもを産む意思がないことを嘆き、自分の育て方が間違ってのかと言い募る。
それぞれの短篇に出てくる文章の一部ですが、どれもありふれた会話だと読み流してしまうのは、男性側からの目線でしかないように感じさせてくれる一冊でした。
東日本大震災の被災地義援金支援として、さんちかホールにて、【神戸の百人色紙展】が、4月12日(木)から17日(火)まで開催されています。
昨年 に続き2回目の開催です。
平日ということもあるのでしょうが、震災直後の開催に比べ、閑散とした雰囲気でした。
神戸芸術文化会議の所属する芸術家・文化人の作品が約250点展示されており、最低価格(3000円)での入札販売です。
二度ほど会場内を巡りましたが、残念ながら琴線に触れる作品はありませんでした。
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